平成最後の「就活解禁日」を前に

大学の履歴書添削で多くの大学生と話をしていると、今年の新卒就活は、例年にも増して「早期化」している様子。

2月の後半には、面接前に履歴書の確認に立ち寄る学生や、既にインターンシップで書類は提出し「今度最終面接なんです」と言う学生が…。

説明会へのエントリー解禁日とされる3月1日を前に、もう就活も半ばといった状況です。

今年は夏、そして秋冬と、インターンシップが多く開かれ、既にそこで企業と接点を持った学生は、2月には選考も進んでいるのです。

マイナビ・リクナビだって、以前は3月にサイトがオープンしていたのに、今ではインターンシップ用に3年生の6月から登録できます。

合同説明会だって、インターンシップ説明会や企業研究といった名称で、3月前から何度となく行われています。

敢えて「私服で」と書いてあるイベントも多く、私服の3年生たちが企業のブースを回る、という光景も普通になってきました。

今年はゴールデンウイークが10連休ということもあり、企業は4月中に内々定を出すところが多いという調査結果もあります。

そもそも、いまどき学生は、悩んだり迷ったり、本当なら成長の機会になるチャンスも、できれば避けて通りたい人も多く…。

早期化が進み、売り手市場で内々定が早く出たからといって、あまり深く考えずに就職先を決める学生が増えないことを願います。