就職活動での「変化」は「成長」に繋がる

週に一日お伺いしている大学で継続して面談していた学生さんが、希望していた企業の内定を取得し、就職活動の終了を報告に来てくれました。

3月から毎週、書類作成や模擬面接など、それぞれの企業の選考ステップに合わせて支援してきました。

全ての企業の選考がうまくいったわけではなく、その度に、話を聴き、相談し、時にはアドバイスも、と回を重ねてきただけに、私も感慨ひとしおですし、ほっとしました。

実際に働く方々の話を聞く機会を作るよう私が勧めると、最初は「え~っ」と抵抗感のある様子。

でも、最終的には自分から、合計6人の方に話を聞いて質問を重ね、仕事の理解を深めていきました。

就職活動を始めた頃とは全く異なる業界に志望先が変化する中で、自分自身で納得して就業先を選び、準備も重ねて自分の力で結果を得た彼女。

就職活動の終了を宣言すると同時に、「知識の少ない業界だから仕事のために勉強しないと」と語る姿に、私はとても力強さを感じました。

就職する業界が異なれば、これから出会う人々も異なります。

就職活動を始めた当初とは、意識も考え方も大きく変化した彼女の姿を、私は「成長」と受け止めています。

今後のさらなる成長と、彼女が、前途を自分の力で切り開いていくことを願って、笑顔で別れを告げました。


大学で学んだことの中で、今に繋がっていること

大学の研究室が並ぶ中、共同研究室でグループワークの評価作業をしています。

作業をしていると、近くの部屋から学生が教授の部屋に集まって賑やかに話している声が聞こえてきて、自分の大学生活を思い出しました。

私は大学では社会学科の中にある文化人類学専攻でした。内容を聞かれると、「比較文化です」と簡単に説明していました。

指導教官はブラジルの研究をしている方で、ブラジル在住も長かったのですが、大学のある市の郊外に住まわれていて、年一回ご自宅で食事会を開いて下さいました。

日系ブラジル人の奥様は、フェジョアーダという豆と肉の煮込み料理や、サワークリームを使ったディップを作って、私たち学生をもてなしてくれました。

フェジョアーダをご飯にかけ、カレーライスのようにしていただいたり、サワークリームをドリトスにつけて食べながら、教授を囲み、同じゼミの先輩後輩と夜中までわいわいと語り合いました。

決して優等生ではなかった私にとって、その頃学んだことは遥か記憶のかなたになっています。

でも、その時の賑やかで楽しいラテンの雰囲気は今でも思い出しますし、その後日本にブラジルから多くの方が入国するようになって近所に引っ越してきた時も、とても親近感を持ったのは確かです。

それに、文化人類学で学んだグローバルな視点、文化の多様性を受け入れる素地は、今も私の生き方の基礎になっています。

優劣でなく、「違い」として互いを受け入れ、尊重することの大切さ。

学生と様々な仕事の話をする時も、様々な職業の方のお話を伺う時も、仕事にも人にも優劣がある訳ではなく、ただ違いがあると私は考えています。

そして、その違いを尊重したうえで、素直な気持ちで向き合うことも心がけています。

サークルとアルバイトにかまけていた典型的文系大学生の私でしたが、それでも大学での4年間は今の私に繋がっていると、賑やかな研究室の近くを歩きながら、遥か20数年前を懐かしく思い出しました。


「名もなき家事」と無償労働

さすがに梅雨らしいジメジメとした日が増えてきて、気温があまり上がらずともクーラーをつけたいと思うようになってきました。

そもそも、私はそれ程クーラーに頼らずもっぱら扇風機でしのぎがちなのですが、我が家は男が多く、みんなクーラーをつけたがります。

蒸し暑さに負け、やっと重い腰を上げてクーラーを掃除したことで、我が家もクーラー解禁となりました。

業者の方だと中まで徹底して掃除してもらえるので頼む時もあるのですが、何となく私が掃除して終わりの年も多いのです。

やりだせば2時間ほどで、3台続けて掃除してしまうのですが、やり始めるまでが、なかなか気が重い…。

一通り終わって、クーラーをつけた部屋で、

「業者さんに頼んだら1台1万円以上するよ~」と話す私に、

週末帰宅していた夫からは、感謝の言葉はありつつも、

「じゃあ、○○(次男)から5千円もらったら~」と一言。

ほんと、家事とはなんと無償労働が多いことか…。

家事分担をしていても、「名もなき家事」の負担が妻側に大きいという話題もありました。

分担した家事の合間に妻がこなす「名もなき家事」は、夫には認識されていないとのこと。

トイレットペーパーが無くなったら買いに行く。

食事の献立を考える

調味料を補充・交換する

手洗い場のタオルを取り替える

クリーニングに出す・取りに行く

町内やマンションンの会合に出席する

などなど…。

まだまだ家事については改善の余地ありですね。


企業によって、新卒採用の経験値は違う

週一回お伺いしている大学は、面談時間が長く設定されているため、一人の学生とじっくり話をすることができます。

久しぶりに来談した学生に活動状況を聞きながら、選考に申し込むか迷っている企業の話を聞きました。

扱っているものはとてもおしゃれで、その学生も興味があるようです。

ただ、中小企業で新卒採用の経験があまりない企業と聞き、説明会の感想を聞いてみると、事業説明や業務の流ればかりで面白くなかったとのこと。

社会人経験のない学生が何を知りたいのか、という点を意識せず、純粋に企業紹介をしていたと思われます。

昨今の企業説明会は、企業の紹介の場ではあるのですが、とにかく学生に興味を持ってもらえて、想像しやすい内容を工夫して実施しています。

学生たちは興味を持たないと応募もしないからです。

先輩が仕事のやりがいを語ったり、入社後の仕事の中でも学生が興味を持つ分野を中心に話したり、福利厚生を説明したり…。

もちろん、現実と異なることではやり過ぎですが、学生目線で説明するという点は大切なことです。

その意識がないと、入社後も、既に他社で営業スキルを学んで実績を上げていた中途採用社員では疑問に思わない点や、当たり前すぎて分からないことさえ理解してもらえない点は、説明してもらえません

すると、次第にモヤモヤが募っていく訳です。

新卒採用は、社会で働くことから教育していく必要があります。

継続して新卒学生を相手にしている企業には、新入社員は何につまづきやすいか、何が理解できないのか、反対に何を知りたいのか、といった傾向や、最終的に離職に繋がってしまう点は何か、ということにも経験値があります。

そうならないために、研修やフォローをする可能性が高いのです。

もちろん、それでも平均的に3年で3割は退職するという事実を乗り越えるのは難しいのですが、今まで中途採用ばかりで…という企業は、より一層その観点での確認が必要です。

新卒学生がしっかり職場に定着していける企業は、他の社員にとっても働きやすい企業であることは確かです。

入社後どのように成長していけるかという点では、社内の環境も大きな影響があるのです。


近づくために、まずは相手の世界を受け止めてみる

梅雨に入ったというのに、毎日お天気続きで雨が降らないなと思っていたら、今日は土砂降り。

台風並みの雨と風で、大変なお天気になりました。

こんな天気の中、今日は豊田市へセルフ・キャリアドック制度を活用したキャリアコンサルティングに行ってきました。

お伺いした事業所の近くだったこともあり、私は初めてトヨタの本社を見ました。

愛知県はさすがトヨタのお膝元、大学生と面談をしていると、

「だって、愛知はトヨタもあるしモノづくりが盛んだから、私もモノづくりに興味あります!」と

目をキラキラさせて話す学生が結構いるのです。

でも、残念ながら私は出身も県外で、今までにトヨタ車を運転したこともほとんどなく、共感する気持ちは地元の方たちに到底及びません。

でもそんな時、話を聞く立場としては、いったんそのキラキラの思いをそのまま受け止めて言葉を返します。

「トヨタもあるからモノづくりに興味を持ったんだね。」

このステップを入れることで、ぐっと相手との距離は近づきます。

そうやって足並みをそろえたところで、今度はそのキラキラの中身を聞いてみます。

「モノづくりのどんなところに興味があるの?」

いきなり「その気持ち分からないなぁ~」とそのまま自分の気持ちを言ったり、「ふ~ん」と気のない返事をすると、すっかり話の腰を折ってしまい、その先の大切な話をしてもらえなくなります。

相手と同じ気持ちになれないからといって、相手の話が聞けない訳ではないのです。

まず、相手の気持ちや相手の思い描く世界を受け止めて言葉で返し、その上で更に詳しく聴いたり、時には自分の本音を言ったりすることで、お互いの理解も深まるのです。


「うめ」のチカラで夏を乗り切る。

東海地方は、6月7日に梅雨入りしたもののしばらくお天気のいい日が続き、梅雨の中休みといったところでしょうか。

この頃になると、スーパーの店頭に青梅が並ぶようになります。

私はここ数年、青梅を酢につけて「うめ酢」を作ったり、砂糖につけて「うめシロップ」をつくったりしています。

以前は梅酒も作っていたのですが、そこまでやると、青梅を大量購入して大仕事になるので、このところは、夏バテ予防の「うめ酢」と「うめシロップ」のみ。

両方とも氷水で薄めて飲みます。

今年は止めようかとも思ったのですが、思い直して1kg購入。

早速作ってみました。

 

まず、梅を水できれいに洗います。

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そして、水気をふき取ってからヘタを竹串で取ります。

ヘタを取った梅をガラスの容器に500g入れ、その上から氷砂糖を500g投入。

 

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らに、その上からりんご酢(その他の酢でも可)を450cc注いでフタをしたら準備OK。

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あとは時々容器を動かして中の酢を混ぜながら、部屋の片隅に置いておくと、1ヶ月ほどで完成です。

残りの梅500gはフリーザーバックに入れて、冷凍庫へ。

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凍ったらフリーザーバッグの中へ砂糖を350~400gくらい入れ、常温の所へ置いて解凍(袋の周りが水浸しになるので注意!)

そのまま1週間~10日間くらいで、うめシロップの完成です。

どちらもとっても簡単なのですが、このところの猛暑を乗り切るために、私はとても頼りにしています。

「うめ」のチカラ!


「友達親子」は女の子だけの特権?

先日野際陽子さんが亡くなりました。もう81歳だったんですね。

ご冥福をお祈りいたします。

野際さんといえば「ずっとあなたが好きだった」というドラマの中で、当時世の中の話題になっていたマザコン男性冬彦さんの母親役でした。

当時、関係が深い母と息子のことは衝撃的で、ドラマも大流行しました。

あれから25年。

明治安田生活福祉研究所ときんざいが行った調査で、母親とのお出かけに抵抗がない息子(10代後半から20代)は、71.8%もいるそうです。

これが親世代だと54.2%だったので、この20数年のうちに、抵抗感はずいぶん薄れているようです。

ドラマが流行っていた当時、男の子は大きくなってから母親と一緒に行動することは、仲が良すぎて「マザコン」で、よくないことのように受け取られる風潮もありました。

私は自分が姉妹で育ち、男兄弟と育ったわけではないので、イメージでは男の子は中学生になったら母親と一緒に歩くなんてあり得ないのかと思っていました。

でも現実には、用事があって出掛ければ、息子は私と2人で横並びで歩くのも全然抵抗がないようで、意外に思っていました。

そんなところにこの調査結果を知り、うちだけではないことを実感しました。

もともと、女の子と母親は、親子でランチしたり服を選んだり雑貨屋さん巡りをしたり…と、子供が大きくなっても、親子仲良く行動している人も多いです。

同じように子供を大切に育てていながら、性別の違いで、片や「友達親子」片や「マザコン」と、正反対のイメージの言葉で表現されることに、私はある種不公平感を抱いていました。

もちろん、子供に対して自立を促すことは、男女問わず必要なことだと思います。

我が家でも、経済的な面や自分に対する責任の面で、年齢に応じて、徐々に自立を試行錯誤はしています。

ただ、親が子供に対する思いは性差がないはずなのに、それを表現する行動は「好感」と「嫌悪」と両極端なのは不自然です。

海外の男の子たちは、母親への気持ちを娘と同様、時にはそれ以上に表現します。

こんなところで、日本もグローバル化?

お互いに、自立したうえで心地よい関係性が築ければいいですね。


チャンスを幸運に変えるには(後編)

偶然の機会を最大限に活用するためには、5つの条件があるとクランボルツは言うのです。

その条件とは

好奇心・持続性・柔軟性・楽観性・冒険心

「冒険心」を持って行動を起こし、

「楽観性」と「持続性」で、うまくいかないときも何とかなるさとやり過ごして継続し、

とにかくやってみようと「柔軟性」と「好奇心」で、前向きに行動し続ける。

そうやって行動し続けたことで、結果として「機会」を活かすことができる訳です。

この話は、何も世界的なオペラ歌手や成功した起業家や芸能人だけの話ではありません。

未来は予測できないことだらけ。

計画も大切ですが、計画に縛られてしまってはもったいない。

かといって、予期できない出来事をただ待つだけもダメなのです。

機会を創り出すために、積極的に行動して出会いを増やし、その上でやってきた偶然は準備をもとに最大限に活用してステップアップの機会へと変えていく…。

「どうせ人生は何も変わらないよ」とか、「思い通りにいかないから考えても無駄」と思ってしまう時も、とにかく行動して出会いや機会に繋げていくことで、チャンスが幸運になるという訳。

行動によって幸運さえも引き寄せるこの考え方は、希望に満ちているなぁ…と私は感じています。

この考え方を知れば知るほど、やっぱり人との出会いや行動、そして日頃の取り組む姿勢は大切にしようと改めて思うのでした。


チャンスを幸運に変えるには(前編)

海外で活躍するソプラノ歌手の中村恵理さんが、チャンスを見事つかんだエピソードを読みました。

彼女は、体調不良で急きょ降板したトップスターの代役を務めたことで、世界の第一線で活躍するようになったのです。

「私は幸運でした」という彼女に、恩師が言った言葉は、

「この世にラッキーなんてあり得ない。良い話が降りかかってきた瞬間に、準備が十分できていただけのこと」

この言葉を聞いて思い出したのが、クランボルツの「計画的偶発性(プランドハップンスタンスセオリー)」というキャリア理論です。

人生は予測できないけれど、行動を起こしてチャンスを切り開いたり、偶然の出来事を最大限に活用したりすることが大切さだ…という考え方です。

クランボルツやこの理論は、キャリアカウンセラーやキャリアコンサルタントを目指す時に学ぶので、その筋では有名で、大好きという人もいるのです。

でも、一般的にはあまり知られていないのが残念。

実は遡ること先月21日、私はその内容で海老原嗣生さん(リクルート出身の雇用ジャーナリスト)のお話を聞く機会があったばかりでした。

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「クランボルツに学ぶ夢のあきらめ方」というタイトルで、お笑い芸人が実名で大勢出てきて、楽しみながら、面白く、そして分かりやすく理論を解説していただきました。

理論と聞くと難しくて避けて通りたいイメージがありますが、具体的な例を数多く織り交ぜながら、現実に繋がる内容でした。

クランボルツはその理論の中で、偶然の機会を最大限に活用するためには条件があると言っているのです。

後編へつづく…。


アルバイトと労働法

次男のアルバイト先から、雇用契約書が送られてきました。

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今どき飲食店のアルバイトでもこういった書面が作成されていることに時代の変化を感じます。

ひと昔前などは、学生のアルバイトでは契約書や労働条件を交わすこともなく、口約束を基に働くことも多かったです。

最近は、特に飲食店では、「ブラック企業」を疑われると、ただでさえ人手不足なのに人材が確保できないことも多く、企業側も制度を整えざるを得ない状況です。

グループワークの評価を担当している大学でも、労働法をテーマに講演を行い、その内容を基にグループワークを実施しています。

一年生を対象としているため、大学へ入学して初めてアルバイトを始めた学生も多いタイミングです。

労働法の知識を学ぶことで、実際に自分のアルバイトについて考え、意識が変わる学生も多いです。

グループワークの中でも、

「労働条件を確認するにも、そもそも契約書なんてもらってない」とか

「働く時間によって休憩時間が決められているなんて知らなかった」という声もあり、

まずは知識を持つことの大切さは実感できました。

ただ、「分かっていても言いにくい」という現実を実感している学生も多く、社会人の労働状況と同じく、まだまだ課題が多いことを知る機会にもなっています。

ただ、「働く」ことを自分のこととして受け止めて考えることは大切ですし、その上で何を選んでいくのか自分で考えることも大切なのです。

我が家の次男も、繁忙期の土曜ランチの時間帯ということもあり、入りたてながら頼りにされたこと、そしてなにより、おいしいまかないご飯にやる気を駆り立てられ、今日も出かけていきました。