企業によって、新卒採用の経験値は違う

週一回お伺いしている大学は、面談時間が長く設定されているため、一人の学生とじっくり話をすることができます。

久しぶりに来談した学生に活動状況を聞きながら、選考に申し込むか迷っている企業の話を聞きました。

扱っているものはとてもおしゃれで、その学生も興味があるようです。

ただ、中小企業で新卒採用の経験があまりない企業と聞き、説明会の感想を聞いてみると、事業説明や業務の流ればかりで面白くなかったとのこと。

社会人経験のない学生が何を知りたいのか、という点を意識せず、純粋に企業紹介をしていたと思われます。

昨今の企業説明会は、企業の紹介の場ではあるのですが、とにかく学生に興味を持ってもらえて、想像しやすい内容を工夫して実施しています。

学生たちは興味を持たないと応募もしないからです。

先輩が仕事のやりがいを語ったり、入社後の仕事の中でも学生が興味を持つ分野を中心に話したり、福利厚生を説明したり…。

もちろん、現実と異なることではやり過ぎですが、学生目線で説明するという点は大切なことです。

その意識がないと、入社後も、既に他社で営業スキルを学んで実績を上げていた中途採用社員では疑問に思わない点や、当たり前すぎて分からないことさえ理解してもらえない点は、説明してもらえません

すると、次第にモヤモヤが募っていく訳です。

新卒採用は、社会で働くことから教育していく必要があります。

継続して新卒学生を相手にしている企業には、新入社員は何につまづきやすいか、何が理解できないのか、反対に何を知りたいのか、といった傾向や、最終的に離職に繋がってしまう点は何か、ということにも経験値があります。

そうならないために、研修やフォローをする可能性が高いのです。

もちろん、それでも平均的に3年で3割は退職するという事実を乗り越えるのは難しいのですが、今まで中途採用ばかりで…という企業は、より一層その観点での確認が必要です。

新卒学生がしっかり職場に定着していける企業は、他の社員にとっても働きやすい企業であることは確かです。

入社後どのように成長していけるかという点では、社内の環境も大きな影響があるのです。


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