本への「書き込み主」に、思いを馳せる

先日、既に絶版になった本が欲しくて、中古の本をAmazonで購入。

やっと手元に届いたのでパラパラと見ていたら、「書き込みなし」とあった本を選んだのに、鉛筆で書き込みが!

薄く書かれていたので、見逃されていたようで(^^;)

読むと、自分の経験を振り返るワークの所に、

「バイトでひどく叱られました」とか

「グループワークがうまくいきません」とか

所々書き込んであります。

カウンセリングのワークブックとして、大学で心理学を学ぶ学生さんの教科書としても使われていた本だと聞いていたし、きっとこれを書いたのは学生さん。

所々しか書いてない様子から、先生から課題として取り組むように言われたところへ記入した感じ。

 

そもそもこの学生さんは、どうしてこの本を手放したのか?

書き込んだことは忘れてしまったのか。

「書いてあるけど、まあいいか」と思える内容だったのか。

もう心理学やカウンセラーからは離れてしまったのか。

それとも、この本を糧に力をつけて、今ではより専門的なレベルに達しているのか。

思いは膨らみます。

 

ついつい、他のページはどんなことが書いてあるか見てみると、

自分の感情を振りかえるワークでは「親からグチを言われて口論になりました」と。

「賛同したほうが親の気分が楽になるのですが、きいているのも苦痛ですし、自分のグチはきいてくれないのがなんか腑に落ちないので、葛藤しています」と。

 

この学生さんの気持ちを思うと、会ったことのない私も身につまされます。

それに、丁寧に自分の気持ちを振り返っていることに感心してしまいます。

こうやって自分を丁寧に振り返って、学びを深めていったんだな、と思うと、

会ったこともないこの学生さんが、何となく同志のように思えてきました。

 

この学生さんが、丁寧に自分を振り返って書き込んだことにも思いを馳せながら、

私はどう思うか振り返って、一緒に学んでいきたいと思います。

 


ご迷惑をおかけしました<(_ _)>

久しぶりにブログを再開したところ、

外部サイトからこのブログに入るときに、他のサイト(クリックだけでは実害は無いようですが)に繋がってしまう、という状況に!

慌てて対応を模索し、無事修復が終わりました(^^)/

外部サイトからご訪問いただいた皆さま、大変ご迷惑をおかけしました<(_ _)>

今後ともよろしくお願いいたします。


コロナ禍に、社会へ巣立った息子たち

このブログをお休みしている間に、

長男はコロナが広がりを見せていた昨春、東京で就職し、

次男は今月から名古屋市内で就職しました。

こうしてこの春は、私にとっても、指折り数えた教育費の重圧から卒業の春でした (T_T)

振り返ると、急に始まったコロナの影響による先行きの見えない変化の中、

長男は東京でリモート環境での新入社員生活を始め、

次男はバタバタとオンライン化が進む中での就職活動を乗り切り、

そんな2人の揺らぐ気持ちを感じながら、私も同じように、迷いや不安、そしてもどかしさを感じ続けた1年でした。

私自身の仕事も、取りやめになったり急遽オンライン化になったりとバタつき、

いつか元に戻るのか、それとももう変化して戻らないのか、変化の先を考えるのか、

そんな葛藤を感じながら、手探りで進んできた1年間だったように思います。

そんな中、2人とも、自分の選んだ道を進みだしたことに、エールしかありません。

親というのは、いつまでも心配は尽きないけれど、

きっとそれも、分かってはくれつつも、時に疎ましくも感じるんだろうなぁ、

なんて、自分のことを振り返って思う日々なのです。

いいサポーターでありたいものです(^^)