あじさいの季節

先週末に引き続き、紫を追い求めて、あじさいの咲くお寺に行ってみました。

「音楽寺(おんがくじ)」というお寺の名前も、いま音楽がマイブーム中の私にピッタリ。

 見渡す限りあじさいが満開です!

あじさいにもいろんな品種があって、形も色もさまざま

 

花びらが重なってかわいく咲く花や、目が覚めるような色の花も

 

同じ白でも、垂れ下がるように咲いている花もあれば、丸い花も

 

同じお寺の境内でも、ずいぶん色が違うものですね。

あじさいがもっと元気になる、雨の季節ももうすぐ…。

 


音と色に癒されて

6月に入るともう梅雨も間近。晴れた日を大切に、「徳川園」に行ってきました。

名古屋の市街地にありながら、静かで落ち着いた庭園です(カルガモの親子!)

   

こもれびの中、木々の間を散策すると小さな滝や小川のせせらぎの音に癒されます。

   

そして音といえば、「ししおどし」や「水琴窟」

「ししおどし」は、料亭のシーンで出てくる切った竹が岩に当たって「カーン」と鳴る(写真なくてすみません💦)アレです。

そして「水琴窟」は、地面に埋め込まれた甕(カメ)の中に少しずつ落ちる水滴の音が反響して、とても美しい響きの音を聞くことができます。

水の音、癒されます…

そして色といえば、アジサイもですが、ちょうど菖蒲の花が満開。

 

 

 

雨があまり好きではないので、梅雨の季節は気が重いのですが、

こんな音や色に癒されると「6月もいいかも?」と思えてきました。

きれいな季節ですね…


別れの気持ち

20年近く前、今はもう働いている子ども達がまだ幼い頃ピアノを習っていて、それを口実に、私自身のあこがれから購入を思い立ち、予算的に新品は難しいからとリニューアルされたピアノをあれやこれやと見比べ、木目調の「あこがれのピアノ」が我が家にやってきたのでした。

私も昔電子オルガンは習っていたので弾こうかなと思ってはいたものの、子どもも徐々にピアノを辞め、たいして上手くない私の腕前では、なかなかピアノを弾きにくく、調律もしなくなり…。

すっかり家具と化したピアノと同居する日々となっていました。

 

そんな中、やっぱりピアノ弾けるようになりたいな…という思いが高まり、いざ練習しようとも思ったのですが、練習できるのは夜 (^^;)

サイレント機能をつける?防音室を買う?いやいや、そんな予算はない…。

結局、実際の使い勝手や予算を考えて、電子ピアノに変えようと決心。

中学生までピアノを続けていた次男にも相談し、了解を得てピアノを引き取ってもらうことにしました。

電子ピアノ購入や引き取り予定など、あれこれ段取りをつけていざ搬出!

専門の運送屋さんが、2人で(!)重いピアノを運び出してくれました。

搬出した後には、ポカンと空いたスペースが…

「なんかさみしい…」

最近は弾いてはいなかったものの、かれこれ20年近くそこにいたピアノ。

見慣れない空きスペースに、手放したことへのちょっとした後悔の気持ちが…(T_T) よかったのかな…?

 

あんなに夜も弾ける電子ピアノが来ることを楽しみにしていたのに、

うれしい話のはずなのに、後悔もさみしさもあり…。

 

そして搬出の2日後。

新しい電子ピアノを搬入してもらい、わくわく!のはずが、

元のアップライトピアノと比べてこじんまりしているその姿に、またピアノを手放したさみしさが…。

自分で決めてよし!と進めたことなのに、いい話のはずなのに、

すべてが「楽しみ~」と、気持ちってそんなに単純じゃなく…。

 

しばらくは複雑な気持ちとともに、新しいピアノとまた一日一日積み重ね


お伊勢参り

GWも終わってしまいましたね…。

今年のお休みは、本棚やら部屋の模様替えやらで遠出はしなかったのですが、久しぶりに伊勢神宮へ「お伊勢参り」に行ってきました!

天気があまり良くなくて曇天の写真ばかりですが、まずは内宮の鳥居をくぐり

五十鈴川を渡ります。

GW中ということもあり、長いこと並ばないとお参りできないのでは…と心配したものの、意外とスムーズ。

いつもながら、神の気配を感じる場ですね。一歩一歩階段を上っていきます。

「お参り」では、もちろん神様に祈るのですが、私は自分に言い聞かせる宣言の意味も大きいと感じてます。

そこでしっかりとお祈り…。

そしてお参りの後は、もう一つのお目当て、赤福と伊勢うどん!

赤福本店で、作りたての赤福とほうじ茶をいただいた後は、物珍しさから「白餅黒餅」をお土産に購入。

伊勢うどんも相変わらずの柔らかさで、おいしかった~ (^^)

おかげ横丁はさすがに大勢の人でにぎわっていましたが、予報を裏切ってお昼過ぎから雨が降り始めてしまい、日傘を雨傘にしてあたふた。

雨降る中、以前行ったときに招き猫を買ったお店に立ち寄り、顔を見比べながら、新たな招き猫を購入!

両手をあげてる(欲ばって…)「開運招福」


「何とかなる」と思えるのは

財布を忘れて出かけてしまいました…これで2回目…(>_<)

最寄り駅の駐車場は現金精算なのです。

以前忘れたときは、結局電子マネーでバスに乗って帰宅し、夜、夫に頼み込んで駐車場まで送ってもらい出庫。

この何とかなった経験が「結局、何とかなるんじゃない?」と私を甘やかすのです。

今回も、何とか全てを電子マネーで乗り切り、あまり良くない成功体験を積んでしまったようで…。

 

いったい、この「何とかなる」っていう私の思いはどこから来るんだろう…?

 

最初に思い出したのは、大学4年生の頃、親友と3人で青春18きっぷとレンタカーを使って北海道一周した時のこと。

予定があって友人達と別れ、一足早く一人で帰宅する途中、大雨で電車が遅れて乗り継ぎできずに、岩手の駅で一夜を明かすことになった日のことでした。

乗客と駅員とがトラブルになって揉めている上、人気の少ない真夜中の駅構内で一夜を明かすことになって不安に…。

そんな中、青森から東京へ向かっていた同世代の女性と一緒になり、近くにいた男性の方から調達した食べ物を分けてもらい、語り明かして翌朝を待つことができました。

その時声をかけて下さった男性の方の温かさや、女性と一緒に語り合う中で感じた心強さが、不安な私を支えてくれ、30年以上経っても心に残っています。

 

また、初めて養成講座の講師を担当したクラスでのこと。

東京へ日帰りで毎週末、2カ月間通う中、台風で2回も足止めされて泊まることになり、声の調子を悪くして枯らしてしまい、自分としてはカツカツの状態でした。

でも最終日に、受講生の方々から温かい声をかけてもらい、無事全うできた安心感や温かい声への感謝の思いは、今でも私の支えになっています。

 

結局、一歩踏み出した時、想定外のことが起きてうまくいかなかった時に、他の方の支えや励ましに支えられて進む中で、私の中に育まれた思いなんだ、と実感します。

その積み重ねで今の私はできているし、この「何とかなる」という思いが、私をここまで連れてきてくれたのも確かです。

 

今月で、開業して8年目に入りました。

 

ここまで来られたのは、自分の力だけではありません。

周りの方々や環境の支えがあるからこそ、ここまで歩んでくることができました。

本当にありがとうございます。

支えに感謝しながら、まだ先へ進むことができる、「何とかなる」と信じて、

これからも歩み続けようと思います。

 


習慣を自分からあえて変えてみる

もともとあれやこれやと、音楽歴は長いのですが、今の仕事を始めてからすっかり離れてしまい、最近何かもう少し音楽に触れる機会はないものか…と考えていました。

そこで、まずは手っ取り早く自分のためにできることを考えて、Spotifyで音楽を聞くように。

 

音楽を聞くのは好きなのですが、

私は何か作業をするときに音楽を聞きながら取り組むことが苦手でうまくいかず、

学生の頃も、無音の場所、更には誰もいない場所を追い求めて勉強してましたし、そんな感覚は今も同じです。

図書館で勉強とか、喫茶店で仕事とか、結局はかどらず…(^^;)

 

そんな今まで当たり前だった習慣をあえて変え、音楽をかけながら作業をすることを模索したところ、新たな発見が!

 

その日その時に自分がどんな音楽を聞きたいか選ぶことで、自分が今どんな気分なのかを意識。

そして、どうなりたいのか考えて聴きたい音楽を決めることで、どうなりたいと自分が思っているかを意識。

 

ささいなことですが、無音の中では、なるようにしかならなかった自分の気持ちを、

その時の自分の気持ちに目を向けて感じ取り、さらに自分でどんな気持ちになりたいかと立ち止まって、選んだ音楽で自分で変えていこうとする…

そんな機会ができたのでした。

 

雨の降る日に、緩やかな気持ち落ち着く曲

なかなかエンジンがかからない朝に、気分上がるアップテンポの曲

気持ち疲れたときに、クラシックやジャズのような言葉のない曲

 

そして、音楽をかけながらでもできる作業と、やっぱり無音でないと集中できない作業と、自分の中で分けて時間を使いこなす意識も生まれてきました。

 

自分のことは、ある意味なるようにしかならないと思っていたけれど、

あたりまえになっていた習慣をあえて変えてみることで、

自分へ意識を向けて感じ取り、求める方向を模索しながらかかわっていくことが自分にもできると気づくささやかなきっかけになりました。

 

ついでに、少しずつ音楽の幅も広げたい…(^^♪

 


原点回帰<後編>

「みんぱく」に到着!!

   トーテムポールがお出迎え

 

館内は写真撮影OKなので、気づけばすごい数の写真…

 オセアニアのとってもかわいい板絵

 ラクダの飾りもとてもカラフル

 夢をかなえるゾウ インドのガネーシャ神」

 インドネシアバリ島の聖獣「バロン」

 実際の楽器を演奏できるのも楽しい!

 ウズベキスタンのとてもきれいな青いお皿

 モンゴルの「ゲル」はそのまま展示

結局今回も、歩いても歩いても見終わらず、

1区画20分位と、自分で制限時間を決めて、やっと回り切れました…(^^;)

 

文化人類学では、フィールドワークとして対象の所に入り込むのですが、

相手の所へ飛び込んで入り込むことで、自分の「あたり前」が壊され、

そしてそんな自分を通して、相手の「あたり前」を観察したりかかわったりして、相手への理解を深めていく、そんなやり方をするのです。

 

これが、まさに今やっているキャリアカウンセリングと繋がってるな…と、最近感じることが多かったので、

改めて原点回帰

 

いい刺激になりました (^^)

 


原点回帰<前編>

私は昔、大学で文化人類学を学んでいたのですが、その文化人類学の総本山というと、博物館でもあり研究機関でもある「国立民族学博物館」、通称「みんぱく」

学生の頃「青春18きっぷ」を使って静岡から大阪まで行ったことがありました。

1日回っても回り切れないくらいの広さと展示物で、後ろ髪引かれる思いで帰ったのですが、結局その日以来行く機会がありませんでした。

それが、半年伴走した養成講座が先日終わり、なんともさみしさがぬぐい切れない中、ふと「日帰りで行ってみようかな~」と頭をよぎり…。

万博記念公園内にある「みんぱく」に行くのなら、「太陽の塔」の中も見てみたい!

公開したばかりの時に予約が取れず断念したことがあったのですが、今ではスムーズに予約でき、気持ち上がります (^^)

 

いざ万博記念公園!

 

着いてみると、ど~んと目の前に「太陽の塔」

迫力…

  

正面の顔は「現在」を、上の顔は「未来」を、そして後ろの顔は「過去」を表現しているとのこと。

念願の内部に入ってみると、そこは光と音も作品として作られた不思議な世界

岡本太郎はやっぱり天才だなぁと、才能に感じ入りながら、中も外もじっくり堪能!

 

そして花の香りでいっぱいの園内を、気持ちよく歩きながら「みんぱく」へ

 花畑から振り返ると「太陽の塔」が絶妙な姿…

 


花の美しさもいろいろ

今年も近くを流れる五条川の桜がきれいに咲き、

先日散歩に行ったときは既にピークを過ぎ、はらはらと桜の花びらが舞い落ちていました。

桜は、咲き誇る様子ももちろん美しいのですが、舞い落ちる花びらもとても風情があります。

そして花筏(はないかだ)

川面にその花びらが流れていく様子も、また美しい…。見飽きないですね。

 

一方で、今が盛りのチューリップ

こちらは、つぼみから開いていく感じがワクワクします。

いろんな色があるのも気持ち上がります (^^)

私は黄色が好きなのですが、白やピンク、紫なんかも捨てがたい。

チューリップの花は、春が来た喜びを表しているように感じます。

同じ春の花でも、心惹かれる瞬間は違うんだな~と、新たな発見。

 

そうこうするうちに、庭のハナミズキが咲き始め、暖かい日々に、あっという間に満開になりそうです。

咲き誇るハナミズキを見ると、結婚直前に実家から通っていたアルバイトのことを思い出します。

その会社の近くには、街路樹としてハナミズキが咲いていて、その間を歩きながら、間近に迫った結婚に浮かれてました (^^;)

季節の花は、その花と共にある思い出も連れてきてくれます。

 

一歩ずつ季節は進む…

 


ひなまつり

  今日は「ひなまつり」

私が生まれたときに買ってもらった段飾りが実家にはあるのですが、嫁入りに持参することなく今に至ります。

実家では4月3日の旧暦でひなまつりをやっていて、幼いころから私が実家を出るまで、ひなまつりに向けて段飾りの人形を飾り、ひなまつりが終わると片づけるということが、一連のイベントになっていました。

やったことのある方は分かると思うのですが、一昔前の段飾りですから、段の骨組み(スチール製をねじで止める)を組み立てるところから始まり、赤いもうせんを敷き、ひな人形を並べたら道具も全て持たせて…とまあ大仕事。

ひなまつりが終わっても、翌年までのことを思って、防虫剤やら除湿剤やらと、大切に片づけることもまたひと仕事。

さらに、我が家は母のこだわりもあって、母・姉・私と段飾りが3つ!あり、ひなまつりが近づくと、いつ出していつしまうかの日取り(天気も大切)の約束から、お供えのお菓子の準備、そして飾ってある間中、寝る場所を占拠されてひな壇の前で共に寝るという、生活までも影響を受けるくらいの行事でした。

結局、結婚した当時団地住まいだった私は、飾る場所がないことを言い訳に、ひな人形を実家から持ってくることはありませんでした。

そんなひなまつりの日も、子供が男2人だったこともあって、自分だけで本当に小さな雛かざりを飾る日になってしまい、今や出すのを忘れる年も…。

今年はふと思い出して、飾ってみました。

出しながら、こういうことは、時間だけでなく気持ちにゆとりがないとしなくなるんだな…と、つくづく実感。

 

「とにかく努力することが大切だ」と言い聞かされて育った私としては、ついつい精一杯になりがちです。

それはいい面でもあるのですが、時にゆとりを持って過ごすこともまた大切で、敢えてそんな時間を自分で作っていくことも、努力し続ける自分を支えることになると感じるようになりました。

季節の移り変わりも、世の流れも、目を向け感じ取りながら、大切に生きていきたいと思います。