「飲みニケーション」は「コミュニケーション」?

大学でサポートさせていただいているアクティブ・ラーニングは、同じメンバーで6回続きます。

今日は3回目。そろそろ折り返し地点です。

それが、今回は前回に比べ、とてもいい雰囲気!

ディスカッションのワークに入って、書記担当が筆記する手元が見えるようメンバーで向き合って話し始めると、表情良く話に参加しながら意見を出しています。

もちろん、中には、うまく意見が出せなかったり、話に入れなかったりと、あと一歩の学生さんもいるのですが、全体的に活気があるのです。

にこやかにグループワークを進める様子を見て、内容の濃い議論に、コミュニケーションは大切だと改めて実感しました。

また次回からの後半戦、あとどの位深く関わり合うことができるようになるか。

そして、その関わりの中から、一人では思いつかなかった結果を導き出すことができるか。

学生さんたちが関わることの力を体感できるか、楽しみです。

ふと、どうしてこんなに雰囲気が違うのかと考えて、私が思いついたのは、「飲み会でもあった?」

近年「飲みニケーション」は賛否両論ありますが、お酒を飲むことで、緊張が和らいで親しく話すことができるし、ぐっと人間関係が近づくような気がして、私は賛成派です。

そろそろ忘年会シーズン。

飲みニケーションでコミュニケーション!


寒くなりました…。 体調管理は大切です。

先日は、11月だというのに東京で雪が積もっていましたが、名古屋も今日は北風が吹き、寒い日になりました。

いよいよ冬本番となり、インフルエンザも流行ってきているようです。

体調管理はほんとに難しいですね。

仕事があれば気軽に休めないことも多いですし、無理を続ければ逆に悪化して休まざるを得ないことに。

私も仕事柄、熱はなくとも、声が出なくなることは致命傷なので、この季節、マスク・うがいは欠かせません。

それでも声がかれてしまった時のために、いろんなグッズで乗り越えられるようにはしているのですが…一番の治療は話さないことだとか。

そもそも私には無理な話です(笑)

子供が小さい頃は2人が交替で病気になっていて、この季節、職場へ休ませてほしいと交渉するのは気が重いものでした。

結局、休みが続いたことを理由に、仕事を辞めることになった職場もありました。

不思議なことに、同じ風邪が移ったはずなのに、2人別々の症状が出ることが多く、長男は胃腸がやられて食べたものを受付けずに点滴を受け、次男は扁桃腺が腫れて高熱が出る、というパターンでした。

病気は、その人の弱いところに出る…ということ?

そんな2人は、自分には自分のパターンがあると身に染みているのか、同性の兄弟ながら、興味や考え方、そして行動も違うから不思議です。

さあ、もうすぐ12月。

年末も近づいて慌ただしいこの時期、病気につかまらないように、乗り切っていきましょう。


キャリアコンサルタント資格試験合格をめざす方々

8・9月にサポートさせていただいたキャリアコンサルタント養成講座の修了生たちの、その後の勉強会に参加してきました。

講座が終了してから早くも3か月が経ちますが、引き続きがんばっています。

今日は、試験の日程の間を縫って、試験対策の勉強会でした。

国家資格であるキャリアコンサルタント資格試験は、先週20日が学科試験と実技試験の一部(論述)、来週12月3・4日には実技試験(面接ロールプレイ)が行われます。

参加されている方々は、皆それぞれに思いをもって取り組まれているので、その成果は出したいところですね~。

こうして努力している方々と接していると、私もがんばらないと…と励みになります。

普段働いていながら、休日まで勉強や面接対策のために時間を割いて臨んでいるからには、ぜひ合格できるといいですね!


では、男子学生も、社会人目線で見てみます。

女子学生と社会人目線のギャップに触れましたが、ではでは男子学生はどうでしょう。

着慣れないスーツ姿を確認してみると…

ワイシャツは、下着を着けなかったり文字入りTシャツを着たりすると透けて見えるので、無地の白い下着を着ます。

そして足元は、白い靴下・スニーカーソックスではなく、黒か紺色のソックスをはきます。

椅子に座ると意外に足首は見えるので、スーツの足元の違和感は目立ちます。

髪形も、自分が思っているより短めにするのがおススメです。

業界によってスタンダードがあるので、迷ったらその企業・業界のWebサイトの社員を参考にしてみるといいかもしれません。

でも、短いからと言って、坊主頭(スキンヘッドね)は変に話題になるのでよくないかな~。

あと、ネクタイを自分で結べるように練習しておくのも準備の一つですね。

ネクタイの端が、ベルトのバックルの上にかかるくらいの長さに、さっと結べるといいですね。

最近はスマホがあるので腕時計を持っていない学生さんも多いですが、スマホで時間を確認する姿は誤解を招きます。「話してるのにLINEを確認した?」「早く帰りたいのか?」

社員さんより高級な時計は逆に目立ちますので、カジュアルすぎないシンプルなものを。

あくまで社会人から見てどうなのか?の目線を忘れずに。


その他にもある、就活をテーマにした小説たち

就活をテーマにした小説を、他にも2作品。

★羽田圭介さんの「ワタクシハ」

羽田さんは、お笑い芸人の又吉さんと同時に芥川賞を受賞したことで話題になりましたよね。

主人公が「売れないギタリスト」ということで、今どきの就活色はあまり強くない小説です。

ただ、「就職活動は、完全に身内空間の外でおこなわれている」「常に他人の目にさらされていないと、自分のことはわからない」といった指摘は、就活の本質を突いていると思います。

よく知っている人との関わりに慣れている学生さん達にとって、いかに初対面の社会人に自分を知ってもらうか、という目線は必須です。

それに、就活で重要視される自己分析も、ずっと自宅にこもって一人でやり続けていたら、自分が完璧にわかるわけではなく…。

自分のことを本当に知るためには、周囲に自分のことを聞いたり(「他己分析」という言葉も定着しました)、企業の方などと接したりすることが必要で、そんな中で徐々に理解は深まるものなのです。

「動くこと」大切です。

★喜多川泰さんの「手紙屋」

就活中の主人公と「手紙屋」との10通の手紙のやり取りを通して、「働く」ことを考えさせてくれます。

就活への即効性を期待して読む、というよりは、就活の先にある「働くこと」を考える機会をくれる小説です。

まだ働いていないうちから自分の適性の枠にこだわり過ぎずに、自分自身でも想像もできない伸びしろを、より伸ばすためにはどこで努力を積み重ねるか、という目線で働く場所を選ぶことも大切ですね。


アフリカに雇用を生み出す「名刺」

仕事をしていくうえで、名刺は大切なパートナーです。

営業されている方にとっては、あるのが当たり前で、空気のような存在ですよね。

でも、新卒の時一般職採用だった私には、当時、企業で名刺を作ってもらえる機会はありませんでした。

それ以降、何となく、「名刺を持って仕事する」ことに、ちょっとした思いが残っていました。

ここ10年勤務した先々では名刺も使っていましたが、個人事業で仕事を始めようと思った時、今度は、自分の分身としての名刺を大切に作ろうと思ったのです。

そんな私には、「自分で名刺作るときは、ぜひここで」と思っていた会社がありました。

北海道にある丸吉日新堂印刷さんです。

私は、インターネットで知ったのですが、「ちっちゃいけど、世界一誇りにしたい会社」という本でも紹介されている会社です

この会社では、名刺にエコ素材を扱っていて、その中にバナナペーパーがありました。

それは、、バナナの茎から作られた紙でできていて、アフリカザンビアのエンフエ村に、バナナペーパーを作るという仕事を産み出していました。

私が仕事を頑張って、名刺をお渡しする機会が増えると、ザンビアでも仕事が生まれるなんて、なんかいいなぁ~と思っています。

私の中で、日々の「仕事がんばろう!」にも繋がっています。

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女子学生目線と社会人目線の違い

茶髪は黒髪に染め直して、いよいよ就活モード。

となっても、意外なところで「ジェネレーションギャップ」を感じることがあります。

女子学生の場合だと、就活スーツの白シャツの下に着るインナーの色。

「え~!黒はダメなんですか?」

学生さんは、下着らしく見ないようにあえての黒インナー。

でも逆に、白シャツの下のインナーは、透けて見えないための、白かベージュです。

他にも、前髪を止める額の真ん中のピン。

額を出した方が明るい印象なので、前髪を斜めに分けるのはおススメです。

でも、前髪を斜めに流そうにも短くて…といった時に止めるピンは見えないように止めてください。

普段は額の真ん中で止めるのもカワイイのですが、就活では…。

今短い人も伸ばして行けば届くようになるので、それまでは、スプレーを使って固めたり、ピンの位置を工夫したりしてしのいでいきます。

就活となると、なんだかんだ、学生さんにとっての父親世代と相対する機会が多くなります。

そこでは、おしゃれとしてではなく、ジェネレーションギャップも差し引いた「身だしなみ」が求められるのです。

企業や、目上の初対面の社会人目線を想像することも、就活の一部なのですね。


「何者」 「シューカツ!」 ~小説で就活を知る

大学新卒の就職活動にはシーズンがあり、選考フローも独特です。

エントリーシートやグループディスカッションも、一度に大量の希望者を対象にする新卒就活で行われる選考方法です。

そんな「就活」を題材にした小説からは、また違った角度から「就活」を知ることができます。

 

★朝井リョウさん「何者」(公開中の映画の原作)

この作品には、SNSと現実が混在する「今どきのリアルな就活生」の姿が描かれています。

就活をテーマとしつつ、鋭い観察眼による登場人物の描写と、読む人をも巻き込むストーリー展開になっています。

「確固たるものさし」が分からないまま進んでいかなければならない就活で、「大したことない自分」をどう社会へ出していくかに苦悩する登場人物たちの姿が、リアルに描かれています

★石田衣良さん「シューカツ!」

7人の大学3年生が「シューカツプロジェクトチーム」を結成して、全員合格を目指します。

主人公や、主人公が出会う人たちを通して、「働くとは?」「就活の本質とは?」を考えさせてくれる作品です。

「何ができるかで評価されてきた」学生から、「実社会の壁に折り合いをつけて、自分を社会に理解してもらう」社会人への、人間としての成長が描かれています。

 

就活は、自分で進んでいかなければならないからこそ、悩み、落ち込むことも多いのです。

でも、だからこそ、目を見張るほどの成長があるのも、また就活なのです。

ぜひ周囲は、一歩離れて見守り、応援していきたいですね。

「どんな活動をしているか」や「就活生はどんな気持ちか」が体感できるので、最近の就活に興味のある方には、読んでみることをおススメします。

*小説の就活スケジュールは、現在の就職スケジュールとは違います。


アクティブ・ラーニングでコミュニケーション力も磨く

またまた、大学でのアクティブ・ラーニングのサポートをさせていただきました。

アクティブ・ラーニングに効果的に取り組めれば、社会へ出てからも役立つコミュニケーション力がつくこと請け合いです。

今回のワークは4~6人グループで、1枚のシートに書記が全員の意見を書き取ったうえで、話し合って1つの結論にまとめていく…と、言葉では単純なものでした

が、実際やってみると、ハードルが高い…。

意見を出す人は、書記が1文に書けるように要約して伝えないと、書きにくくて時間がかかってしまいます。

キャッチボールで、ボールを自分の投げたいように投げ続けると相手が取り損ねるのと同じです。続けるためには、相手に受け取りやすいように投げないと。

つまり、相手のことを考えることが大切です。

まとめる時も、意見が出なくて議長が困っていれば、一人一人が意見を、まず一つは出そうとする。

つまり、相手や周囲の人の様子を見て感じながら、自分にできるちょっとした行動で関わっていくことが必要なのです。

この積み重ねは、コミュニケーションそのもの。

コミュニケーションって、最初から上手な人もいますが、経験を積むことで確実に上達する力です。

問題は、いかに嫌にならずに経験を積むか。

学生さんたちが、関わることが「うざい」「めんどい」ではなく、「へ~」「何かいい感じ」と感じて次回も参加できるようにどう関わっていくか、試行錯誤が続きます。


新卒就活で「インターンシップ」って参加したほうがいいの?

素直にこの質問を投げかけられたら「YES」です。

企業との接点であることは確かですし、接点は多いほうがいいからです。

インターンシップは企業での就業体験で、3月エントリー開始にスケジュールが変更された2年前から、急激に増えた活動です。今では、就活サイトで応募企業を探すのと同様に、インターンシップを検索して申し込むことができます。

インターンシップにもいろんな種類があって、目的に合わせてどう参加していくか、選んでいく必要があります。

1day…企業の説明会に近いです。仕事内容を幅広く大勢の学生さんに知ってもらうために、回数多く実施します。説明会+ちょっとしたワークの場合が多いです。全然就活してない人の入門編にはいいかもしれません。

仕事体験型…IT企業でプログラミングをしたり、商社で営業に同行したりするものもあります。入社後の仕事への理解が深まります。

採用直結とは限りませんが、企業・仕事への理解が深まるので、結果的に志望動機は厚く語れるようになりますし、熱意も高まります。

1週間程度で選考あり…選考があるインターンシップはなかなか通過するのが難しく、本選考より倍率が高いことも多いのです。

ただ、通過せず、「意外と就活難しい…」と実感した学生さんは、本選考へ向けての本気度が一気に上がるので、その点でもチャレンジすることはプラスに活かされます。

インターンシップ参加が選考に有利かは企業によって様々です。

参加者を、別の選考ルートで有利に進める企業もありますし、人事の目に留まることもあるかも…です。

でも、例えそうならなくても、参加することでその企業やその仕事への理解が深まり、方向性を絞ることには繋がります。

参加して想像どおり志望度が高まることもあれば、想像と違って方向を変える場合もあるのです。

それもこれも、行動したからこその、前進です。

ただし、気軽に参加して欲しいとはいえ、企業の選考目線は常にありますから、基本的なあいさつや言葉遣い・態度は、意識して臨んでくださいね。