次に続く選手たちのために、結婚も出産も現役も

1日に、柔道のリオオリンピック57キロ級銅メダリスト松本薫さんがご結婚されました。

当面休養はするものの、結婚して出産しても、東京オリンピックを目指すそうです。

そのコメントで、「結婚して子供を産んでも、アスリートを続けるということが、女性でもできるという道を新しく作っていきたい」と。

9月に結婚された卓球の福原愛さんも、同様の話をしています。

「夢を追い続ける」ことは、女性にとって簡単なようで難しいと話したうえで、

「後輩のためにも新しい道を切り開くことができたら。いい経験もそうじゃない経験も、体験して何かを伝えたい。そして迷ったときの参考にしてもらえれば。」

松本さんが29歳、そして愛ちゃんが28歳。

続けて結婚された同世代の2人が、結婚・出産を経ても、現役を続ける道を模索する気持ちを口にしています。

自分の生き方が次世代の参考になればと、新しい生活に挑戦する姿は、次に続く世代の力になります。

そして、少しでも自分で可能性を切り開いていくという言葉には、私も励まされます。

レベルは違いますが、「企業で正社員として働く」というキャリアの道からそれて、結婚・出産・子育てとともに、働くことに迷い続けた私。

正社員に限らず、仕事の世界でどこまで頑張れるか、がんばってみようと。

身近な世界の中でも、一人一人が少しずつ可能性に向けて行動することで、社会はきっと変わるはず。