その他にもある、就活をテーマにした小説たち

就活をテーマにした小説を、他にも2作品。

★羽田圭介さんの「ワタクシハ」

羽田さんは、お笑い芸人の又吉さんと同時に芥川賞を受賞したことで話題になりましたよね。

主人公が「売れないギタリスト」ということで、今どきの就活色はあまり強くない小説です。

ただ、「就職活動は、完全に身内空間の外でおこなわれている」「常に他人の目にさらされていないと、自分のことはわからない」といった指摘は、就活の本質を突いていると思います。

よく知っている人との関わりに慣れている学生さん達にとって、いかに初対面の社会人に自分を知ってもらうか、という目線は必須です。

それに、就活で重要視される自己分析も、ずっと自宅にこもって一人でやり続けていたら、自分が完璧にわかるわけではなく…。

自分のことを本当に知るためには、周囲に自分のことを聞いたり(「他己分析」という言葉も定着しました)、企業の方などと接したりすることが必要で、そんな中で徐々に理解は深まるものなのです。

「動くこと」大切です。

★喜多川泰さんの「手紙屋」

就活中の主人公と「手紙屋」との10通の手紙のやり取りを通して、「働く」ことを考えさせてくれます。

就活への即効性を期待して読む、というよりは、就活の先にある「働くこと」を考える機会をくれる小説です。

まだ働いていないうちから自分の適性の枠にこだわり過ぎずに、自分自身でも想像もできない伸びしろを、より伸ばすためにはどこで努力を積み重ねるか、という目線で働く場所を選ぶことも大切ですね。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

four × 5 =