「食わず嫌い」を食べた時の話

自分のこころの内面を振り返るワークでの1コマ

「印象に残っている食べ物」というテーマで、私が思い出したのが、

25年以上前に食べた「カキ料理」

実は、社会人になるまでカキを全く口にせず「食わず嫌い」だった私が、初めてカキを食べた、その料理でした。

 

それは大学を卒業して入った会社で2年経った頃、会社近くの中華料理屋さんでのワンシーン。

立食形式で大勢でランチ。

いったい何の集まりだったかなんて、すっかり忘れてしまいましたが、

「ずっとカキが嫌いで食べたことがないから!」と言い張る小生意気な私に、

「おいしいから食べてみろよ」と先輩社員が。

その方は私より20歳くらい上、出身(山梨)も大学も同じで、私を子分のようにかわいがってくれた方でした。

その先輩の後押しだったので、しぶしぶ口に…

思い切って食べたそのカキ

 

うわっ、おいし~!

 

フリッター状のカキと野菜(ナスだったかな?)をオイスターソースで炒めた料理。

料理の名前は覚えてないけど、そのおいしさや味は、今でもはっきりと覚えています。

「カキが食べれた」「食べてみたらおいしかった」という単純な出来事なのに、もう25年以上経った今でも、まるで昨日のことのように思い出したのはどうしてか?

 

たかがカキ、生きていく上で、食べなくても別に困らない。

だけど、思い切って食べた瞬間の「えいっ」という思い、

そして、思い切って食べてみた自分のがんばりをちょっと誇らしく思う気持ち、

「意外と食べれた」と、できないと思っていたことへのハードルがぐっと下がった感覚。

もっと幼い頃に自然に食べていたらそこまで感じることはなく、長い間食べていなかったからこそ、

ずーっとできないと思っていたことだって、やればできる!と知った瞬間でした。

 

こんなに時間がたっても、ありありと思い出したあの時の様子。

そして、あの時の経験が、

その後ハードルを感じた時に、私が進む力になっていたことに、

思い出した「今」気づきました。

 

こうやって、人は経験を重ねる中で自分らしさも共に育っていくんだ、と今更ながら実感して、

そんな私も悪くない…と、新たに自分を見直しました (^^)

 


変化するスピードの速さと、変化に向き合う気持ちと

コロナの広がりによる振り回され感について前回触れましたが、

角度を変えると、この1年は、世の中の変化がものすごいスピードで進んだ期間でした。

コロナが終息した後に、もちろん戻ってしまう部分もあるとは思いますが、

それでも、5年や10年はかかりそうな変化が、一気に起きた1年でもありました。

私の周りで対人支援をする方々には、「直接会って話す」ことを大切にこだわりを持っている方も多かったのですが、

そんな思いも一気に吹き飛ばす勢いで、対面からオンラインへと、変化が起きました。

でも改めて考えれば、今までわざわざ出かけて会うことに、ためらいやハードルがあった方々もいた訳で、選択肢を広げる変化になったのだと思います。

地域性や安全性という面で、オンラインの可能性を大きく感じる1年でした。

 

そんな中、今年に入って「全日程オンライン」のキャリアコンサルタント養成講座を担当させていただくことになり、

更に模索する日々を過ごしています。

受講生は、愛知の方は1割ほど。

東北から九州、果ては上海にお住まいの方も!

同じ思いで、一緒に学びの時間を過ごしています。

 

私自身も、以前は場所を見てスルーしていた東京開催のセミナーも、気軽にぽちっと申し込めますし、

その前の年には、迷いに迷って諦めた北海道での研修だって、オンラインだったから参加できました。

地域的な可能性は、本当に広がりました。

 

ただ変化に向き合う気持ちは、人それぞれ。

私はどちらかと言うと変化を楽しむタイプなので、思い切ってチャレンジしてきましたが、変化は痛みを伴うものですし、変わらないことには安心感もあります。

変化する日々を語る方、この方にとってこの変化はどうだったのか。

変化と向き合う、不安や迷いなど。

人によって違うからこそ、相手の思いを思いやりながら、分かり合おうとすること、大切ですね。

 

 

* オンライン「キャリア相談」も受付中

  詳しくはこちら ↓

「キャリア相談」について

 


振り回されることが多い中でも、自分で決める「時間」は大切に。

大阪のコロナ感染者は増え続け、徐々に緊急事態宣言も広がり始めました。

愛知県も、名古屋市にまん延防止等重点措置が発令中ですし、コロナが広がってから2年目となっても、なかなか落ち着かない日々が続きます。

1年経ってもまだワクチンは行き渡らず、感染も広まってきて…となると、状況に振り回されて思い通りにいかないことも多いです。

私も昨春は、大阪に仕事で毎週末通っているうちに、コロナが拡大していきました。

徐々に規制が広がる中、感染に気をつけながら通ってはいたのですが、

結局オンライン対応になったり、中止になったりと、慌ただしく振り回される日々が続きました。

どうしても、人と対面して話す仕事が中心なので、実施できなかったり、オンライン対応したり、ビニールやアクリル板越しに話したりと、

1年前までは考えられなかった、思うようにいかない状況は多く、今も続いています。

人生、周りの人や状況(環境)に影響されて、思い通りにいかないこと多いです。

自分でコントロールできないことにはストレスがたまるので、そんな中でも、少しでいいから自分で決めたり選んだりすることが大切になります。

たとえ5分でも、10分でもいいので、一日のどこかで、自分の時間(自分で何をするか決めて過ごす時間)をあえて作ってみます。

体を動かすもよし、好きなスイーツを食べるもよし、好きな音楽を聴くもよし…。

ちょっとした時間でいいので、

自分で考えて、自分で決めて、自分で行動することは大切です。

その時間を経て、自分を取り戻し、先へと進むことができます。


「関係とは築き上げること」と実感する、修了の日のさみしさ

いまキャリアコンサルタント養成講座の講師を担当しています。

去年からカリキュラムがより手厚くなって、

一日の時間数にもよりますが、学科と実技を通学で学ぶクラスだと、かれこれ半年もの間、毎週共に学ぶことになります。

今回は、途中から引き受け、1ヶ月半ご一緒したクラスが修了式を迎えました。

 

最初は、引き継ぐ前の先生のカラーもあるので、私の方も探り探り(^^;)

今まで大切にしていたことはそのまま大切にできるように、そして私が大切にしている点も少しずつお伝えしながら、徐々に私と皆さんとの関係を築いていきます。

まずは相手を知るところから。

知るためには、興味を持って、相手に合わせながら、いろいろ教えてもらいます。

もちろん、私に興味を持ってもらえたら、素直にお伝えてして…。

この繰り返し。

だんだん深まってきたな~と思っていると、もう修了日!

もっと一緒に、という思いが強くなった頃なので、今度はさみしさが募ります。

 

修了式も終わり、はぁ…と思っていた数日後、写真が送られてきました!

 

 

 

← 修了式後のクラス写真

 

 

← 受講生さんと

 

こちらは昨年のクラス →

 

写真、励みになります (^^)

 

そしてこの思いをかみしめ、また歩いていこうと思います。

 

みんな、がんばって~! 合格するの待ってるね。

そして合格したら、同志としてよろしく!


「歌う」ことは、自分が生きていることを実感する時間

2年半前、とあることをきっかけにボイトレをしてから、「一人カラオケ」を趣味にしていたのですが、

去年からのコロナが広がりの中、すっかり足が遠のいていました。

行きたいな~という思いはずっとあって、コロナの感染状況とにらめっこだったのですが、

今回、思い切って行くことにしました。

一人だし、カラオケボックスは換気がいいし、消毒も心がけてるし…と思いつつも、自分でも対策は万全に!

1年ぶり…なことに、気持ち上がります(^^)

 

いざ、歌い始めてみると…

 

久しぶり過ぎて、声が出ない…(^^;)

ぼちぼち慣らしながら、持ち歌を歌ったり、歌詞を見なくても歌える懐メロを歌ったり。

4月らしい、森山直太朗の「さくら」とか、アンジェラ・アキの「手紙」とか、槇原敬之の「遠く遠く」とか、

人との出会いや別れ、生活の変化の歌も、いろんなシーンが頭をよぎり、気持ち入ります。

途中で「さよならの向こう側」を選び、百恵ちゃんの引退コンサートの映像を見て感動…。

あ~、すっきり!

充実した時間を過ごすことができました。

声を出すということは、心の中の思いを出すことでもあり、

自分の身体を実感し、生きていることの楽しさを感じる瞬間でもあります。

歌う楽しみを教えてくれたK先生には、本当に感謝してます!

 

オンライン「キャリア相談」受けつけてます。

詳しくはこちら ↓

「キャリア相談」について

 

 


ご迷惑をおかけしました<(_ _)>

久しぶりにブログを再開したところ、

外部サイトからこのブログに入るときに、他のサイト(クリックだけでは実害は無いようですが)に繋がってしまう、という状況に!

慌てて対応を模索し、無事修復が終わりました(^^)/

外部サイトからご訪問いただいた皆さま、大変ご迷惑をおかけしました<(_ _)>

今後ともよろしくお願いいたします。


コロナ禍に、社会へ巣立った息子たち

このブログをお休みしている間に、

長男はコロナが広がりを見せていた昨春、東京で就職し、

次男は今月から名古屋市内で就職しました。

こうしてこの春は、私にとっても、指折り数えた教育費の重圧から卒業の春でした (T_T)

振り返ると、急に始まったコロナの影響による先行きの見えない変化の中、

長男は東京でリモート環境での新入社員生活を始め、

次男はバタバタとオンライン化が進む中での就職活動を乗り切り、

そんな2人の揺らぐ気持ちを感じながら、私も同じように、迷いや不安、そしてもどかしさを感じ続けた1年でした。

私自身の仕事も、取りやめになったり急遽オンライン化になったりとバタつき、

いつか元に戻るのか、それとももう変化して戻らないのか、変化の先を考えるのか、

そんな葛藤を感じながら、手探りで進んできた1年間だったように思います。

そんな中、2人とも、自分の選んだ道を進みだしたことに、エールしかありません。

親というのは、いつまでも心配は尽きないけれど、

きっとそれも、分かってはくれつつも、時に疎ましくも感じるんだろうなぁ、

なんて、自分のことを振り返って思う日々なのです。

いいサポーターでありたいものです(^^)