興味のある話題

長男は県外に住んでいるため、普段はLINEでやり取りしています。

大学入学時には写真も交えて送られてきていたメッセージも、2年経った今ではめっきり減りました。

月1回の仕送りの連絡以外は用事がないと連絡は来ないし、こちらからのメッセージには、2日経っても「既読」さえつかない始末。

読んでないわけないのに、そのままほったらかし…。

そんな状況なので、たまに息子が興味ありそうな話題があれば、私からLINEしています。

今日は中日ファンの息子に、中日が今季初勝利したことをLINEしてみました。

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すると30分もたたないうちに返信が!

何か聞きたいことがあってLINEしても、返信に2日はかかるのに…。

結局は、相手に反応してほしいなら、「相手の興味を引く話題」ということですね。

春は新しく出会う人も多い季節です。

つい、自分の知っている話や、自分たちで通じる話をしがちですが、もし新しい方が一緒にいたら、ぜひその方の興味を引く話題も交えて会話してください。

「何に興味があるのか」を考えることで、気持ちがその方に向きますし、その方も興味を持つ話であれば会話も弾み、知らなかった一面が見られるかもしれません。

私も、長男は何に興味があるのか、反応を探りながら、LINEを送ってみようと思います。


「友達100人できるかな?」

おうかがいしている大学併設の幼稚園は、今日が入園式でした。

幼いながらも制服を着て手を引かれる姿はかわいいですね~。

そんなコメントがでるあたり、私も年を取ったものです(^^;)

その姿を見ながら、集団生活の新たな始まりを思い出していました。

私は、歌にもあるような「友達100人」なんて数の勝負はとてもできるような子供ではありませんでした。

幼稚園も遅刻の常習犯で、祖母に手を引かれ、幼稚園に隣接する公園を通りながらだましだまし連れていかれるのが常でした。

もう私がつく頃は園庭でのお遊戯も佳境に入っており、遅れて登園した私は、部屋から一人で、みんなのお遊戯の様子を見つめていた記憶があります。

その記憶を発端に、集団生活にはどちらかというと窮屈さを感じることも多く…。

自分の意見に引っ張られ、相手に合わせることにはかなりエネルギーを使っているような気がします。

でも、SNSでの友人数が話題になるような人付き合いはできません。

でも、それでもいいかな…と考えられるようになったのは、自分で仕事を始めて、自分のペースで動くようになった頃からです。

どうしても質より量の方が話題に出がちな人との関係ですが、新入生も新社会人も、そして新たな場へ臨まれた方々も、自分のペースで大切に関係を築いていってください。

そして、新たな人との出会いを楽しんでください。

 


トラブルの当事者が、それぞれ考えていること

セルフ・キャリアドック制度に携わって企業内の複数の方と面談をしていると、うまくいっていない部署の当事者双方の話をそれぞれに聞く、という展開になることもあります。

もちろん、キャリアコンサルタントには「守秘義務」がありますので、話した内容をその相手や企業側に伝えることはありません。

面談を始める前にも、その点は約束しています。

そもそも「部署内トラブル」として面談をしているわけでもありません。

それなのに、面談中にそれぞれの方が悩んでいる話として出てきたわけです。

話を聞きながら、「あれ?これってさっき面談した方のこと?」と感じたのです。

でも話を聞いてみると、それぞれ受け止め方がずいぶん違う…。

一方は、あいさつも返してくれない人がいて感じが悪い。

もう一方は、頼んでも仕事を任せてもらえない。

面談内では、組織に少しでもプラスになるように、それぞれの方のキャリアステップも踏まえた方向性を、相手の方の話には触れずにアドバイスさせていただいたのですが…。

それにしても、トラブルに至る双方の意見とはこれほど見方が違うのかと実感しました。

仕事でもその他の人間関係でも、こじれた当事者同士では見方や考え方が偏って、より一層こじれることも多いです。

でも一歩離れて、第三者に自分の意見を聞いてもらったり、話しながら自分の状況や行動を振り返ったりすることで、より良い方向への糸口が見つかることもあるのです。

仕事の場で、そんな時に相談できる存在として、キャリアコンサルタントがもっと役立てたらと思った出来事でした。


人は、相手によって話題を選ぶ。

成人式から帰った長男は、その翌日、久しぶりに会った友達との話題について話してくれました。

高校の同級生とは今年予定されている同窓会の情報確認、中学校の恩師とは最近連絡が取れない同級生の話題、地元の大学へ通う友人とは大学生活やアルバイトなどの近況、と言った感じで、相手に合わせて様々な話をしてきたようです。

でも、今年秋に決まったロシア行きのことは、「大学生で、留学しそうな学部の友人にだけ言った」とのこと。

「全部説明するのがめんどくさかったから」と。

既に社会人の友人もいれば、地元だけで生活していて海外なんて考えていない友人も多く、海外へ行くこと、さらにその行き先がロシアであることを短時間で説明するのが面倒だったというのです。

人は相手が興味を示したり共感してくれる話題を何気なく選んで会話を進めていきます。

じっくりと話す機会でなければ、説明に時間がかかったり、理解してもらいにくい話題は避けているのです。

我が家の子供たちは、家で学校の話題をあまりしませんでした。それも、子供たちなりに、私には理解しにくいと判断していたからかも…。

親として許容範囲が狭いと思われていたのか(^^;)

いまやキャリアコンサルタントという仕事をしている私としては、目の前に来談された方に、「何を話しても受け入れてもらえそう(=受容)」と感じてもらえる大切さと難しさを、あらためて考える機会となりました。


立場の違う方のお話は「役に立つ」

今回お手伝いさせていただいているキャリアコンサルタント養成講座の方々は、初日からぐっと距離が近く、早くも2回目にして「キックオフ会」なる飲み会をセッティング。

しかも、ほぼ全員参加というのも驚きです。

受講生という同じ立場の方々でも、顔ぶれが変わり関わり方が変わると、互いの距離感も違うものだと実感です。

もちろん、私も参加させていただきました。

参加者の中には会社を経営している方もおり、セルフキャリア・ドック制度を活用されたとのこと。

今週、実際に企業にお伺いする私としては、キャリアコンサルタントに会社に入られる経営者側の意見が聞きたいところ。

これはチャンスと、コンサルティングの様子やキャリアコンサルタントに望まれることなど、いろいろお伺いしました。

これぞ、飲み会の力!

日々同じ生活を送っていたら出会わない方々と出会いお話ができること、そしてそこからいろんなことを得る瞬間はワクワクします。

頭の中の想像だけでは分からない現実の話は、ネット情報とは真実味もライブ感も違います。

だから、「Let’s飲みニケーション!」


「飲みニケーション」は「コミュニケーション」?

大学でサポートさせていただいているアクティブ・ラーニングは、同じメンバーで6回続きます。

今日は3回目。そろそろ折り返し地点です。

それが、今回は前回に比べ、とてもいい雰囲気!

ディスカッションのワークに入って、書記担当が筆記する手元が見えるようメンバーで向き合って話し始めると、表情良く話に参加しながら意見を出しています。

もちろん、中には、うまく意見が出せなかったり、話に入れなかったりと、あと一歩の学生さんもいるのですが、全体的に活気があるのです。

にこやかにグループワークを進める様子を見て、内容の濃い議論に、コミュニケーションは大切だと改めて実感しました。

また次回からの後半戦、あとどの位深く関わり合うことができるようになるか。

そして、その関わりの中から、一人では思いつかなかった結果を導き出すことができるか。

学生さんたちが関わることの力を体感できるか、楽しみです。

ふと、どうしてこんなに雰囲気が違うのかと考えて、私が思いついたのは、「飲み会でもあった?」

近年「飲みニケーション」は賛否両論ありますが、お酒を飲むことで、緊張が和らいで親しく話すことができるし、ぐっと人間関係が近づくような気がして、私は賛成派です。

そろそろ忘年会シーズン。

飲みニケーションでコミュニケーション!


人と出会うことの大切さと、その重みに向き合う。

今日は、今月からお仕事をご一緒させていただく方々との顔合わせでした。

前任者の方がご出産されるということで、その送別会に参加させていただきました。

前任の方から伺ったお話をふまえ、気持ちを引き締めて仕事に臨みたいです。

それにしても、フリーとして仕事を始めてから、今まで以上に人との出会いの大切さを実感するようになりました。

このお仕事も、出会いから繋がったものですし…。

どこかに所属しているうちは、やはりその企業やポジションにいる「私」として、繋がっていただいている感じが強く、私自身も出会いに対する思いが今より薄かったです。

それが、個人で仕事をするようになって、当たり前ですが、「私」として繋がっている実感は大きく、それに伴って、責任も大きく感じるようになりました。

出会いの大切さも、比べ物にならないくらい身に染みる日々です。

でも、もともと私は、様々な人と出会って刺激を受けることがやる気に繋がっていたので、そう考えると、カウンセラー業もこの働き方も、やっぱり合っているのかも。

とにかく、まずは「いっぽいっぽ」を大切に。


「人見知り」はコミュニケーション上達の始まり

「私、人見知りなんです。」「私、昔は人見知りで…」という人の多いこと多いこと。

実は、世の中「人見知り」経験者ばかりです。

特に大学生を対象に面談していると、このような話をする学生がとても多いのです。

そのうえで「コミュニケーション能力が強みです」と話は至るわけで、「?」常々矛盾を感じていました。

でも、様々な学生に会う中で、実は「人見知り」はコミュニケーション上達に欠かせないステップなのでは?と考えるようになりました。

家族に対して「人見知り」という表現は使わないので、「人見知り」ということは家族と「よその人」がしっかり認識できていて、他人と自分との距離を、意識しない人以上に敏感に感じているわけです。

その中で、自分は「よその人」との距離がうまく取れないな~何とかしたいな~という思いから、日々意識的に実践を積んだり工夫を重ね、その日々の積み重ねが、結果としてコミュニケーション能力の向上に繋がっていく、という訳です。

人は弱点こそ何とかしようと思い悩み、日々の時間とエネルギーを費やすので、反対にその弱点が長所になってしまうことも多いのです。

そして、最初からコミュニケーションに長けた人より、質も高く、苦手な人の気持ちも分かる、きめ細やかなコミュニケーションを身につけることができるのです。

弱点はいつまでも弱点にあらず。

その人らしい強みになります。


「話を聞く」そして「話を聴く」

日常生活のコミュニケーションで、「話す・聞く」は基本の部分です。でも、基本なのに、なかなか実は難しい。

日頃つい、話すことに注意が向きがちですが、友人・家族・同僚、または上下関係のある相手と、コミュニケーションの場も相手も様々な日常では、しっかり聞くことも重要です。

人は、相手が自分の話を聞いてくれていないと感じると、分かってもらおうと、よりしつこく話を続けたり、話すのをあきらめたり、相手への不信感を募らせたりします。

そこで、コミュニケーションの下地作りとしても、話を聞くことは、とても大切な部分になります。

…が、これがまた奥深いのです。

「話をよく聞く」というと、聞くことに集中しがちですが、「よく聴く」つまり「傾聴」は、とにかくじっと相手の話を聞くだけでなく、話をよく聴いてもらっていることを、「話し手が分かる」ことが必要になります。

そこで、まず一生懸命話を聞いたうえで、しっかり聞いていることを、具体的な方法(相手をしっかり見る・うなずく・あいづちを打つ・話し手の言葉を拾って伝え返すなど)で、話し手に分かるように伝えていきます。

すると、「私の話を聴いてもらえている」という事実が、安心や聞き手への信頼に繋がって、聞き手の言うことも受け入れてみようという思いに至るのです。

普段、なかなか相手の反応・行動が実感できないと感じていたら、ぜひ、意識して「話を聴いて」みませんか?

その相手は、「話をしたい」「相談したい」と、あなたの目の前に来てくれた方なのですから。


自分が変わると相手との関係性も変わる

今日は岐阜の知人と久しぶりにランチしました。近況を報告しているうちに、私がキャリアコンサルタントをしていることに話題が至りました。このことを彼女に話したのは初めてです。

すると、その後「実は…」と、ご家族のことについて話し始めたのです。

既に20数年来の付き合いですが、この話を聞いたのは初めてでした。互いの関わり方は不変のものではなく、相手が変わらずとも自分が変化したことで、関係性にまで影響があるんですね。

ありがちな人間関係のトラブルから家族間や組織内の悩みなど、「この関係はもう変わらない」と、その関係性ありきで考えがちです。でも、相手は変わらずとも、自分のあり方・捉え方を変えながら関わることで、動き出すことは多いのです。

彼女に、少しでも私との関わりが役立ちますように…。

今日も一日暑かったので、帰りは既にこの空模様。一雨ありそうです。

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