先週末は、キャリアコンサルタント養成講座の修了試験。
講座としての修了試験なので、合否が…というよりは、今までのことを振り返ってとにかく体現してみることを大切にする時間です。
もう既に資格を取得された方に相談者役としてお手伝いしてもらいながら、実際の相談を想定したロールプレイを一人ずつ、15分やっては私がフィードバックして、を繰り返します。
2日に分けて、それぞれ違う方が相談者役をしてくれる中、受講生の方は、緊張しつつも今までの練習を踏まえ、一生懸命相談者の悩みを聴いていきます。
修了試験の日は、私もどうなるかといつも心配するのですが、
熱心な方が多いクラスだったので、思った以上に皆さん落ち着いてお話を聴くことができていました。
その1日目と2日目の終わりに、それぞれの相談者役の方から感想をもらったのですが、その内容が、
1日目の方は「自分の時はこんなに落ち着いてできなかった。すごい!がんばって下さい!」と、
過去の自分の気持ちになって、励ます言葉。
そして2日目の方は「実は私、試験でA評価でした。皆さんもぜひがんばって下さい」と、
自分ががんばった結果をもとに、先輩としてのエールの言葉。
同じ「がんばって」でも、違う角度からの感想だったのです。
目の前の相手をどう捉えるか。
その人の気持ちになって考えるか、先輩として励ますか、
人によって全然違うんだ、と言うことを改めて実感。
いろんな人の話を聴くためには、いつもの「気が合う」仲間だけでなく、
価値観や見方の違う人と接し、考え方や感じ方を伝え合って、
人の多様性を日々実感しながら、幅を広げ続けたいなと思う出来事でした。