成人式から帰った長男は、その翌日、久しぶりに会った友達との話題について話してくれました。
高校の同級生とは今年予定されている同窓会の情報確認、中学校の恩師とは最近連絡が取れない同級生の話題、地元の大学へ通う友人とは大学生活やアルバイトなどの近況、と言った感じで、相手に合わせて様々な話をしてきたようです。
でも、今年秋に決まったロシア行きのことは、「大学生で、留学しそうな学部の友人にだけ言った」とのこと。
「全部説明するのがめんどくさかったから」と。
既に社会人の友人もいれば、地元だけで生活していて海外なんて考えていない友人も多く、海外へ行くこと、さらにその行き先がロシアであることを短時間で説明するのが面倒だったというのです。
人は相手が興味を示したり共感してくれる話題を何気なく選んで会話を進めていきます。
じっくりと話す機会でなければ、説明に時間がかかったり、理解してもらいにくい話題は避けているのです。
我が家の子供たちは、家で学校の話題をあまりしませんでした。それも、子供たちなりに、私には理解しにくいと判断していたからかも…。
親として許容範囲が狭いと思われていたのか(^^;)
いまやキャリアコンサルタントという仕事をしている私としては、目の前に来談された方に、「何を話しても受け入れてもらえそう(=受容)」と感じてもらえる大切さと難しさを、あらためて考える機会となりました。