新しい年が明けて早々、「AI(人工知能)技術の普及により、2030年には雇用が240万人減る」との試算を三菱総合研究所がはじき出しました。
少子高齢化だから働く人の人口は減っていくものの、雇用はそれよりも減りそうです。
特に、女性に人気の事務職や販売職、非正規雇用の多い生産現場の職が減っていく予想なので、雇用人数が減ることもですが、ある職種が急激に減ってしまうことが問題ですね。
「働ければどんな仕事でもするか」と聞いたときに、「YES」という人はそう多くはないですから。
では、いったい人間の方がAIより優れている仕事は何でしょうか。
AIが得意とするのは、蓄積した情報の分析や計算で、画期的なものを生み出すことは苦手です。
そして、創造力やコミュニケーション力は人間の方が優れていると言われています。
これからは、そんなことも意識しながら人間の強みを伸ばす工夫も必要です。
こんな状況の中、大学新卒就活で話題にでる職業の将来性はどうでしょうか。
AI技術の普及以前に、高度成長期のような右肩上がりの景気もなく、バブルもはじけ、リーマンショックなんてことも起こり、過去の環境が将来もずっと続く保証なんてどこにもありません。
だからこそ、どんな仕事に就いても周りの状況や環境を柔軟に受け入れて対応できることが大切になってきます。
自分が働くうえで譲れない部分は何かをしっかり自分でつかみ、そこは大切にしながら、その他は柔軟に対応しつつ生き抜いていく力こそが必要なのです。