大学のキャリアセンターに来る学生もめっきり少なくなり、大企業の6月解禁を待たずに今年の就職活動はピークを過ぎたようです。
「2019年卒マイナビ就職モニター調査」の結果が5月15日に発表になり、4月時点の大学生全体の動きが分かります。
調査によると、4月時点で41.3%の学生が最終面接へ進んでおり、29.9%が内々定。
ただ早い段階で結果が出たためか、内々定をいただいても就職活動を続ける学生が多い様子。
また、4月にエントリーした企業の数は平均5.3社とのこと。
実はエントリー数は年々減っていて、2年前に比べると半分程度なのです。
それに、リクルートのOpenESという共通フォーマットのエントリーシートを導入する企業も増えているので、「エントリーシートの添削」のために来談する学生もぐっと減りました。
更に、この時期の来談数を減らしている原因は、インターンシップ。
4月に内々定をいただいた企業のインターンシップに参加していた学生は50.7%もおり、今や就職活動のスタートはインターンシップなのです。
本選考より前に、インターンシップの申し込みで簡単な書類を提出させ、本選考でのエントリーシートを省いた企業も多いようです。
結局、エントリーシートは企業学生双方に負担が大きく、できれば無くしたいという両者の思いが反映して、このまま減っていくのかもしれません。