子の就職活動に向ける「親」の気持ち

先日、マイナビから「2018年度就職活動に対する保護者の意識調査」が公表されました。

その結果によれば、親が入社して欲しいのは「公務員」がダントツ1位

そしてその後には、トヨタ・NTT・JAL(日本航空)・パナソニック、といったよく知られた大企業の名前が続きます。

2018年度に就職活動をした学生さんの親世代と言えば、まさにバブル世代の方も多く、今みたいに、インターネットやSNSを駆使し、自己分析やらエントリーシートやらの無い時代。

情報量も就職活動のやり方も、全く違います。

そんな親たちが、「入社して欲しい企業の特徴」として上げたのは、

「経営が安定していること」で、46.2%と圧倒的大多数

2位の「本人の希望や意志に沿っている」28.7%を大きく引き離しています。

いかに今の親たちが子どもへ「安定」を願っているか、数字に表れているのです。

子どもへ何を願うのか、その願いをどのように伝え、どう関わっていくのか…正解はありません。

実際に大学で多くの学生さんと面談する中で、親御さんの影が、ある時は濃くある時はうっすらと見えてくるときがあります。

かく言う我が家も、長男が留学を理由に1年多く大学へ残ったため、まさにこの春は就活シーズンを迎えます。

私がこんな仕事をしていることもあり、どのように関わるかは微妙なところ…

もちろん、私の就活支援スキルや情報は息子にも役立つはずなのですが、何しろそこは「親子」

相談に「自分から」来る学生さんとは違う訳です。

「必要な時は全面協力するから」とは言ってあるものの、長男の就職活動がどうなるか、そして、私はどう関わっていくのか…。

まさに今年の春は「就活生の親」としても、試行錯誤の日が続きそうです。