前回のブログで「食わず嫌いのカキを食べた話」を思い出した時、
一緒に思い出したのは、「食べてみろよ」といった先輩のMさんのこと。
懐かしい…。
何度も「食べてみたら」「おいしいよ」と言われても、食べなかったのに、
その時私がカキを口にしたのは、Mさんが言ったから。
Mさんは同じ部署の先輩で、出身地(山梨)や大学が同じだったこともあり、私のことを子分のようにかわいがってくれました。
今でも印象に残っているのは、まだ大した仕事もできない私に、450人ほどの講師データベースを作る作業を教えてくれたこと。
まだ事務所内に、オフコン(オフィスコンピューター)が1台しかなく、人数分ノートパソコンが導入されることになったのに、何に使っていいのか分からない…といった時代でした。
そんな中、新しくきたパソコンで新しい作業を教えてくれ、できるようになるまでサポートもしながら任せてくれた。
事務所の誰にもできない作業を、私ができると信じて、任せてくれた。
その思いの積み重ねをMさんから感じていたからこそ、私もMさんの言葉を信じたのだと、今でも思います。
結局、他の人が言っても、20数年食べていなかった食わず嫌いを、私は食べることはなかった。
何を言うかももちろん大切だけれど、誰が言うかはもっと大切。
そこに、相手を信じてかかわる関係があってこそ。
そんなことも、あらためて、温かい思い出と共に思い出すことができました。
Mさんは、私が会社を辞めて結婚し、長男が生まれた半年後に、病気で亡くなって
( ;∀;)
久しぶりに思い出したから、きっと「おっ、久しぶりだな!」って言ってます(笑)