大学3年生が履歴書を書き始めた頃、思いつくままにとにかく書き綴ると、一文がとても長く一回読んだだけでは伝わらない文章が出来上がります。
初めて読んだ人が理解しやすい文にするなら一行に一文程度。
「自分が書きたいように」ではなく「相手が分かりやすいように」と、相手の目線を意識して修正していきます。
誤字脱字や「てにをは」の間違いについても、他の人に読んでもらうことで修正の機会が得られます。
こうやって書いては修正し、また書いてはまとめ直す。
提出しては見直し、面接で話しては手直ししていく。
就職活動で提出する文章は、この繰り返しです。
でも、学生さんたちは早く「完成」させたい(この書き直しループから抜け出したい)訳で…。
もちろん一定レベルのものはどんどん提出してほしいのですが、それでも、常に見直し、「もっと良くなるかも」と努力を続ける心構えは大切です。
これはつまり、受験の問題とは大きく異なり、「正解のない問題」に向き合って努力し続けることなのです。
これこそが就職活動の大変さであり、大変だからこそ成長もするのです。
そして努力したことは結果に、そして自分の自信や納得にも繋がっていきます。