最近、教育の現場では、アクティブ・ラーニングが話題です。
授業と言えば、私が大学生の頃は、講義を聞く一方通行の学び方でした。
ところが、「何を教えたかではなく、学生が何を身につけたか」が問われる時代となり、居眠りはしていられない、参加型の能動的授業(アクティブ・ラーニング)が取り入れられているのです。
私も、先日、実際にアクティブ・ラーニングによる授業に携わり、体感する機会に恵まれました。まず個人で、インターネットを使って情報を集めたうえで、グループでテーマについてディスカッションして、その結果を発表する、といった内容でした。
アクティブ・ラーニングと言えば、うちの子供達の通った中学校が熱心に取り組んでいて、授業参観で、班ごとに話し合ったり教え合ったりして、取り組む様子を見たことがあります。
いろんな考え方や意見があることを知って、それを受け入れたうえで、どのようにまとめていくか体験することは貴重です。
経験したことは、近いところでは就職活動のグループディスカッションでの選考にも活かせます。
将来的には社会へ出て、想定していない複雑な問題に直面したときに、自分で考えて行動していく力にも繋がります。
その動きを踏まえて、最近の大学では、アクティブ・ラーニング用の部屋が新たに作られているところがあります。
情報を調べるノートパソコンや発表用のプロジェクターといったICT設備が整い、グループで学習できる可動式の机といすが設置された真新しい設備を見て、時代の変化を感じます。
これからは、自分の知っている知識だけを使い、よく知っている人だけと、あうんの呼吸でやり繰りできる時代ではないということですね。