大切なことは、「悩み」「迷う」からこそ得られる

2018年卒の大学生の就職活動は内定式も終わり、そろそろ終息しつつあります。

実際に学生さんと関わっていると、巷で言われている「売り手市場」を本当に実感します。

厳しい就職活動を強いられる時代には、すんなり結果に至らないケースでも、あっさり内定取得できる場合も多く…。

方向性が絞り切れておらず、手当たり次第に活動している学生。

人当たりがよくコミュニケーション力はあるけれど、その企業に向けての志望度が感じられない学生。

対人経験が少なく、社会人として人と接していくうえでまだ不安がある学生。

こういった学生さんの場合、いわゆる「自己理解」「企業研究」「コミュニケーションスキル」などがまだ不足しているのです。

もともと学生生活では不自由していなかったので、就職活動をきっかけに、通過しない理由を悩んだり迷ったりして、徐々に身につけていけばいいのです。

周囲の人に話を聞いたり、自問自答したり、社会人との接し方を練習したり…。

「苦しむのは嫌」でも、少し視点をずらして先のことを考えると、その過程はとても大切です。

その過程の中で自分を見つめ、納得し、覚悟も決まります。

大学新卒の就職活動は、初めて経験することばかり。

何だか難しそうでハードルが高いと思っていたのに、現実には「売り手市場」で思った以上に結果に繋がってしまい、迷わずあっさり就職先を決めてしまう例も多くなっています。

結局入社後に迷い、早期退職に至る場合も。

就職活動の中で、いかに自分を見つめ、企業を見つめ、将来へ目を向けていけるか。

私たちキャリアコンサルタントはもちろん、親御さんや企業の方々にも心がけてほしい点です。


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