丸ビルの角で待ち合わせ

今月から、大阪でキャリアコンサルタント養成講座が始まりました。

関東生まれの私としては、息をするように自然にボケと突っ込みをする大阪人のイメージに、楽しみ半分、不安半分。

でも、初日の緊張と言えば、受講生の方も同じこと。

何より、安心できる場で、楽しく講座を進めていくことを心に念じての初日でした。

担当クラスは、大阪駅が家から徒歩圏内という心強いアシスタントの方のサポートもあり、和やかな雰囲気の中、講座を滑り出す事ができました。

そして、教えていただいたのが、

「丸ビルの角で待ち合わせな!」っていう定番ネタ。

帰りに表に出れば、そこにはまさに「角」の無いビルが。

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帰りの駅では、エスカレーターに立つ人が右寄りで、

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部屋の中に缶詰の一日ではありましたが、大阪を感じることもできました。

また来週が楽しみ(^-^)

ただ、行きの新幹線、米原付近はどんより雪雲が垂れこめ…。

雪が降ると、よく新幹線が徐行する場所なのです。

秋の東京通いは台風でバタバタと振り回されましたが、このシーズンの大阪行きは、雪が心配。

またまた天気予報とにらめっこの日々が続きそうです。


子の就職活動に向ける「親」の気持ち

先日、マイナビから「2018年度就職活動に対する保護者の意識調査」が公表されました。

その結果によれば、親が入社して欲しいのは「公務員」がダントツ1位

そしてその後には、トヨタ・NTT・JAL(日本航空)・パナソニック、といったよく知られた大企業の名前が続きます。

2018年度に就職活動をした学生さんの親世代と言えば、まさにバブル世代の方も多く、今みたいに、インターネットやSNSを駆使し、自己分析やらエントリーシートやらの無い時代。

情報量も就職活動のやり方も、全く違います。

そんな親たちが、「入社して欲しい企業の特徴」として上げたのは、

「経営が安定していること」で、46.2%と圧倒的大多数

2位の「本人の希望や意志に沿っている」28.7%を大きく引き離しています。

いかに今の親たちが子どもへ「安定」を願っているか、数字に表れているのです。

子どもへ何を願うのか、その願いをどのように伝え、どう関わっていくのか…正解はありません。

実際に大学で多くの学生さんと面談する中で、親御さんの影が、ある時は濃くある時はうっすらと見えてくるときがあります。

かく言う我が家も、長男が留学を理由に1年多く大学へ残ったため、まさにこの春は就活シーズンを迎えます。

私がこんな仕事をしていることもあり、どのように関わるかは微妙なところ…

もちろん、私の就活支援スキルや情報は息子にも役立つはずなのですが、何しろそこは「親子」

相談に「自分から」来る学生さんとは違う訳です。

「必要な時は全面協力するから」とは言ってあるものの、長男の就職活動がどうなるか、そして、私はどう関わっていくのか…。

まさに今年の春は「就活生の親」としても、試行錯誤の日が続きそうです。


成人おめでとう!

今日、1月14日は成人の日

ただ、最近は市町村によって成人式の日程は異なる場合も多く、次男は3連休真ん中の13日が成人式でした。

しかも、地域の施設での成人式はお昼から

振袖を着て写真を撮って…という慌ただしい1日にとって、お昼からの成人式は余裕があって助かります。

といっても我が家は息子2人

そんな慌ただしさや華やかさとは無縁

大学の入学式用に買ったスーツを着て、玄関前で写真を撮るのがやっと(^^;)

友達の車に乗り合わせて成人式会場へ出かけて行ったかと思えば、そのまま名古屋へ

中学校の同窓会に参加してそのまま遊び回り、終電も過ぎ、タクシーに乗り合わせて午前様の帰宅となりました。

聞けば、高校を卒業して就職した友人は、20歳になるまで会社の飲み会では

「未成年なので、お酒を飲ませないでください」

という紙を首から下げていたとか。

労働基準法違反で話題になったあの運輸会社でもそんなことが行われていると聞き、時代の変化を実感します。

2022年からは18歳で成人

お酒・たばこ・ギャンブルは20歳からですが、若者たちをめぐる状況は様々変化していきます。

見えない将来の中でも、自分達の道を切り拓いていくことを願った、成人の日でした。


あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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平成最後の年が明けました。

1年前はロシアに留学して日本にいなかった長男

そして、成人を迎えた次男

2人の息子も交えて酒を酌み交わしつつ、平成最後の紅白でサザンとユーミンを見ながらの年越しとなりました。

明けて元旦はとても穏やかな日差しの下、昨年同様「田縣神社」へ初詣。

今年の思いを願ってお参りしました。

平成31年の次は、「○○元年」か?

今年の干支「いのしし」と言えば、「無病息災」とか、勇気と冒険の象徴だとか。

十二支の最後ということで、次に続く十二支の始まりに備え、準備する時期だとも。

今年もいっぽいっぽ、大切に進んでいきたいと思います。


「外国人労働者受け入れ拡大」は決まったけれど<後編>

今は、留学生が大学を卒業して日本で就職するには、大学の専攻に関連がある職務でないと、就労ビザが認められません。

大卒では、単純労働や肉体労働に就いて、日本で働くことはできないのです。

社会科学系(経済・経営・法学)の学部なら、総合職や営業・通訳などは、ビザが下りる可能性は高いですね。

その上、留学生を採用する企業側でも手続きが必要なので、留学生の採用経験のない企業は二の足を踏むことも多く…。

ところが、留学生本人がその点を理解しておらず、3年生の段階では、「工場で製造の仕事がしたい」とか「飲食店で接客がしたい」とか言うケースも。

日本語会話力がまだまだの学生ほど、情報を理解できない事もあり、そんな感じ。

そこで、かみ砕いて説明。

聞けば、母国に子供がいるとか、実習生で3年働いた上に日本語学校へ通ってから大学へ進学したとか、もう35歳だとか、バックグラウンドも様々。

こんな今の留学生の現状を踏まえ、今回の外国人労働者の受け入れ拡大を考えると、思いは複雑です。

外国の方が、日本で働きたい思いについては、可能性も広がるでしょう。

ただ、日本人は本当にこの方々をどう受け止めているのか。

単なる労働力一人分としか見ていないのでは?

話せば一人一人、母国への思いも、日本語を学ぶ努力も、日本で働くことへの思いも、収入を得たい切実さも、渡航先での心細さも、様々な思いを持った人間です。

昨年、長男がロシアへ留学中、現地の方との様々なやりとりを聞き、優しい対応の話に国へのイメージが変わったこともあれば、厳しい対応の話に心を痛めたこともありました。

この留学生達も様々な思いを抱いて日本に来ているかと思うと、受け入れ体制も整わないまま、話題の中でモノのように扱われている現状に、今後が心配です。


「外国人労働者受け入れ拡大」は決まったけれど<前編>

来年4月からの、外国人受け入れ拡大が決まりました。

私は、大学で留学生の就職支援にも携わっています。

最近はベトナム人が増え、他にも中国・ネパール・韓国・ウズベキスタンなど多彩な顔ぶれ。

キャリアセンター以外にも留学生をサポートする部署があるので、直接支援する内容は、履歴書の添削や面接練習。

ただ3年生の秋に、就職活動のガイダンスと連動して、短時間の個別面談も担当しています。

先日も、予め記入してもらった調査用紙をもとに、「どこで就職したいか」とか「どんな仕事に就きたいか」とか、話を聞いていきました。

その時確認したいのは、内容だけでなく、日本語のコミュニケーション力。

就職するとなると、日本語でのコミュニケーションがどの程度できるかは重要ポイントです。

同じ留学生でも、アルバイトでの経験や大学での他の活動、日本での友人関係などによって、日本語の理解力と会話力は個人差が大きいのです。

日本語能力を測る検定としては「日本語能力試験」があり、目安にされます。

でも、面接型の試験ではないので、日常的な会話が理解できる「N2」を持っていても、レベルはバラバラ。

それに、アルバイトで使っている日本語会話だけでは、簡単な接客言葉しか理解できません。

実際に企業で働くためには、まさに「ビジネス日本語会話」のような言葉遣いも使いこなす必要があります。

そんなコミュニケーション力を伸ばすためには、交流の場を増やすことが一番の近道なのですが…。

日々機会を見つけ、できるだけ日本語会話力を上げることも、面談の中で伝えます。


今年も残り少なくなりました。

12月も半分すぎ、今年も、もう残りの日を数える頃となりました。

ささやかながら、クリスマス気分。

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子どもたちが幼い頃は、家の中にツリーを飾り、家の前の木にイルミネーションをつけ、寒い季節の中でも、クリスマスへ向かう何か暖かい雰囲気を感じていました。

ところが、ここ最近は日々に流され、気づくと今月もあと半分もない…。

さてと振返ると、今年はどんな年だったでしょう。

清水寺で書かれた今年の漢字は「災」

個人的には、たとえ「災」の象徴された年でも、もっと明るいイメージの漢字でまとめて欲しかったな~。

平成最後だから、「平」がよかった。

そんなことを思いつつ、細々と続けていた御朱印参りで、豊臣秀吉ゆかりの「豊国神社」へ行ってきました。

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出世の神様だそうで…(^^;)

確かに、草履取りから天下統一まで上りつめたサクセスストーリー。

あやかりたいものです。

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来年も、「夢」描き、その夢に近づける一年に。

それにしても、クリスマスも神社も堪能できる、日本人でよかった\(^o^)/


キャリアコンサルタントを目指す方々との出会い

担当していたキャリアコンサルタント養成講座が修了しました。

1クラス19名全員揃って、無事修了。

男女とも、幅広い年齢の方々。

会社でのポジションも越え、目指す方向へ向け、励まし合って取り組んできました。

試験勉強の励みにしようと、全員で修了証を手に記念撮影。

ぜひ頑張って欲しいですね(^-^)

この後は、この修了証を手続きに使い、キャリアコンサルタント試験へ申し込み、学科・実技(論述・面接)の試験へ向けて更に追い込みをかけることになります。

振り返れば、私がキャリアコンサルタント資格の前身の一つであるCDA養成講座を受講していた時は、ハローワークで働かれている方が、必ずクラスの中にいらっしゃいました。

その後国家資格となり、社会保険労務士の方が増えたと思っていたら、最近は、企業の人事担当の方が増えてきています。

厚生労働省の機関に従事する方を有資格者に

キャリアコンサルティング普及のために助成金対象に

企業で働く方にキャリア形成支援の充実を

と、国の方針により、この資格を目指される方も様変わりしているようです。

ただ、受講される方の傾向は変わっても、お一人お一人が、ご自身の人生を変えるきっかけとして、またそこに至る思いを持って臨まれていることは変わりません。

いま携わっている講座では、そんな思いも含めたレポート課題が課せられています。

そのレポートを読ませていただき、その内容に、私も身が引き締まる思いでした。

ぜひその思いを形に!

大人の学びは続きます。


キャリアコンサルティングを受けたことがある人

名古屋でのキャリアコンサルタント養成講座も終わりに近づいてきました。

模索し、試行錯誤を続ける中で、受講生の方から出る質問の内容も徐々に具体的になり、悩みの中にも変化が感じられます。

一歩一歩です。

思い返せば、この講座の初日に自己紹介をしていただいたとき、何人もの方がキャリアコンサルティングを受けた経験を語り、身近なキャリアコンサルタントの方との経緯を語りました。

もちろん、世間的には認知度も機会もまだまだですが、実際にキャリアコンサルタントを目指す方が、キャリアコンサルティングを受けたり、キャリアコンサルタントと出会ったりしていることを実感します。

平成29年に労働政策研究・研修機構(JILPT)が9,950名に行った調査では、キャリアコンサルティングを受けたことがある方は11.2%

まだまだ少数派です。

内訳をみると、若い世代が多く、17.3%(20代後半)とか、15.7%(30代後半)とか

少ない40代後半(7.5%)と比べたら2倍も開きがあります。

ここには、大学のキャリアセンターの影響は大きいですね。

他に受けたことのある方は、大企業の方に多い。

相談制度が整っているからでしょう。

ただ、相談した経験がない方でも、約3割がキャリアコンサルティングを受けてみたいと希望している、という結果も出ています。

私も、一人のキャリアコンサルタントとして、まさにまだ経験のない方々へ、少しでも力になれる機会を探っていこうと思います。


「人生」を学ぶ

久しぶりの休日

映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観に行ってきました。

よかった~(^^)

クイーンの音楽ももちろんですが、なにより、描かれているフレディ・マーキュリーの人生が。

華やかな一面とその裏にある苦悩の人生。

それが、とても濃密に描かれた映画でした。

思い返せば、先日「フェルメール展」と「ムンク展」に行った時、より「ムンク展」に私が惹かれたのも、まさにこの点かも。

ムンクは80歳で亡くなるまで、あの有名な「叫び」を描いた後50年もの間、画家として描き続けていました。

そんな長い人生の中で、途中精神を病みながらも、自分を見つめる自画像を数多く描き、

一方、写真や映画にも関心を持って、実験的な作品にも取り組み、

そして晩年、精神病を乗り越えてオスロへ戻ってからは、「叫び」とは全くイメージの違う明るい色彩で、力強く希望に満ちた作品を制作。

そんな「人生」を感じられる展覧会だったのです。

子どもの頃、伝記を読むことで偉人や先達から生き方を学びました。

大人になっても、というより、大人になったからこそ、他の方の人生から様々な思いを含め、学ぶところは大きい。

そして私、人の生き様に触れたいという思いが強いようで…。

今の仕事も、まさに人生と向き合う仕事。

実際に、年の上下を問わず、目の前の方の語りから、学ばせていただく機会も多いのです。

だから奥深く、この仕事に惹かれるんだな~と改めて実感しました。

この思いを、大学で映画研究会に入っている長男にLINE

「フレディ・マーキュリー 神!」