就職するときに、会社の名前と事業内容を聞いただけでは、いざ自分がそこに入って何をするかは分かりません。
学生だと就業経験がないので、入社後、「こんなはずじゃなかった」と違和感を持ち続ければ、それが原因で辞めてしまう人も…。
私が新卒で入った職場では、一般職でありながら、残業しないと仕事は終わらないし、日帰りの県内出張も月数回、年に何回かは泊りがけの出張もありました。
これを、「一般職はデスクでパソコンに向かって書類作成して、定時で帰宅」と思い込んで入社したら、違いは大きいです。
そんな誤解を防ぐ目的も含め、仕事そのものや職務理解のためにOBOG訪問も勧めてはいますが、最近はインターンシップを行うところも増えてきました。
就職前に実際に体験して、自分の方向性に活かすことができます。
うちの子供達がまだ幼い頃、キッザニア(職業体験型施設)で付き添いながら、「私だったら~、マヨネーズ工場で研究員やって、次はホテルスタッフで…」と妄想していた私には、うらやましいの一言です。
情報としては、企業のHPにある社員の声や、就活情報サイトの社員紹介(企業のPR入りますが…)、厚生労働省の「若手・中堅・ベテラン社員へのインタビュー集」もインターネットで検索できます。
いろんな角度から想像してみるといいですよね。
他にも、主に企業内の人材育成や評価の目安に使う「職業能力評価基準」も、具体的な文章でその職の内容が説明されています。
自分の職で求められていることは何か、ステップが上がったらどんなことをするのかが分かり、ステップアップした先を考えて、具体的な目標を立てることもできます。
目標が見つかったり、目標となる先輩がいれば、乗り越えられることもありますよね。