今日は、キャリアカウンセラーとしてお伺いしている大学の卒業式でした。
通常通り3年生は来談するものの、学内は卒業式一色。
特に女子学生たちのはかま姿がとても華やかでかわいらしく、ついキョロキョロしてしまいます。
このはかま姿も、大学の卒業式ならではですし、女子の気持ちも上がる姿です。
かつては、私も大学の卒業式で貸衣装を借り、はかま姿で臨んだのですが、その後、その写真を見た母ともめたことを思い出しました。
私は、大学4年間県外で寮や下宿暮らしをしていました。
自宅での束縛がとてもとても窮屈で、その反動から、大学生活を謳歌していました。
結果、高校までの母親のイメージとはかけ離れた娘になっていたわけで…。
大学進学時の「赤い矢絣(やがすり)に紺色のはかま姿」といった大正ロマン的な母親イメージからはるかにかけ離れたはかまを借り、卒業式に臨んでいたのです。
一緒にレンタルに行った友人たちに似合うと言われて私が選んだのは、山吹色の着物に深緑のはかま。
その写真を見せびらかした私は、
「芸能人じゃあるまいし!!」
と母の立腹を誘ったのでした。
うれしくて見せたのに怒られてしまい、今思い出しても、とても切ない思い出です。
親の目線と子供の成長は一致しないことが身に染みた瞬間でした。
それでも私は、卒業したみなさんが、いい意味で親の期待を裏切って成長していかれることを願っています。