カザン到着。遠くて近い不思議な感覚。

長男が無事カザンへ到着しました。

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途中、モスクワの空港へ到着した時にメールで空港の写真が送られてきたものの、カザンまで、前泊や乗り換えの宿泊を含めると、名古屋を出発してから丸2日の旅程となりました。

ニュースでは、LINEが使えなくなったと言われていたのですが、まだ使えるようで、LINEで到着の連絡と画像が送られてきました。

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ちょっと寒そうです。

その後、私が晩御飯を作っていると、「キャッシュパスポート」の暗証番号が分からなくなったと連絡が入りました。

ご飯の支度の手を止め、いろいろと調べながらのLINEのやり取り。

日本にいる時の感覚と変わりません。

今回現地で使うお金の準備には「キャッシュパスポート」を利用していきます。

以前は、海外でお金を使う手段として「トラベラーズチェック」があったのですが、なんと2014年に日本国内の販売が終了。

息子が準備していた「キャッシュパスポート」は、トラベルプリペイドカードで、日本で家族がチャージすると、現地の通貨を現地のATMで引き出すことができます。

便利ですね。

クレジットカード機能もついているので、そのままクレジットカードとして使うこともできる頼もしさ。

時代も変わったものです。


長男、一路ロシアへ

長男がロシアへ旅立ちました。

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昨年はウラジオストクへ1ヶ月間と距離も期間も短かったのですが、今回は10ヶ月間で、場所もモスクワ寄りのカザン。

飛行機で10時間近くの長旅です。

今回は、モスクワで乗り換えのために空港隣接のホテルで1泊して、カザンへ向かいます。

午前中に成田発の便ということで、前日には名古屋を出発。

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空港近くのホテルで1泊し、予定時刻には無事搭乗の連絡がLINEに入りました。

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アエロフロート(ロシア航空)だったものの、ほぼ定刻通りの離陸となりました。

あとは無事到着を祈るばかり…。

カザンへ着けば、時差はちょうど6時間。

来年夏までこの状況は続きます。

いろいろと心配もありますが、日本でも今朝はJアラートがなる事態。

どこも一緒なのかも。

ロシアでは最近、LINEが使えなくなっているとのことで、とりあえずメールとスカイプで連絡をとっていく予定ですが、金沢でもあまり連絡がなかっただけにどこまで連絡が来るか…。

お盆明けの金沢からの引っ越しに始まり、私も出発するまでのあれやこれやに巻き込まれ、公私共に慌ただしい日々を過ごしていましたが、これでまた次男との日常が戻ってきました。

ロシアへ向かった長男や仮免までたどり着いた次男のがんばっている姿に励まされ、「私もがんばらないと」と気持ちが引き締まります。

これも子どもがいるプラス面。


今では使わなくなった、ゲームやカードの価値

部屋の片隅に、今となっては全く使うこともないゲーム機やカードがまとめて置いてありました。

以前、息子たちが遊んでいたゲーム機やゲームソフト、それに箱いっぱいに入ったポケモンやデュエルマスターズなどのカードです。

もう使わないので何とかしないとと思っていたのですが、長男の引っ越し荷物の片づけついでに、やっと本腰を入れ処分することに。

内容がよく分からないので、長男に同行してもらって買取しているリサイクルショップへ持っていきました。

私が何も考えずに処分してしまえば、燃えるごみと燃えないゴミに出しそうなものばかり…。

ところが、査定してもらった金額を見て、私にとっては「ゴミ」に見えても、欲しい人にとっては価値ある「モノ」であることに、今さらながらビックリしました。

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特にカードについては、簡単に仕分けして持って行ったり、宅配買取をしている会社へ郵送したりすれば、更に高い評価がつくこともあるとのこと。

レアカードになると万単位の買取価格がつくものもあるそうで、驚きです。(そんなカードまずありませんが)

もともと、カードそのものの価格は5枚で150円程度。

当時子供たちがお小遣いの範囲で買い集めていたものです。

それが、珍しいとかみんなが欲しがるという付加価値がつくことで、金額が変わるんですね。

「モノ」の評価は、評価する人や状況によって変わることに、改めて気づかされました。

これは「人」の評価でも当てはまるかも。

結局、カードは宅配買取を依頼することに。どうなるか楽しみです。


どうせなら、移動も楽しみながら行ってみた。

21日から3日連続で、岐阜県関市へ高校の就職ガイダンスにお伺いしました。

商業科と工業科に日程が分かれており、1日目の商業科は女子学生が大多数、2日目と3日目の工業科は、ほぼ男子学生。

私が住んでいる地域から関市へは公共の交通機関では行きにくく、「関市ってここから電車で行けるの?」と言われるくらい。

まぁとにかく、実際行ってみました。

最寄駅から名古屋鉄道に乗るのはいいとして、

そのあとJR高山本線、そして第三セクターの長良川鉄道へ乗り換えます。

高山本線は、駅に着いたら自分でボタンを押して開けるタイプ!

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長良川鉄道は、無人駅が多いので、駅に着くと運転手さんが改札を兼ねて料金を受け取ってくれます。

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ちょっとした小旅行気分。

ただ、関に着いても、駅から会場まで少し距離があるので、片道2時間近くの行程となりました。

実際にお伺いしてみると、自転車のカギをかける習慣がないくらい地域の雰囲気がいい中で育ち、素直な生徒さん達ばかり。

一日を終える頃には顔つきも引き締まり、社会へ出る準備に気持ちが向いたことを実感しました。

また工業科には、2日間を通じて女子は2人。

そんなことはものともせず、建築・住宅の仕事に女性としての観点で関わりたいと意欲を話す姿に、頼もしさを感じつつ会場を後にしました。


長男の引っ越しで金沢へ(後編)

荷造り途中の長男のアパートにはとても泊まれず、私は金沢市中心部のホテルに宿泊。

チェックアウト前に、兼六園へ散歩に行くことにしました。

何となく雲行きが怪しいので念のため傘を持ってホテルを7時過ぎに出発。

15分くらい歩いて兼六園へ着くころにはポツポツと雨が降り始め、雷の音?と思っているうちに、どしゃ降りになってしまいました。

「雨の兼六園もいいかも…」なんて言っていられないくらいの激しい雨でしたが、何とか景色をパチリ。

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兼六園へ来たのは、子供の頃と結婚した翌年に次いで3回目ですが、また紅葉の時期など、天気のいいときに来てみたいですね。

金沢を堪能しつつも、今回の目的は引っ越し。

午後の荷物の引き取りを待ち、16時にはアパートを後にすることができました。

翌日が仕事のこともあり、なるべく早く帰宅したいところでしたが、長いお盆休みの方達の帰省ラッシュに巻き込まれ…。

それでも、何とかアパートを引き払えたことにホッと帰宅すると、赴任先から帰宅した夫が中央道の土砂崩れを10分の差で逃れることができたとのこと。

無事一日が終えられたことへ、深く深く感謝…。


長男の引っ越しで金沢へ(前編)

今月末の出国を前に、長男が引っ越します。

大きな荷物は単身引っ越しパックにお任せすることにしたのですが、長男は車がないので、片付けの仕上げをして細かい荷物を持ち帰るために、私が17日に車で金沢へ向かいました。

車で金沢へ行くにはルートは二つ。

東海北陸自動車道か名神・北陸自動車道。

東海北陸自動車道は対面通行の部分があり、私はあまり好きではないので、名神・北陸自動車道のルートで向かうことに。

米原から北陸自動車道へ入りしばらく行くと、敦賀湾に出ました。

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少し曇っているものの、ずっと山の中でトンネルが多い東海北陸自動車道とは眺めが違う!

さらに先を急ぐと、日本海側に出るにつれいい天気に。

また海が見えてきたのでサービスエリアに入ってひと休み。

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お昼前に無事到着し、午後はひたすら荷物の整理…。

来年また使うと思うと、捨てるもの持ち帰るものの選別は迷います。

なんとかめどが立ったので、折角の金沢の夜、中心街の香林坊(こうりんぼう)へ出かけました。

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「能登のカキ小屋で焼きガキを150円で食べた」なんていう、息子のうらやましい話を肴に、金沢のおいしい料理を堪能。

翌日の引っ越しに備えます。


ぶどうを食べて、甲府盆地の夏を想う

今年のお盆休みは愛知で過ごしています。

すると、山梨の実家から、毎年恒例のぶどうが送られてきました。

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農園のぶどうを送ってくれるので珍しい品種も入っていて、袋に書かれている名前を見ないと分からないぶどうばかり。

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今回は、黄緑色の「シャインマスカット」とルビー色の「サニールージュ」、巨峰に似た「サマーブラック」が入っており、すき間が大房のデラウェアで埋め尽くされていました。

たくさんあるので、半分は夫の実家へおすそ分けしたり冷凍したりと、新鮮なうちに割り振ります。

実家のある甲府盆地は、周りを山に囲まれ、車で30分も走ればぶどう畑に行き当たります。

小学校の頃の遠足に、ぶどう畑の間を通って歩いた思い出も…。

名古屋近郊も蒸し暑いですが、甲府盆地は気候が厳しく、夏は蒸し暑く冬は底冷えがする地域。

最近は他の地域も最高気温を更新していますが、以前は甲府の最高気温は全国ニュースの常連でした。

山梨出身と言うと、「涼しくていいね」と言われることもあるのですが、山梨=高原で涼しい、なんて思ったら大間違いなのです。

冬も、長野県で大雪を降らせた風が吹き下ろす「八ヶ岳おろし」というからっ風が吹き荒れ、雪はあまり降らないけれど、毎日氷点下の底冷えに凍えていました。

そんな厳しい気候なため、甲府盆地に生まれ育ったら、全国どこの気候でも大丈夫とも。

南アルプスを始めとした高い山々に360度囲まれ、盆地の底から周りを見渡すと、いつも目線の3分の2は山でした。

私が行ったことのない地域へのあこがれが強いのは、その山の向こうへのあこがれから来ているのかもしれません。

ぶどうを食べながら山梨に思いを馳せ…。

お盆が終わるともう8月も後半。

日中は暑い日々が続きますが、夜には虫の音が聞こえ始め、秋が近づいているようです。


「女性活躍」なら「男性活躍」も(後編)

女性ばかりのCAの話題に引き続き、これもまた女性が多い「養護教諭(保健室の先生)」についての話題もありました。

全国に約4万人いる養護教諭・助教諭のうち、男性は65人しかいないとのこと。

確かに、「保健室の先生」のイメージは女性。

大規模校には2名配置できるので、男性の養護教諭は、男性女性一人ずつとして配属されるケースが多いとか。

学校内に一人しか養護教諭がいない時、「男性だと不安だ」と保護者に言われることもあるそうです。

ちなみに、職業全体に占める男性の割合は、看護師は7.3%、保育士は5.4%なのに、養護教諭は0.16%

限りなく珍しい存在です。

養護教諭の役割と言うと、心身の健康だけでなく不登校やいじめ、虐待への対応も含みます。

そういった意味では、思春期の男子学生への対応で、男性の養護教諭のほうが相談しやすいという利点もあるはず。

親ではなく、身近に相談できる同性の存在は心強いです。

半面、自分の過去を振り返って中学校の頃に男の先生に相談するか、というと難しいかな~。

やはり男女1人ずつというのが理想的かも。

世の中に男性も女性もいる以上、職業に極端な男女の偏りがあるのは不自然です。

男女それぞれの良さをお互いに認め合い、その点を生かして仕事に向き合える社会に近づくためにも、このようなニュースが話題になり、みんなで考えてみることが第一歩ですね。


「女性活躍」なら「男性活躍」も(前編)

去年の4月から「女性活躍推進法」が施行され、女性活躍についての話題をよく目にするようになりました。

そんな中、日本の航空会社のCA(キャビンアテンダント)は女性ばかりで「男性がここまでいないのは異常」、というニュースを目にしました。

実際に、ANAはCAとして男性を採用したことはなく、JALも世界に約5500人いるCAのうち日本人男性は10名程度。

両社とも、機内でCAを務める男性は、海外拠点の外国人が中心なのです。

確かに海外の航空会社では男性のCAを目にすることも多く、日本だけの状況かと思い調べると、日本の他にもアジア系の航空会社は女性が中心だとか。

最近台頭している格安航空会社では男性も活躍しているし、航空会社としての考え方が反映しているとも感じます。

雇用形態が、最近まで契約社員中心だったことも影響しているはず。

CAというと、日本ではサービス業務のイメージが強いのですが、そもそもCAは保安要員でもあります。

テロが多いこのご時世、男性の存在は「安心感」というサービスに繋がり、荷物を棚に上げる時も、保安(機内で暴れた客を取り押さえる)のシーンでも、男性が活躍できる場はある訳で…。

最近では、電車の車掌やトラックの運転手にも女性が増えてきています。

性差による得意不得意があっても、それを上回る対応で、その役割にそれぞれの良さを活かしていけるよう、世の中の変化が必要ですね。


元気なあいさつが人をつくる

台風5号も無事通り過ぎ、8日は豊田市にある高校の就職ガイダンスにお伺いしました

台風の動きが余りにもゆっくりで台風情報を見ながら心配していましたが、明け方には雨も止みました。

高校に着いて校内を歩くと、出会う生徒さんはみな「こんにちは!」と目を見て挨拶をしてくれます。

高校としての「第一印象」もとても良い、生徒さん達でした。

模擬面接をする段になると、既に受ける企業が決まっており、集団面接も先生方に指導していただいているとのこと。

いつもは入退室の動きをデモンストレーションしたり、確認したりしてから模擬面接に入るのですが、それではすぐやってみましょう!ということになりました。

日頃挨拶をすることが当たり前な生活を送っている影響は大きく、どの生徒さんも、目を見てとても大きな声でしっかり挨拶をし、一生懸命お辞儀をして入室してきます。

緊張してなかなか笑顔は出なくても、一生懸命さが伝わり、とても好印象です。

面接の流れに沿って自己PRを話してもらっても、部活動やボランティア活動をがんばった話を基に、仕事への意欲も考えて話すことができました。

自己PRの中に「改善」という言葉が出てくるあたり、さすがトヨタのお膝元という感じですが、就職率がよいというのも納得の生徒さん達でした。

高卒で4割(10年ぐらい前までは5割)、大卒で3割が卒業後3年以内に離職しているというデータがあります。

同じ離職でも理由は様々ですが、この生徒さん達が、社会人として、それぞれの良さを発揮できる社会であってほしいと思います

台風明けの晴天の日差しの中、さわやかなあいさつに送られて学校を後にしました。