今どきの新入社員は、「働く」ことについてどう考えているんだろう?
そんな、先輩社員の素朴な疑問に答えるアンケート結果があります。
日本生産性本部が、昭和44年から長期(50回)に渡って新入社員に行っているアンケートの結果が先日発表になりました。
平成30年度の新入社員はどうかと言うと…
「働き方は人並みで十分」と答えた人が61.6%もいます。
「若いんだから、周りに負けじと働けよ…」と思っている先輩社員から見たら、物足りないとも言えそうです。
それに、「若いうちは自ら進んで苦労するぐらいの気持ちがなくてはならないと思う」人の割合は年々減って、今や5割を切ります。
反対に、「好んで苦労することはない」と答えた人は増え続け、今回は34.1%に。
こんなところも、ジェネレーションギャップが生まれそうです。
「自分が若かった頃は…」なんて比較したところで、今どきの若者にはピンとこない訳です。
では、働く目標はと言えば、「楽しい生活をしたい」が41.1%
そして「経済的に豊かな生活を送りたい」が30.4%
「自分の力を試す」とか「社会のため」に働くという人は、今やそれぞれ10%以下です。
楽しく生活しつつ、経済的に豊かになれば…と思いながら働く人が増えているようです。
こういった価値観は、世の中の状況にも大きく影響を受けて変化していきます。
「今どきの若者は…」と非難するだけでなく、こんなに価値観は変化しているんだということを知ったうえで新入社員と接することは、お互いの距離を縮めるためにも大切ですね。