センター試験も終わり、自己採点の結果をもとに悩みに悩んだ末、次男は受験校を決め、2次試験の出願をしました。
気にしすぎるのも…と思いつつも、悩むとつい頼ってしまう受験データ。
センター試験を受験した後、高校経由で自己採点を提出した2社からは紙のデータが返ってきました。
それに加え自宅では、受験生には有名な河合塾の「バンザイシステム」を参考にしました。
こうして頼ってしまったものの、これだけ情報があふれてくると、情報を「知ってること」やそこから「選べること」が反対に足かせになる、なんてこともあるのではないかと感じました。
「知らなかったら」可能性を探りながらがむしゃらにがんばるだろうし、「選べなかったら」限りある選択の中で最善を探りながら進むはずです。
その「探りながら」にこそ、人間の本当の可能性が広がっていきます。
分析や効率では測れない「底力」は、まさに「人間らしい」ですよね。
でもなかなか既にある情報から目をそらすのは難しい…。
そのことを実感した一週間でした。
そして「いざ出願を」と、次男が高校へ行っている間に受験料を振り込みに行った銀行の窓口の女性の方が、「合格祈願」という袋を手渡して一言。
「祈祷した鉛筆です。受験がんばってください!!」
この言葉に、あーでもないこーでもないと心惑わせていた私は、ほろっとしてしまいました。
以前は涙といえば悔し涙のことだった私も、子育てを経て少しは「人間らしく」なったのかも。