1、社会化される。
企業へ実際に2週間程度入ることになるため、大学でも参加者は事前研修を必須項目としているところも多いのです。
事前研修では、依頼する電話のかけ方やビジネスマナー、協調性を磨くグループワークなど、授業を受ける立場の学生ではなかなか意識しない、人と関わる上での社会性をレクチャーされます。
これを一度経験しておくと、就職活動が始まった時に、社会人レベルを想像しやすくなります。
2、自分の志向を知る。
大学によってインターンシップ先の選び方は様々ですが、少なからず複数の企業の中から自分の意思で選ぶことになります。
2週間どんな仕事を体験したいか考えることで、「自分が仕事をする」ということに向き合うことになります。
世の中に仕事は無数にありますので、本選考前にこのステップを体験することは、必ず先に繋がります。
3、本選考のシュミレーションができる。
簡単な履歴書を提出することになるため、証明写真を撮って履歴書を書いて、といった作業をします。
それまでは髪の毛を染めていた学生も、証明写真を撮るために黒髪にするように促されます。
服装も、就活用または入学式や成人式のスーツで、写真を撮りに行く必要があります。
他にも、単位とは関係なく、人気企業が実施しているインターンシップへ自分で申し込む場合は、エントリー(申込み)→エントリーシート提出→(グループディスカッション→)面接といった、本選考と同様のステップを体験することになります。
人気企業のインターンシップは、本選考より通過率が低い場合が多く、「企業の行う選考はなかなか通らない」ことを体感し、本選考へ向けた準備を、早い段階から真剣に取り組む姿勢が生まれます。