信じること 信じ切ること

山口県周防大島町の山中で行方不明になっていた2才児が見つかり、発見したボランティアの方に注目が集まっています。

その方の言葉を聞いて実感したのは、「信じ切ること」の大切さ。

行方不明になってから3日。

毎日暑い日が続く中、私もそうですが、世間の大多数の方が生き抜くのは難しいのでは…と考えていました。

それは、発見後のお母さんの言葉にも表れていました。

そんな中、大きな声で名前を呼びながらの捜索。

タオルもアメも持参し、後のインタビューでは、必ず生きていると信じて山を登って行ったと。

「信じる」って難しい…。

信じたとおりにならないかもしれない訳で、その時のショックを思うと、ついついそのショックから自分を守る考えが浮かびます。

ダメかも…という可能性を考えることで、そうなった時のショックを和らげよう、と自然にしてしまうのが人間です。

私も、面談相手の力を信じてはいるのですが、信じ切れているかといえば、どうなのか。

現実との打算によって「信じてはいるものの、うまくいかないかも」と考える自分もいます。

半年前も、卒業1ヶ月前になっても就職先が決まらなかった学生さんが面談に来なくなり、もう在学中の就職は難しいかな~と。

それが、卒業式の日に彼に会った職員さんから、「就職決まったって!」と聞き、びっくり。

卒業後も就職活動を続けると思って、あらかじめ説明していたハローワークを活用し、自分でつかみ取った就職先でした。

私、信じ切れてなかったかも、と。

現実的に考えたり、がっかりする気持ちから自分を守ったりで、信じ切ることは難しい。

でも、やっぱり自分にできる限り、目の前の方を「信じ切って」いきたいな…と感じたニュースでした。


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