マンションの管理の在り方を取り上げたテレビ番組を見ました。
住民の方々が、東日本大震災をきっかけに、管理会社に「お任せ」していた管理にしっかり関わることで、その安心感に入居者が増加し、人との関わりがマンションの資産価値をも上げているという話題でした。
自動販売機を入れ替えるにも、住民が喜ぶ内容かつ利益が上がる業者を選ぶ。また、共有のバーベキュースペースの整備では、利用価値の高い内容を業者と交渉し、予算が足りなければ自分たちで整備の一端を担う。
現実には、こうした活動への参加は疎まれがちです。
私の住む地域でも、昔は賑やかだった子供会の参加者は激減し、地域の活動を少ない人数の参加者が担う悪循環に入っています。
要するに面倒くさいですよね。仕事じゃないから収入に繋がらないし、いろんな価値観の人が関わってうまくいかないときもありますし…。
私も、子供が小さい頃は、下っ端ながら、小中学校と子供会の役員を引き受けていました。
その中で、世の中いろんな人がいることも実感し、誠意を持って参加協力しつつも、振り回されない感覚も身につけたような気がします。でも、この活動に参加しなければ出会わなかった地域の方々と、その方だからこそ知る地域のこぼれ話を教えてもらうこともありました。
人と関わることは、人として必要な行動です。そして、エネルギーがいるからこそ、自分の中にも得るものが大きいのです。
変わりばえのしない自分になんとなく気持ちが乗らないなら、ほんの少し、今まで関わっていない人と関わってみませんか?