去年の4月から「女性活躍推進法」が施行され、女性活躍についての話題をよく目にするようになりました。
そんな中、日本の航空会社のCA(キャビンアテンダント)は女性ばかりで「男性がここまでいないのは異常」、というニュースを目にしました。
実際に、ANAはCAとして男性を採用したことはなく、JALも世界に約5500人いるCAのうち日本人男性は10名程度。
両社とも、機内でCAを務める男性は、海外拠点の外国人が中心なのです。
確かに海外の航空会社では男性のCAを目にすることも多く、日本だけの状況かと思い調べると、日本の他にもアジア系の航空会社は女性が中心だとか。
最近台頭している格安航空会社では男性も活躍しているし、航空会社としての考え方が反映しているとも感じます。
雇用形態が、最近まで契約社員中心だったことも影響しているはず。
CAというと、日本ではサービス業務のイメージが強いのですが、そもそもCAは保安要員でもあります。
テロが多いこのご時世、男性の存在は「安心感」というサービスに繋がり、荷物を棚に上げる時も、保安(機内で暴れた客を取り押さえる)のシーンでも、男性が活躍できる場はある訳で…。
最近では、電車の車掌やトラックの運転手にも女性が増えてきています。
性差による得意不得意があっても、それを上回る対応で、その役割にそれぞれの良さを活かしていけるよう、世の中の変化が必要ですね。