「自分を大切にする」ことの難しさ

  ミロ展へ行ってきました!

  

今どきは「写真撮影可」のスポットがあって、ぜひSNSに!と。 びっくりです。

今回は日本とのつながりがフォーカスされていたので、「書」を意識した展示もあって、また新鮮なミロ展でした。

 

最近は、映画館や美術館へ行ったり、好きな音楽を聴いたり、お笑い見たりと、好きなことをする時間を敢えてとることもありますが、

「自分を大切にする」のは、なかなか難しい。

 

私も、ついつい忙しいと、自分の気持ちや余裕はさておき、先へ進みがち。

仕事として、面談や講座に出かける時間はもちろん仕事時間なのですが、その準備や学ぶ時間についても、いわゆる「仕入れ」や「資本」なので譲れない。

でもそう思うと、結局ずっと仕事から離れられず…。

人と向き合う仕事の中で、そういう積み重ねは様々影響するので、最近は以前に増して「自分の時間を大切にするのも仕事」と意識するようにしています。

そしてそれがめぐりめぐって、出会う方々に還元できることが多くなる、とも実感します。

 

そこで今回も、平日午前で終わった仕事の帰りに立ち寄って、ゆっくり鑑賞 (^^)

 

世の中のニュースに心揺れることもありますが、

対人支援をする一人として、まずは自分を大切に。

その上で、出会う方々にできることを積み重ねていきたいな…と思います。

 

とはいえ、現実はがんばる日々がしばらく続き (^^;)

「自分を大切にする」こと、ほんと難しいです…

 


「不要不急」だと言われるものがくれた、大切な時間

きのうは金曜ロードショーで、久しぶりに「ボヘミアン・ラプソディ」を見ました。

映画館で公開されたのは、2018年11月。

 

映画の中で使われている曲も、クライマックスのライブエイドの感動ももちろんですが、

映画の中で描かれたフレディ・マーキュリーの孤独と苦悩が、深く心を揺さぶられる映画です。

 

2年半前に映画館で見た後の、興奮冷めやらぬブログはこちら→https://each-one.info/learn-a-life-lesson/

 

あれから世の中色々ありました。

 

去年からコロナが広がり、マスクなしでは人と一緒に過ごせなくなり、

感染を理由に、映画や音楽など、不要不急にあたると言われる「娯楽」のジャンルは、閉鎖・中止・縮小と、

やってはいても、気軽に見に行けない状況が続いています。

 

でも、私にとってこのジャンルはとても大切で、ここを減らしてどのように自分の中のバランスをとっていくか、

日々探りながら進んできたような気がします。

 

「不要不急」?

 

できないことも多い中、どうにもできない現状に、それを気にしないよう敢えて心を動かさないようにする日々。

でもそんな中で、このジャンルこそ、心を深く動かし、温かい思いがをくれます。

何か満ち足りた気持ちが先へ進む力となり、あたりまえの日常も大切に思うことができる、

そんな役割があると思っています。

 

なのに「不要不急」と。

 

何かにいきづまった時、映画を一人で見る時間。

気軽に味わえたあの瞬間を、「ボヘミアン・ラプソディ」を見ながら、懐かしく感じました。

 


はらぺこあおむし

「はらぺこあおむし」の絵本で有名なエリック・カールさんが亡くなりました。

我が家にもまだ「はらぺこあおむし」あります。

もうかれこれ20年くらい前、子ども達が小さい頃は、寝る前に絵本を毎日読んでました。

子どもが本好きになれば…と読み聞かせをしている方は多いでしょうが、

私の場合、私が読みたかった(*^_^*)

 

年子の男の子2人。

毎日、本当にあっという間に一日が過ぎて、自分の時間なんて全然ない。

せめて寝る前になんとか時間を作って、子ども達に読みながらも、

自分が絵本を楽しんでいたのです。

 

そこで近所の図書館に通いつめ、大きな手提げにギュウギュウ詰めに絵本を借りては、

2週間経ったら交換するかのようにまた借りに行く、そんな生活をしていました。

そんな中、やっぱり何度も読みたいと思った絵本は買ってきて、

本当に、何度も何度も読みました。

 

子供が大きくなってから、小さな子供さんのいる方へ絵本もあげてしまったのですが、

さすがにどうしても手放せない本たちは、今も我が家の本棚に。

 

 

 

 

 

 

 

「はらぺこあおむし」なんかは、穴に指をつっこんで、ページをいったりきたり。

ページの折れた本を開くと、そんな時間がよみがえります。

 

 

 

 

 

 

 

今も思い出す、私の大切な時間です。

 

エリック・カールさん、楽しい絵本をありがとう!

 


変化するスピードの速さと、変化に向き合う気持ちと

コロナの広がりによる振り回され感について前回触れましたが、

角度を変えると、この1年は、世の中の変化がものすごいスピードで進んだ期間でした。

コロナが終息した後に、もちろん戻ってしまう部分もあるとは思いますが、

それでも、5年や10年はかかりそうな変化が、一気に起きた1年でもありました。

私の周りで対人支援をする方々には、「直接会って話す」ことを大切にこだわりを持っている方も多かったのですが、

そんな思いも一気に吹き飛ばす勢いで、対面からオンラインへと、変化が起きました。

でも改めて考えれば、今までわざわざ出かけて会うことに、ためらいやハードルがあった方々もいた訳で、選択肢を広げる変化になったのだと思います。

地域性や安全性という面で、オンラインの可能性を大きく感じる1年でした。

 

そんな中、今年に入って「全日程オンライン」のキャリアコンサルタント養成講座を担当させていただくことになり、

更に模索する日々を過ごしています。

受講生は、愛知の方は1割ほど。

東北から九州、果ては上海にお住まいの方も!

同じ思いで、一緒に学びの時間を過ごしています。

 

私自身も、以前は場所を見てスルーしていた東京開催のセミナーも、気軽にぽちっと申し込めますし、

その前の年には、迷いに迷って諦めた北海道での研修だって、オンラインだったから参加できました。

地域的な可能性は、本当に広がりました。

 

ただ変化に向き合う気持ちは、人それぞれ。

私はどちらかと言うと変化を楽しむタイプなので、思い切ってチャレンジしてきましたが、変化は痛みを伴うものですし、変わらないことには安心感もあります。

変化する日々を語る方、この方にとってこの変化はどうだったのか。

変化と向き合う、不安や迷いなど。

人によって違うからこそ、相手の思いを思いやりながら、分かり合おうとすること、大切ですね。

 

 

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  詳しくはこちら ↓

「キャリア相談」について

 


振り回されることが多い中でも、自分で決める「時間」は大切に。

大阪のコロナ感染者は増え続け、徐々に緊急事態宣言も広がり始めました。

愛知県も、名古屋市にまん延防止等重点措置が発令中ですし、コロナが広がってから2年目となっても、なかなか落ち着かない日々が続きます。

1年経ってもまだワクチンは行き渡らず、感染も広まってきて…となると、状況に振り回されて思い通りにいかないことも多いです。

私も昨春は、大阪に仕事で毎週末通っているうちに、コロナが拡大していきました。

徐々に規制が広がる中、感染に気をつけながら通ってはいたのですが、

結局オンライン対応になったり、中止になったりと、慌ただしく振り回される日々が続きました。

どうしても、人と対面して話す仕事が中心なので、実施できなかったり、オンライン対応したり、ビニールやアクリル板越しに話したりと、

1年前までは考えられなかった、思うようにいかない状況は多く、今も続いています。

人生、周りの人や状況(環境)に影響されて、思い通りにいかないこと多いです。

自分でコントロールできないことにはストレスがたまるので、そんな中でも、少しでいいから自分で決めたり選んだりすることが大切になります。

たとえ5分でも、10分でもいいので、一日のどこかで、自分の時間(自分で何をするか決めて過ごす時間)をあえて作ってみます。

体を動かすもよし、好きなスイーツを食べるもよし、好きな音楽を聴くもよし…。

ちょっとした時間でいいので、

自分で考えて、自分で決めて、自分で行動することは大切です。

その時間を経て、自分を取り戻し、先へと進むことができます。


コロナ禍に、社会へ巣立った息子たち

このブログをお休みしている間に、

長男はコロナが広がりを見せていた昨春、東京で就職し、

次男は今月から名古屋市内で就職しました。

こうしてこの春は、私にとっても、指折り数えた教育費の重圧から卒業の春でした (T_T)

振り返ると、急に始まったコロナの影響による先行きの見えない変化の中、

長男は東京でリモート環境での新入社員生活を始め、

次男はバタバタとオンライン化が進む中での就職活動を乗り切り、

そんな2人の揺らぐ気持ちを感じながら、私も同じように、迷いや不安、そしてもどかしさを感じ続けた1年でした。

私自身の仕事も、取りやめになったり急遽オンライン化になったりとバタつき、

いつか元に戻るのか、それとももう変化して戻らないのか、変化の先を考えるのか、

そんな葛藤を感じながら、手探りで進んできた1年間だったように思います。

そんな中、2人とも、自分の選んだ道を進みだしたことに、エールしかありません。

親というのは、いつまでも心配は尽きないけれど、

きっとそれも、分かってはくれつつも、時に疎ましくも感じるんだろうなぁ、

なんて、自分のことを振り返って思う日々なのです。

いいサポーターでありたいものです(^^)


この1年で大きく変化した世の中

コロナ感染が広がって早1年

世の中は大きく変わったものです。

 

マスク着用は基本的なマナーですし、対面飲食でのコミュニケーションは自粛。

代わりにオンラインが活用されるようになって、

就職活動や研修では、当たり前の選択肢になりました。

まさか、あっという間にこんな世の中になるとは思いもよらず、

人生分からないものですね…。

 

そんな変化を「新たな可能性」と受け止め、

私も昨年はオンラインでの講座運営や面談へと幅を広げてきました。

やってみると、デメリットもあるけれど、メリットも数知れず。

特に地域的なデメリットを感じることの多い私にとって、

オンラインはエリアの可能性を大きく開くことに繋がりました。

 

そこで、2021年度は、個人向けのオンライン面談を思い切ってスタート。

合わせて、このブログも少しずつ再開していくことに。

変わりゆく世の中で、

キャリアに関わる今の私が、何を感じ、何を考えているか。

自分を見つめていきたいと思います。


「人生」を学ぶ

久しぶりの休日

映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観に行ってきました。

よかった~(^^)

クイーンの音楽ももちろんですが、なにより、描かれているフレディ・マーキュリーの人生が。

華やかな一面とその裏にある苦悩の人生。

それが、とても濃密に描かれた映画でした。

思い返せば、先日「フェルメール展」と「ムンク展」に行った時、より「ムンク展」に私が惹かれたのも、まさにこの点かも。

ムンクは80歳で亡くなるまで、あの有名な「叫び」を描いた後50年もの間、画家として描き続けていました。

そんな長い人生の中で、途中精神を病みながらも、自分を見つめる自画像を数多く描き、

一方、写真や映画にも関心を持って、実験的な作品にも取り組み、

そして晩年、精神病を乗り越えてオスロへ戻ってからは、「叫び」とは全くイメージの違う明るい色彩で、力強く希望に満ちた作品を制作。

そんな「人生」を感じられる展覧会だったのです。

子どもの頃、伝記を読むことで偉人や先達から生き方を学びました。

大人になっても、というより、大人になったからこそ、他の方の人生から様々な思いを含め、学ぶところは大きい。

そして私、人の生き様に触れたいという思いが強いようで…。

今の仕事も、まさに人生と向き合う仕事。

実際に、年の上下を問わず、目の前の方の語りから、学ばせていただく機会も多いのです。

だから奥深く、この仕事に惹かれるんだな~と改めて実感しました。

この思いを、大学で映画研究会に入っている長男にLINE

「フレディ・マーキュリー 神!」


大学進学の男女格差から感じるのは

朝日新聞が2018年度の文部科学省「学校基本調査」をもとに算出した、「都道府県別男女別大学進学率」によれば、最も男女格差が大きいのは山梨県。

男子68.7%、女子53.0%と、女子でも50%を越え、大都市を除く他の都道府県と比べても、進学率そのものは低いわけではないのですが、

男女格差で言うと15.7%と全国一位になってしまいました。

この結果を見て、山梨出身の私が考えたのは、東京の大学へ向けての進学格差です。

山梨県内は大都市に比べ大学数も少なく、選択肢は少ない。

でも、近くの大都市東京まで出れば、選択肢は飛躍的に広がります。

ただ、東京へ出るとなると、下宿する必要があり、金銭的な面・家を離れるという面で、親が認めるかどうかはその家庭の事情により様々です。

自然と女子学生の東京への進学は、なかなかハードルの高い選択肢になってしまうのです。

自宅から通える大学の選択肢が多い都市部と地方との「地域格差」が、地方都市の大学進学率の「男女格差」につながっているのです。

大都市部出身の方にとっては、考えたこともない人生の選択・葛藤があることを、この調査を見て思いだしました。

高校卒業後、勉強したい訳ではなく、ただ「行けるから」大学へ入り4年間在籍している学生もいる。

専門学校で直接仕事に繋がる学びを得たり、就職して職業経験を積んだりした方が、実学が身につき、本人の将来には役立つ場合もあります。

反対に、地域的なハードルにより、向学心あふれる女子学生が、大学進学を断念する。

その現実を思い出した、調査結果でした。


「ちびまる子ちゃん」をありがとう

さくらももこさんが53歳という若さで亡くなりました。

本名も公表せず、自分が表立ったところへ出ることも少なく、まさに「ちびまる子ちゃん」のイメージを守ることを大切にした作家さんでした。

私は大学生の頃、寮の同室の友人に勧められ、初めて「ちびまる子ちゃん」を読みました。

私も2人姉妹の妹で、しかもその時住んでいた静岡市の隣町「清水」を舞台にした小学3年生のまる子は、まさに私にとって分身のよう

さらに、清水在住のサークル顧問の教授から「さくらももこさんのうちはすぐ近所だ」なんて話を聞き、ちょっと清水に行けば「ちびまる子ちゃん」に出てくる街並みがすぐそこに。

そんな環境もあって、より話に入り込んで読みふけりました。

周りを見る目線は子どもながらの毒もあるけれど、純粋。

ずるかったり小心者だったり、人に言えないところもあるけれど、優しい。

そんな「まる子ちゃん」と、とてもいきいきとした周りの登場人物たち。

「さくらももこワールド」にすっかりはまって、今でも本棚にこんなに!

 

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冷めた目線もあるけれど、純粋であたたかい心を持つ「まる子」は、自然体でいることの大切さも教えてくれました

才能ある作家さんを早く亡くし、とても残念です。

まだまだもっと多くの作品を見てみたかった…。

さくらももこさんのご冥福をお祈りします。