個人事業として仕事をしていて大変と言えば、会計処理。
半年分だから、と手を抜いていたのですが、やっと年越し前から本腰を入れ始めました。
私は以前簿記の資格を取って、会計事務所で働いていたことがあります。
子育てが少し落ち着いたので長く働ける仕事に就こうと思った時、どんなに小さな会社でも経理処理は必要だから簿記ができたら仕事に困らないのでは…と考えて簿記の資格を目指したのです。
でもやっとの思いで資格を取って会計事務所で働きだしてみると、働いている方々はみんな、私とは違い数字に対してセンスのある方ばかり。
がんばってもなかなか理解しきれないことが多く…。
結局、子供が続けて病気になり休みが続いたことを理由に、会計事務所は解雇されてしまいました。
あれから早10年。意外なことに、この会計事務所での経験が、フリーで仕事を始めるのを迷っっていた私の背中を押したのです。
迷い続ける日々の中で、個人事業や中小企業の会計処理を経験していたことが、自分だけでもこじんまり仕事を回していくことができるかも、と私に自信をくれました。
会計事務所で働いていた当時は、数字にセンスのない自分に滅入ることも多かったし、仕事を失った時には、自分には価値がないと思う程自信を無くしました。
だから、経理の仕事へのイメージは散々だったのですが、そんな経験が反対に自分を後押ししたのです。
今思えば、あの経験があったから、今の自分がいる。
人生に無駄はないですね。
その時は無駄なのかも…と感じていることも、先々その経験から何かが生まれることもあるのです。
さぁ10年前の記憶を駆使して、後ひと踏ん張り。