自営とサラリーマンの違い

私は父親が公務員で、夫も私自身も会社勤めだったということもあり、月々の給料で生活することが当たり前でした。

結婚後も、自分が働きに出るのは月々の収入を上げるためで、その収入でやりくりするためには支出を節約するという考え方でした。

だから、会計事務所で働いていた時に出会った事業主の方々の感覚の違いに、当初とても戸惑ったのです。

サラリーマン感覚の私には、とても事業をやることは無理だと思っていました。

ところが、思わぬ展開で開業することになり…。

事業として仕事を始めるとなると、収入は月単位ではなく、仕事単位や年単位で考えていくことになります。

必然的に、月ごとの収入や支出の変動が大きくなるのも当たり前。

支出も、先に活かせる内容であれば投資と捉えてむやみに節約しないことが大切ですし、何に投資するかを考えることもとても大切になってきます。

身についてしまった感覚を切り替えるのはとても大変で、いまだに試行錯誤しています。

ただ、思い起こせば私の祖父は商人。

靴屋を営んでおり、自分で靴も作っていました。

つまり私には、商店経営の血も、職人気質の血も流れているという訳で…。

結局やってみると、大変だけど意外と自営は面白く、私には合っていると感じています。

責任は伴うけれど、自由で可能性があります。

それに、靴職人だった祖父の職人気質も、私の仕事のやり方の根底にあると感じています。

血は争えないですね。


看護師を目指す学生たち

世間はお休みモードでしたが、企業の採用担当者の方々はゴールデンウィーク中も休みのないところが多かったようです。

連休を挟んで就職活動は進展し、キャリアセンターを来訪する学生さん達もぐっと人数が減りました。

売り手市場ということで言えば、内々定をいただき、ひと段落した学生さんも多い様子です。

そんな中、各地の病院の看護師採用試験があちこちで行われています。

看護師は私が尊敬する仕事の一つです。

短い期間ではありますが、地元市民病院の整形外科で医療事務員として働いていた時期があり、診察室内の業務をする中で、看護師さん達がどのように働いているかも実感しています。

瞬時の判断が求められる状況や、笑ってミスをやり過ごせない内容ばかり。

そんな中、患者さんへてきぱきと処置をし、的確な説明をしている姿は、本当に尊敬できました

看護師を目指す学生さんたちは、日々内容の濃い授業を受けていますが、さらにこの時期は、病院実習の合間を縫っての就職活動となります。

学生さんと模擬面接をする中で、よくありがちな質問である「看護師を目指した理由」や「実習で印象に残ったこと」を聞くのですが、この質問に対する回答が濃いのです。

学生さんによってもちろん回答は違うのですが、「目指した理由」によく登場する「看護師を目指すきっかけになった看護師さん」も含め、世の中の一体どれだけの看護師さんが、命や人と向き合ってがんばってくれていることか。

そんな内容を含め、看護師になりたい思いや実習での出来事を語る学生さんの回答を聞きながら、感動しうるっとしてしまうことも多いのです。

この思いを持ち続け、理想の看護師を目指し、活躍することを願っています。

そこで、まずは選考通過を。

そのために、私も精一杯力になりたいと思います。


年に一度の地域活動

今日でゴールデンウィークも終了ですが、今朝は町内会の一斉清掃日でした。

私の住んでいる地区は、古くから住んでいる方の土地に新たに住宅を建てて引っ越してきた方が多い地区です。

私も15年前に近隣の団地から引っ越してきました。

近くには、古くからこの土地に住む地主の方々の地域や、私の親世代が入居した大規模な新興住宅地もあるのですが、私の住む地区はその中間のような感じ。

程よく前から住んでいる方と新しい方が入り混じって、ほどほどの距離で関わっています。

年1回は全世帯が参加する掃除がある他は、年に1~2回近所の公園や神社のそうじが回ってくるくらい。

一年間回覧板の管理をする組長も、組に20数軒あるので当分回ってきません。

私も、子供が小学校の頃は地区の子供会活動に参加して、端役ながら役員を務めました。

その中で古くから住む地元の方と一緒に活動することもあり、様々なこの土地ならではの話を聞くことができました。

古くから住む方との距離をどうするかは人それぞれですが、後から引っ越してきた私にとって、その機会に、地域の神社を掃除している方々のことも、東海豪雨のこの地域の水害の様子も、地区の役員の存在も知ることができました。

大縄跳びを練習して地区運動会へ出場したり、餅つき大会の下準備を地元のおばさまたちと一緒にしたり、秋祭りの前に地区の役員の方々と神社でお祓いを受けたり、しめ縄作りに参加して年配の方の手ほどきでお正月のしめ縄を自作したり…。

地域との関わりは大きな災害が起きると注目されますが、日頃ちょっと面倒な関わりをできる範囲でしておく積み重ねが、そこに繋がっていくのだと思います。

ただ私の参加度は、地元に根付いている方の地域活動とは比べ物になりません。その方々のおかげで地域が維持されていることも、関わることで実感しました。

本当に頭が下がります。


長いようで短いゴールデンウィーク

長い人は9連休と言われたゴールデンウィークも、もうすぐ終わり。

子供の頃の遠足のように、来るまでは待ち遠しいものの、楽しい時間はあっという間なのです。

私は、今年のゴールデンウィークは先延ばしにしていた事務処理や準備、そして片づけに追われ、なかなか休日モードにはなれませんでしたが、5月の若葉あふれる景色が見たくなり、名古屋市東区にある「徳川園」に行ってきました。

 

IMG_1672 黒門(武家屋敷跡)から入る黒門口

IMG_1658 大曽根口もあります。

 

徳川園は名古屋城本の丸の東3キロの所にあって、徳川の尾張藩主の隠居所がもととなる庭園です。

 

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曇り空ではありましたが、園内は新緑があふれ、散策する人たちでにぎわっていました。

 

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IMG_1704  中には滝まで!

 

気分もリフレッシュしたところで、帰りに名古屋市西区にある「レニエ」で、シュークリーム(新キャベツ何とか…と長い名前も覚えきれず(^^;))とカヌレを買って帰宅。

IMG_1711   IMG_1709 おいしくいただきました。

そして私のゴールデンウィークも残りわずか…。


うまくいかない時は、バトンタッチ

ささいなことをきっかけに、次男ともめてしまいました。

ちょうど夫が帰ってくる日だったこともあり、なんとなく冷戦状態だったその間に入ってもらうことができました。

家族の人数が多いとなんだかんだもめますが、他の人と関わる中で紛れてしまうことも多いのです。

でも去年の夏から、家では次男と2人でいることも多く、抜いた矛(ほこ)は自分で納めなければならない訳で…。

翌日、夫は次男を連れ出し、受験勉強で使った問題集やらテキストやらを、休日でも受け付けている資源回収場所へ出しに行きがてら話をしてきたようです。

男同士だと、私とは目線も角度も違うようで…。

私は2人姉妹で育ち女系家族だったため、男の子2人が生まれてから育てることに戸惑いも多く、自分一人で男の子を育てる自信がありませんでした。

そこで子育て中も、トイレのレクチャーに始まり、レゴやゲーム関連、ウオータースライダーやら蝉取りやらは夫に任せ、口を挟まないようにしていました。

休日に、いそいそ男3人で出かける時もありました。

その時には、きっと知ったら突っ込みたくなることもしていたかも知れないけど、そこは敢えて触れずに、違った角度から関わってもらいました。

だから私が行き詰ったときには、バトンタッチ。

これで次男と私も、また元のさやに納まりました。


働く気持ちを「上げる」もの

今お伺いしている大学で、卒業式の日に会った学生の後日談を聞きました。

鉄道関係を軒並み受け続け、最終的に鉄道マンになれた学生さんです。

鉄道同好会の顧問の所に、「念願叶って楽しくてしょうがない」と、制服姿の写真が添付されたメールが来たとのこと。

制服姿で憧れの職務に張り切っている彼の話を聞き、こちらまでうれしくなりました。

仕事を選ぶ時やどんな仕事に就こうか考える時、他の人にとってささいなことがあこがれやモチベーションのもとになることがあります。

以前、民間の職業訓練校で、再就職支援として子供さんが2人いる20代後半の女性の方と話をしたら、「制服を着て事務がしたい!」と言われました。

今どき、事務職でも制服のないところも多く、「事務職ならいいのかな~?」と聞くと、「制服を着て働きたい!」と。

そのこだわりを不思議に思いつつ、求人検索を手伝った結果、近所の調剤薬局の事務員として就職することができました。

家も近いし、自宅から制服を着て通っているとのこと。

私も、子育て後に飲食店のランチタイムで働きながら、「ネームタグを首から下げ、腕時計したまま働きたい」と思って簿記の勉強を始め、その後大学の会計事務の仕事に就くことができました。

カウンセラーとして初めて実務についた時も、自分のネームプレートの入ったブースで面談できた時は感慨深く、その時撮ったブースの写真は今でもスマホの中に残っています。

もちろん、仕事はイメージ通りにいくことばかりではなく、気持ちが下がり心折れる時もあります。

でも、その仕事に対して、「私はこれに気持ち上がったんだよな~」というものがあることは、ふとした心の支えになるはずです。


あいまいな記憶も、その人らしさ

大学時代の友人と3人で久しぶりに再会しました。

午前中11時にお店に入り、ランチや飲み物を楽しみながら午後4時まで…(^^;)

それはそれは楽しく、時を忘れ、話に夢中な5時間でした。

その会話の中で、共に1年間を過ごした学生寮の話になりました。

寮は大学の敷地内にあり、上級生と1年生を交えた4人部屋で、食堂やお風呂・トイレは共有の共同生活でした。

再会した2人とはこの寮で出会い、夜中まで語り合う日々を過ごしました。

それぞれに結婚出産、その他様々な人生の節目を経てもなお、今まで繋がってきた大切な友人です。

なかなか3人揃って会うことはできず、今回も7年ぶりぐらい。

ひとしきり近況を話した後、当時寮で一緒に過ごした友人たちの話に至りました。

当時同じ階だった友人の名前を挙げる中で、名前を挙げることができる友人も、その特徴も、3人の中で微妙にズレがあるのです。

結果的には3人の記憶を合わせることで、1人では思い出せない多くの友人のことを思い出すことができました。

それにしても記憶とは何とあやふやでいい加減なものか…。

記憶なんて、自分の意識に引っかかったことを中心に、自分の都合のいいところを、自分のフィルターを通して覚えているわけで…。

仕事で相談を受ける時も、相談者にとって「何が真実」か「何が正論か」だけが大切なわけではありません。

その事実を「その人がどう受け止めているか」、記憶をたどって経験を話してもらいながら理解し、問題点を徐々に紐解いていきます。

人の記憶もいい加減ですが、そのムラがある記憶にこそ「その人らしさ」が表われています。

3人で記憶をたどる楽しい時間は終わり、また近い再会を誓って、笑顔での別れとなりました。


SNSの素晴らしさとブログらしさ

大学時代からの友達が、遠方から名古屋に遊びに来ることになりました。

その日程調整の相談を共通の名古屋在住の友人と3人で別々のラインでやり取りしていたのですが、効率が悪い。

そこで、友人に頼んでグループラインにしてもらいました。

外出先のスマホで、違う土地に住む3人で同時に相談…。

便利な世の中になったものです。

私が大学生の頃は、スマホどころか携帯電話もなく、待ち合わせに遅れる時には、どうやって連絡を取ろうか知恵を絞ったものでした。

駅の伝言板なんてものもありました。仕方ないから自宅へ電話して親御さんへ伝言したこともありました。

「待ち合わせはいつまで待てるか」という問い自体、今は携帯やスマホへ連絡ぐらい来るでしょうが、当時は音信不通で待ち続けることを意味しました。

世の中変わったものです。

便利なことも多いSNSですが、私も自分で仕事を始める時、どんな方法で情報発信をしていったらいいか、ずいぶん迷い試行錯誤しました。

そんな中で、今のところこのブログが私の情報発信の中心になっています。

起業ノウハウを見れば、「FacebookやTwitterは必須!」ともありますが、文章で、発信する内容も吟味したうえで、自分の気持ちも含めて伝える手段として私はブログを選択しました。

今後、他の手段をとっていくこともあると思いますが、私にとってはこのブログを長く続けることが大切だと思っているし、私らしいな~とも思っています。


インターンシップの効用

1、社会化される。

企業へ実際に2週間程度入ることになるため、大学でも参加者は事前研修を必須項目としているところも多いのです。

事前研修では、依頼する電話のかけ方やビジネスマナー、協調性を磨くグループワークなど、授業を受ける立場の学生ではなかなか意識しない、人と関わる上での社会性をレクチャーされます。

これを一度経験しておくと、就職活動が始まった時に、社会人レベルを想像しやすくなります。

 

2、自分の志向を知る。

大学によってインターンシップ先の選び方は様々ですが、少なからず複数の企業の中から自分の意思で選ぶことになります。

2週間どんな仕事を体験したいか考えることで、「自分が仕事をする」ということに向き合うことになります。

世の中に仕事は無数にありますので、本選考前にこのステップを体験することは、必ず先に繋がります。

 

3、本選考のシュミレーションができる。

簡単な履歴書を提出することになるため、証明写真を撮って履歴書を書いて、といった作業をします。

それまでは髪の毛を染めていた学生も、証明写真を撮るために黒髪にするように促されます。

服装も、就活用または入学式や成人式のスーツで、写真を撮りに行く必要があります。

他にも、単位とは関係なく、人気企業が実施しているインターンシップへ自分で申し込む場合は、エントリー(申込み)→エントリーシート提出→(グループディスカッション→)面接といった、本選考と同様のステップを体験することになります。

人気企業のインターンシップは、本選考より通過率が低い場合が多く、「企業の行う選考はなかなか通らない」ことを体感し、本選考へ向けた準備を、早い段階から真剣に取り組む姿勢が生まれます。


穏やかな春の一日

今日は朝からいい天気でした。

IMG_1627   うちの前のハナミズキも満開に(^^)

予定が空いたので、岐阜県不破郡垂井町にある南宮大社へお参りに行ってきました。

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南宮大社は、鉱山を司る金山彦命を祭った美濃国の一宮で、全国の鉱山や金属業の総本山でもあります。

11月8日には金山祭(ふいご祭)があり、地元刀匠による古式鍛冶鍛錬式の奉納もあるそうです。鍛冶屋さんが交替でカンカンと刀を打つアレですね。

今日は「大安」吉日。境内には初宮参りの祈祷が終わった家族連れが、あちらこちらで写真を撮っていました。

おじいちゃんおばあちゃんが同行している家族が多く、お参りをした赤ちゃんのお兄ちゃんやお姉ちゃんが走り回っています。

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南宮大社の朱塗りの本殿はとてもきれいです。

お参りを済ませて境内を歩いていると、親子連れの方に写真を頼まれました。

お兄ちゃんになったばかりの男の子と赤ちゃん、そしてそのパパとママをパチリ。

その後引いたおみくじは、なんと「大吉」

気持ちよく神社を後にしました。