今どきの大学新卒就活で使う「履歴書」のこと

今どき、新卒の就活では、大学指定の「履歴書」を使うことが多いのです。

大学名が入り、大学独自のフォーマットで作られた履歴書を、封筒とともに大学内の生協・書店で販売していたり、大学内で配布していたりします。

市販の履歴書では、職歴のない新卒の学生はアピールできる内容が少ないので、大学のキャリアセンターでは「大学指定の履歴書」を使うように言うところが多いです。

就活でよく話題に出るES(エントリーシート)は、企業によって設問も違いますし、提出がある企業もない企業もあります。

でも履歴書は、提出のタイミングは様々でも、ほとんどの企業でいずれ提出することになります。

エントリーシートも、履歴書で作成した文章を活用して対応できる設問も多いので、まずは履歴書の文章を作成して備えるといいですね。

履歴書は、大まかに2つの部分からできています。

名前・住所・電話番号・アドレス・学歴などを記入する履歴部分。

そして、趣味・特技や、自己PR・学生時代力を入れたこと(「ガクチカ」なんて呼ばれてます)、志望動機などを記入する、文章の部分。

実は、この文章の部分こそ準備が必要なのに、それでいてなかなか取り組みにくいのです。

でも、履歴書も、エントリーシートも、面接も、大まかにこれらの文章を中心に選考が進んでいきます。だからこそ、今ここでしっかり時間をかけて試行錯誤することが大切なんです。

結果、自分の考えが文章に整理されると、面接でも自分について語れるようになっていきます。

文章を書くときは、始めは履歴書の字数よりなるべく多く文章を書き出して、徐々にまとめながら、内容の濃い文章に仕上げていきます。

あとは、活動をする中で見直しながら進めるといいですね。

まぁ、うまく書けないなぁ~なんて時は、大学のキャリアセンターに相談に行くとアドバイスがもらえます。

昔は「就職課」なんて固いイメージでしたけど、今や「キャリアセンター」は学生さんの味方です!今はまだ空いてますし…。


大学3年生は、年内を目標に活動準備を進めよう!

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ついこの前まで、半袖でもいいかも…という日もありましたが、すっかり肌寒くなりました。

短い秋なのか冬の直前なのかといった陽気に、木々もきれいに色づきました。

今日から新たな大学で、学生さんの支援に携わることになりました。在職の方々、どうぞよろしくお願いします。

今日は、2018年卒つまり現3年生の面談。

まだがんばっている現4年生のことが頭の片隅にチラつきつつも、3年生にも動き出してもらわないと。

説明会が3月から、面接選考が6月からスタートするスケジュールも2年目となり、なんとか定着しつつあります。

でも、選考期間が短いので、準備の違いが就活の納得性に大きく影響します。

早めに準備することは大切です。

年内を目標に、まずは履歴書の文章を書いてみましょう!


次に続く選手たちのために、結婚も出産も現役も

1日に、柔道のリオオリンピック57キロ級銅メダリスト松本薫さんがご結婚されました。

当面休養はするものの、結婚して出産しても、東京オリンピックを目指すそうです。

そのコメントで、「結婚して子供を産んでも、アスリートを続けるということが、女性でもできるという道を新しく作っていきたい」と。

9月に結婚された卓球の福原愛さんも、同様の話をしています。

「夢を追い続ける」ことは、女性にとって簡単なようで難しいと話したうえで、

「後輩のためにも新しい道を切り開くことができたら。いい経験もそうじゃない経験も、体験して何かを伝えたい。そして迷ったときの参考にしてもらえれば。」

松本さんが29歳、そして愛ちゃんが28歳。

続けて結婚された同世代の2人が、結婚・出産を経ても、現役を続ける道を模索する気持ちを口にしています。

自分の生き方が次世代の参考になればと、新しい生活に挑戦する姿は、次に続く世代の力になります。

そして、少しでも自分で可能性を切り開いていくという言葉には、私も励まされます。

レベルは違いますが、「企業で正社員として働く」というキャリアの道からそれて、結婚・出産・子育てとともに、働くことに迷い続けた私。

正社員に限らず、仕事の世界でどこまで頑張れるか、がんばってみようと。

身近な世界の中でも、一人一人が少しずつ可能性に向けて行動することで、社会はきっと変わるはず。


人と出会うことの大切さと、その重みに向き合う。

今日は、今月からお仕事をご一緒させていただく方々との顔合わせでした。

前任者の方がご出産されるということで、その送別会に参加させていただきました。

前任の方から伺ったお話をふまえ、気持ちを引き締めて仕事に臨みたいです。

それにしても、フリーとして仕事を始めてから、今まで以上に人との出会いの大切さを実感するようになりました。

このお仕事も、出会いから繋がったものですし…。

どこかに所属しているうちは、やはりその企業やポジションにいる「私」として、繋がっていただいている感じが強く、私自身も出会いに対する思いが今より薄かったです。

それが、個人で仕事をするようになって、当たり前ですが、「私」として繋がっている実感は大きく、それに伴って、責任も大きく感じるようになりました。

出会いの大切さも、比べ物にならないくらい身に染みる日々です。

でも、もともと私は、様々な人と出会って刺激を受けることがやる気に繋がっていたので、そう考えると、カウンセラー業もこの働き方も、やっぱり合っているのかも。

とにかく、まずは「いっぽいっぽ」を大切に。


アクティブ・ラーニングって?

最近、教育の現場では、アクティブ・ラーニングが話題です。

授業と言えば、私が大学生の頃は、講義を聞く一方通行の学び方でした。

ところが、「何を教えたかではなく、学生が何を身につけたか」が問われる時代となり、居眠りはしていられない、参加型の能動的授業(アクティブ・ラーニング)が取り入れられているのです。

私も、先日、実際にアクティブ・ラーニングによる授業に携わり、体感する機会に恵まれました。まず個人で、インターネットを使って情報を集めたうえで、グループでテーマについてディスカッションして、その結果を発表する、といった内容でした。

アクティブ・ラーニングと言えば、うちの子供達の通った中学校が熱心に取り組んでいて、授業参観で、班ごとに話し合ったり教え合ったりして、取り組む様子を見たことがあります。

いろんな考え方や意見があることを知って、それを受け入れたうえで、どのようにまとめていくか体験することは貴重です。

経験したことは、近いところでは就職活動のグループディスカッションでの選考にも活かせます。

将来的には社会へ出て、想定していない複雑な問題に直面したときに、自分で考えて行動していく力にも繋がります。

その動きを踏まえて、最近の大学では、アクティブ・ラーニング用の部屋が新たに作られているところがあります。

情報を調べるノートパソコンや発表用のプロジェクターといったICT設備が整い、グループで学習できる可動式の机といすが設置された真新しい設備を見て、時代の変化を感じます。

これからは、自分の知っている知識だけを使い、よく知っている人だけと、あうんの呼吸でやり繰りできる時代ではないということですね。


くれぐれも、交通事故には気をつけて。

最近、子供の交通事故が多いですね。

愛知県一宮市(近くです)で、ポケモンGOをしながら運転していたトラックが、小学校4年生の男の子をはねた話。

横浜市で、87歳の男性が運転する軽トラックが、小学校1年生の男の子をはねた話。

どちらも痛ましい話です。

朝「行ってきます」と言って出た子供がもう帰ってこない、という事実に、親御さんの気持ちを思うと、胸が痛みます。

私も姪っ子を、小学校2年生の3月に、交通事故で亡くしました。

今回は男性の運転する車による事故でしたが、姪っ子は同世代の女性が運転する車で、小学校の校門前の横断歩道で事故にあいました。

加害者の車には、その人の子供も同乗していました。

事故で身内を失った辛さと、自分も加害者になるかもしれないという怖さと、自分の子供も事故にあうかもしれないという不安に、とても気持ちが揺れた出来事でした。

うちの近所の交差点も事故が多く、見ていると、対自動車の事故では、歩行者と自転車の非力さを痛感します。

自動車の運転手は打ち身で済んでも、歩行者と自転車の人は命にかかわります。

交通事故は突然です。

今回の事故も他人事と思わずに、ハンドルを握るときは、くれぐれも気をつけて。


10月も、もうすぐ終わり。寒くなってきました。

もう10月も終わりに近く、刻々と近づく大学入試。

とはいえ、あまり次男からはそのピリピリ感が感じられず…。それはそれで、大丈夫?

とにかく環境からと、インフルエンザの予防接種を受けてきました。

インフルエンザの予防接種は、2週間くらいで抗体ができて効き始めるそうで、その効果は、2週間後から5か月後ぐらいまでだと言われています。

ちょっと早めだったかな~。

ただ、予防接種を受けても、かかるときはかかってしまうので、他の面から免疫高めたり、栄養取ったりと維持していかないとですね。

そう考えて振り返ると、食べるもののこととか、生活環境とか、私、一人暮らししていた頃は気にしてなかったな~。

まともに3食食べない日もあったし、自分で果物を買うこともなかった。

私が長生きしたら、結婚して子供が生まれたことで、食事や生活に気をつけるようになったおかげだと、ほんと切実に思います。

そこに感謝しつつ、巣立ちの時まで、もうちょっとがんばろう~。


FP3級を受けた結果…。

ファイナンシャル・プランニング技能検定3級に、無事合格しました!

9月11日の試験の結果が発表され、今日、結果と立派な技能検定合格証書が送られてきました。

履歴書に書く資格は2級以上…という基準に照らし合わせれば、「記入できない資格」です。

ただ、「働くこと」と切っても切れない「お金」の資格として、特に個人の人生に対する支援には欠かせない知識を身につける機会となりました。

ぜひ今後の支援に活かしていきたいです。

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入社したら、ず~っと同じ働き方ができますか?「職種転換制度」って?

「職種転換制度」を設定している企業が増えてきました。

新卒で総合職・一般職として入社しても、様々な事情で変わりたいという希望があれば、転換できる制度です。

総合職として就職したけど、結婚・出産・介護等で転勤が難しいとき、同じ会社内で働きながら生活へ重点を置きたいから、と一般職へ転換する選択肢。

あるいは、一般職として働いているうちに、業務の幅を広げ、より責任ある仕事にもチャレンジしたくなって、総合職へ転換するという選択肢。

まだすべての企業にある訳ではないし、どちらか一方向の転換しかできない企業もありますが、以前のことを思えば、選択の幅は広がっています。

長い人生ですから、可能性があるほうがいいですよね。

実際働いてみないと、自分はどう働きたいかが現実として見えてこないから、働く前には思いもしなかった自分の価値観に気づくこともありますし。

思いもよらない状況になることだってあります。

でも、今の世の中、結婚・出産・介護などで一度正社員を辞めると、また戻ろうと思ったときに、正社員へ戻る道がまだまだ不十分なのが現状です。

もちろん、「誰でもリベンジできる社会」になって欲しいのですが、今できることをと考えると、新卒で就職した仕事で制度を活用しながら、できる限りキャリアを積むことも大切です。

そうやって、ライフスタイルに合わせて、一人一人が少しずつ今までより一歩先へ進むことで、世の中も変わっていくはずです。


キャリアコンサルティングが身近に。そして、働く人の役に立つように。

様々な方向からの意見が尽きないのは、電通社員の過労自殺のニュース。

1か月100時間の残業が多いとか少ないとか、他にもその位残業している人や企業はもっとあるとか、上司のパワハラをあまりマスコミが突っ込まないのはなぜかとか…。

インターネットニュースのコメント欄を読んでいると、同じニュースに対して、「本当にいろんな考えの人がいるなぁ~。」と。

そもそも「過労死」が注目され出したのも、以前自殺した「電通」社員への、企業の損害賠償責任の最高裁判決(2000年)がきっかけ。

今回のニュースも、また「電通?」という感じです。

報道されている情報が全てではないと思うと、意見も複雑ですが…。

ただ、同じ状況でも、受け止め方で精神面に与える影響は違うので、そういった働くことに関わる「意味づけ」に、キャリアコンサルタントはお役に立てそうです。

意味も分からず、指示されたから10時間作業するのと、お客様の思いを形にするために工夫を重ねた10時間の作業は、同じではないですよね。

働くことを通じて、「自分がどうありたいか」考える力になれればと思います。

今年度、厚生労働省が企業へ助成金を出して奨励している「セルフキャリアドック制度」というものがあります。

働く人に、定期検診のように、ある節目に企業がキャリアコンサルティングの機会を提供するというものです。

中小企業も対象なので、これからは、多くの方にもチャンスありです。

「今日キャリアコンサルティングだったよ~。」と当たり前に話題に上り、ちょっと立ち止まって、行動や考え方の何かが変わるような支援ができるように、キャリアコンサルタントとして、日々精進です。