「家業を継ぐ」ということ

車から変な音がするので、いつもお願いしている車屋さんへ点検に持っていきました。

7年前まではうちの隣にお店があって、車に何かあると駆け込んで、度々助けてもらっていた「お隣さん」です。

今は歩いて10分ぐらいの所へ移転してしまったのですが、今でも点検や修理など、車に関することはとても頼りにしています。

そして、そこのお孫さん3人は、うちの子供たちと同年代。

全員男の子です。

その中に、「専門学校トヨタ名古屋自動車大学校」に通い、後を継ぐべく勉強中のお孫さんもいます。

先日車を持っていったら、おばあちゃんとお孫さんが店番中でした。

会社の規模は様々でも、後継者問題は事業にとって大きな問題です。

どんなに伝統のある老舗も人気企業も、後継者がいないと途絶えてしまいます。

「家業を継ぐ」場合、単に周囲から期待されるという面だけでなく、身近で働く姿を見ているので興味を持ちやすい面もあります。

ただ身近なだけに、良い面も悪い面も知ることになり、そこをどのように将来像へ繋げていくかはその家それぞれの関わり方によって異なります。

その車屋さんは、無事後継者を育てることができたようです。

「これでいつお父さん(おじいちゃんのこと)が倒れても大丈夫だから!」

店を手伝う孫の姿を見ながら、そう話すおばあちゃんの言葉に笑いながらも、その言葉の重みを感じました。


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