将来なくなる仕事・生まれる仕事

マリオが日本を代表する存在としてオリンピックの閉会式に登場したことに触れましたが、私はそのことに時代の変化を感じました。

職業で考えてみても、20年前には、子供が「大きくなったらゲームクリエーターなりたい」なんて言ったら、「はいはい」と受け流されたり、「他にないの?」と言われた職業でした。

それが今や、ゲームやアニメ業界は日本を代表する産業となっています。マリオもピカチュウも、海外で大人気ですよね。

時代による仕事の変化については、2011年に米デューク大学の研究者であるキャシー・デビッドソン氏がニューヨークタイムズ紙のインタビューで述べた未来予想が話題になっていました。

「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう」

6割以上の子どもが現在、世界に存在していない新しい職業に就くという、衝撃的な予想でした。

キャリアコンサルタントとしても、大人としても、現状や自身の経験で判断しているだけでは、将来の「働く」環境は想像できません。

世の中の動きを柔軟に捉えながら、将来性を一緒に考えていく姿勢が必要です。