一般職って、何をするのか、ほんと分かりにくい名称ですよね。
一般職と総合職の違いは、仕事内容と転勤の有無の違いだと思っている人が多いのですが、給与や昇給、更には研修を受ける機会も違うのです。
ところが、どうしても、新卒で就活をしている女子学生たちは、初任給や直近の仕事の内容で判断しがちです。
でも、入社してから、徐々に同期の中で給与・賞与格差が生まれると、やる気に大きな影響が出てきます。「こんなにがんばってるのに、あの子よりボーナスがこんなに低いなんて…」
15年も経つと、倍近く差が出る企業もあるのです。
他にも、仕事をがんばって、新人の指導も任されるようになって、評価もされている。この部署全体のことを考えて関われる仕事にやりがいを感じてきた。となった場合、マネジメント業務へ可能性が開かれているかどうか。
もちろん本人の希望や適性もありますので、一般職の存在は、選択肢としていいと思います。
ただ、なんとなく「サポート好きだから」とイメージで選ぶのではなく、この企業の一般職はどういう仕事をするのか、自分は入社してどのように仕事をしていきたいのか、いったん立ち止まって考えてみることが大切です。
イメージ通りの一般職なのかは、調べて納得して選んでほしいのです。
ちなみに、私が新卒で就職した一般職は、残業も、県外へ泊りがけの出張もありました。やりがいはありましたが、同期男子との賃金格差には、3年目にしてモチベーションが下がりました。
その同期は全国転勤があって東京から引っ越して来ていたのですが、私も地元ではない浜松に一人暮らしだったので、「転勤してもいいのにな~」と思ったものでした。
せっかく働くなら、やる気にあふれて、いきいきと働きたいですね。