キャリアコンサルティングが身近に。そして、働く人の役に立つように。

様々な方向からの意見が尽きないのは、電通社員の過労自殺のニュース。

1か月100時間の残業が多いとか少ないとか、他にもその位残業している人や企業はもっとあるとか、上司のパワハラをあまりマスコミが突っ込まないのはなぜかとか…。

インターネットニュースのコメント欄を読んでいると、同じニュースに対して、「本当にいろんな考えの人がいるなぁ~。」と。

そもそも「過労死」が注目され出したのも、以前自殺した「電通」社員への、企業の損害賠償責任の最高裁判決(2000年)がきっかけ。

今回のニュースも、また「電通?」という感じです。

報道されている情報が全てではないと思うと、意見も複雑ですが…。

ただ、同じ状況でも、受け止め方で精神面に与える影響は違うので、そういった働くことに関わる「意味づけ」に、キャリアコンサルタントはお役に立てそうです。

意味も分からず、指示されたから10時間作業するのと、お客様の思いを形にするために工夫を重ねた10時間の作業は、同じではないですよね。

働くことを通じて、「自分がどうありたいか」考える力になれればと思います。

今年度、厚生労働省が企業へ助成金を出して奨励している「セルフキャリアドック制度」というものがあります。

働く人に、定期検診のように、ある節目に企業がキャリアコンサルティングの機会を提供するというものです。

中小企業も対象なので、これからは、多くの方にもチャンスありです。

「今日キャリアコンサルティングだったよ~。」と当たり前に話題に上り、ちょっと立ち止まって、行動や考え方の何かが変わるような支援ができるように、キャリアコンサルタントとして、日々精進です。