ハードルを下げて動き出そう。

今日の新聞で、立命館大学の根津准教授がゼミで実践している「買うだけ読書のススメ」という記事を読みました。

学生に、本を読めというのではなく、古本を活用してまず千円で買えるだけ買う実習をするというのです。すると、大量の本を実際に購入することで自分の関心の傾向が分かって、アンテナも広がり行動力もついてくると

受け身な学生に、強く主体的な問題意識を持たせたくても、「本を買って読む」行為は学生にとって労力がいり、ハードルが高いから、まずは「本を読まないといけない」プレシャーから解放するために、「読まなくていいからとにかく買う」ことを促すというのです。

部屋に積んでおくと、ついめくって読んでしまうこともあるし、まずは本を手に取ることから…ということですね。

キャリアコンサルティングでも、「最良の策より、まず行動」と考えます。どんなにいい策を立てても、ハードルが高くて実行できないぐらいなら、簡単ですぐできる些細なことから、まず行動に移せるほうがいいですから。

「いつもできないんだよなぁ」とか「苦手でつい後回しにしちゃうんだ」ということは、ついつい自分でも「ちゃんとやる」ハードルを上げがちです。そこで、まずは自分でもあきれるぐらい些細な行動から始めてみることも大切なのです。

「千里の道も一歩から」

私も朝型人間目指し、まず早めに寝ることから…。

 


オリンピック競泳の銅メダル獲得~自分を知り、可能性を広げる

連日オリンピック報道が賑やかですが、今日は、競泳男子4×200mリレーの銅メダル獲得に驚きました。

というのも、体格の違いから、日本人は自由形でメダルが取れない、と解説しているのを以前のオリンピック解説で聞いていたからです。

近年体格が良くなったとはいえ、レース後、他国の選手と抱き合う日本人選手はまだまだ小柄。しかし、選手に対する個別の筋肉トレーニングを取り入れて強化に励んだ日々の努力が、メダル獲得という成果に繋がったというのです

もともとの素質を嘆いたりあきらめたりするのではなく、自分に合った方法は何か、足りない点は何か、何を伸ばせばいいか、自分をよく知った上で対策をする。

これは就職活動を支援する中で大切だと感じた点と一緒です。

結果を出している人と同じことをそのまま同じようにやっても、同じ結果が出るとは限りません。逆に無理をしてこじれる場合も多いのです。

まずは「自分を知る」ことが大切。そしてそれが可能性を広げることを選手達に教えられました。本当に、おめでとうございます!


「ポケモンGO」で価値観を知る(2)

引き続き「ポケモンGO」の話題ですみません。

このゲームをしている人は、ポケモンの収集・育成・対戦・勢力拡大など、いろいろやりながらも、目指す方向は様々です。

単純にキャラクターのかわいさに惹かれて始めた私は、ついうっかり、近所に設定されたジムで対戦してしまい、マダツボミというポケモンが弾き飛ばされて負けたことに、ショックを受けてしまいました。

もう二度と対戦はしないと心に決め、ちまちまとかわいいポケモンとの出会いを楽しんでいます。

目指す方向も違えば、何にわくわく感を感じるかも、人それぞれですね。

そんな価値観の異なる人を巻き込む任天堂(ナイアンテックか?)、さすがですね。


「ポケモンGO」で価値観を知る(1)

普段ゲームとは無縁の生活ですが、ポケモン世代の親として、一緒にテレビや映画で見ていたかわいいキャラクターに惹かれ、今話題の「ポケモンGO」を、ついダウンロードしてしまいました。

すると登録の途中で、自分の所属するチームを選ぶ画面が。

チームは3色に分かれていて、各チームの考え方や説明が書かれています。

 黄:ポケモンは直感が優れた生き物で、その誕生には秘密があると思う。

 青:ポケモンの知恵は想像以上に深く、その進化する理由を研究している。

 赤:ポケモンは人より逞しく強く、心が温かい。ポケモンと共に心の強さを探求している。

と、どれも迷う内容。

ゲーム的には、攻略視点で選ぶようですが、こんなところにも、人によって価値観の違いが出ることを実感しました。我が家内でもチームは分かれました。

自己分析というと改まった感じがしますが、日頃から、何かを選択しようというときに現れる自分の価値観を意識するだけで、自己理解は深まります。

あなたは何色を選びますか?