資格を目指して得られるもの

手元に、7月に受験する試験の受験票が無事届きました。

一年前から準備は進めてきたものの、受験票が届くまで受験資格が得られるか分からない試験でもあったので、無事受験できることになり、とにかく一安心 (^^)

 

私は、キャリアコンサルタントを目指す方へ向けた養成講座を担当したり、

簿記・税務資格を目指す職業訓練でキャリア支援をしたりしていることもあり、

今でも常に資格と向き合ってはいるのですが、もともと私自身もずいぶん数多くの資格試験を受けてきました。

 

時にはめでたく合格を! そして時には残念にも不合格を…。

そんな日々は、今でも続いています。

 

以前は、資格を取れば先に続く(その仕事につける OR 就職できる)と信じて、様々な資格を取り散らかしていましたが、

さすがにキャリア支援に方向を定めてからは、自分が進む方向を考えて選びながら学んでいます。

 

もちろん、試験を受けるということは、がんばりが反映して「合格」という結果に至ることもあれば、

「あんなにがんばったのに…」と時に残念な結果に、すっかり凹んでしまうこともあります。

まあ、受けなければ落ちることもない訳で…。

あえて受ける道を選ぶこともまた、厳しい選択です。

 

ただ今では、もちろん結果は大切だけれど、

そのプロセスで身につけたものや、「がんばってみよう!」と一歩踏み出した自分の力は、

結果はどうあれ、そこから先へ進む自分にとって、踏み込んだからこそ手にすることができたものだと思っています。

 

…でも試験が近づき、焦る気持ちが大きくなると、

道は続くとも、やっぱり結果も大切だよな~と、気持ちが揺れ動きます。

 

あとちょっと、がんばろう…(^^;)


春の訪れ

3月は、気温がずいぶん行きつ戻りつしていましたが、4月に入って暖かい日が続くと、やっと春の訪れを実感するようになりました。

「日本さくら名所100選」にも選ばれている五条川が近いので、

散歩がてら行ってみました(^^)

きれいですね~!!

この満開の桜の前に立つと、こころが洗われます(*^_^*)

 

世の中を見ると、2年前から突然始まったコロナへの気遣いもまだまだ続き、

ウクライナからの報道には心痛み、当たり前の日常の大切さも身にしみて…。

 

そして自分の周りでも、

新しい方々との出会いもあれば、公私ともに様々な方との別れもあって、心揺れる日々が続きます。

 

そんな今の私に、いつも通りの姿で力をくれる「桜」

季節はきちんとめぐり、いつものように桜は満開に。

 

春の訪れを実感します。

 


「ドライブ・マイ・カー」の意味するところ

私が今でも映画が好きで、一人でふらっと観に行くのは、亡き父の影響。

初めて公開された「スターウォーズ」や、最近再映画化された「ナイル殺人事件」など、子どものころ様々連れて行ってもらいました。

そんな訳で、映画を見に行きたくなり、ちょっと落ち着いて時間が取れたので映画館へ。

 

今回は、「ドライブ・マイ・カー」を。

いろんな意味が重なり合い、含みのあるいい映画でした…。

3時間近くの長さがどうなのかと思っていたけれど、その時間を感じなかった。

この映画、見てない方にはネタバレになって申し訳ないのですが、

私がいまテーマとしているキャリア=自分の人生を生きることが、まさにこの映画のテーマであり、タイトルだったんだと、見終わって気づきました。

 

そんな意味でも、父の死をもって命の有限さを実感した今の私にとって、改めて自分の人生も見つめ返す時間にもなりました。

父とは、常にいい関係でいられた訳ではなかったけれど、

子供のころ映画館や美術館に連れて行ってもらったこと、

そして私の息子たちの相手をうれしそうにしていたこと。

命には限りはあるけれど、心に残った記憶は、それぞれの心の中でいつまでも生きているような気がします。

 

私らしく父を偲ぶのは、やっぱり映画を見ることなのかな…。

大切な時間です。


濃くて印象深かった2月も終わる

2月ももう終わりですね…

 

今月は、昨年末から緩和ケアにお世話になっていた父が6日に亡くなり、

その翌週には1年間準備してきた試験を受験し、

いつにも増して濃くて印象深い一カ月でした。

 

父については、春まではどうだろう…と既に聞いていたこともあり、心の準備はしていましたが、結局最後には立ち会えず。

突然の連絡がきて、仕事を急遽休ませてもらって実家に帰ることに。

 

ちょうど数日続けて予定を空けることができたこと、

そして身内、というより、本当に家族だけでゆっくりと父を送ることができたこと、

コロナ禍だったからということも含めて、巡りあわせはありがたかった。

 

母や姉、東京にいる長男や姪とも久しぶりに顔を合わせることができたし、

まさに父が呼んでくれたんだなと。

 

実家のある甲府(山梨)は、実は雪があまり降らないのだけれど、

荼毘にふす日はちょうど大雪になり、火葬場への行き帰りは一面雪景色。

まだ温かい父の骨壺を抱いて、真っ白な山々を車から見ていた時間は、忘れることはないと思います。

 

結局大雪で特急もすべて止まってしまい、移動するにも一苦労。

 

そうやって戻ってきてからも、気持ちの持って行き場に迷う自分と向き合い、

落ち着かない日を過ごすうちに、あっという間に試験の日に。

 

これはこれで、1年に1回の機会であり、何とかしたいと思う3回目の受験でもあり…。

まぁ試験の内容はさておき、何とか無事に試験を受けることができたこと、

本当にほっと一息…。

 

私にとって、とても濃くて印象深い2月が終わります。

 


2021年も、もう終わり

2021年も今日で終わり。

コロナ禍となって2年目の年も終わりを迎えました。

昨年は変化に翻弄され、我慢したりあたふたとしたりすることも多かったのですが、

今年は変化することも受け入れながら、変化する中でもできることや、積み重ねてきた方向へ進んできた1年でした。

そんな1年を振り返るのも年末気分あってこそ。

というのも、今携わっている仕事は年や年度とは関係なく、月1回を3ヶ月とか、週1回を6ヶ月とか、2週間の間に6日間とか、それぞれ区切りになる仕事の方が多いので、

年末と言って特に何か変わる感じもしないし、このままだと年だけが改まっていくといった感じで、ちょっと焦るのです(^-^;)

日々ぐるぐると仕事が回っているからこそ、あえて「区切り」の機会を作って振り返ること、そしてこれからの展望を考えること、大切です。

あーすればよかった…とか、準備できてなかった…とか、

考えればいろいろと思いついてしまうけれど、それでもこの1年として歩みを振り返ると、もがきながら、それでも進んできた道のりが見えてきます。

その道すがら、楽しかったこと、うれしかったこと、心が温かくなったことなどなど、自分の胸に残る思いは来年も活かせるように、今まで来た道の続きに来年を思い描いてみます。

世の中はどうなるか、まだまだ分からないけれど、その中で

「私」はどう進んでいきたいのか?

今ここにいる「私」の前に続く道を、少しずつでも、また歩んでいきたいと思います。


頭ではなく、心で選んでみた

仕事で本や資料が大量になってしまった時、今まではカバンに入れて運んでいたのですが、先日階段で転んだ時に荷物が重かったこともあり、どうにかしようとキャリーを検討し始めました。

ビジネス用のキャリーバックを買うか、フロントオープン(上開き)のスーツケースを買うか…。

通販を見ながら考えていたのですが、使い勝手を確かめるために何軒かあたってみようと近くのショッピングモールへ。

一軒目。店員さんがあれやこれやと出して説明をしてくれたのですが、なかなかこれといった気持ちにならず、お礼を言いつつ二軒目へ。

二軒目。近づくと、店の前に置かれていたのはオレンジ色の小さいスーツケース!

その瞬間、3年前のことが頭をよぎります。

必要に迫られ慌ててスーツケースを買いにいった時、オレンジ色は取り寄せになると言われ、間に合わないからと泣く泣く違う色のスーツケースを…。

そのことを思い出すと、ますます目が離せません。これは運命か?

お店の方に条件を伝えて他の商品も出してはもらったのですが、心動かず…。

条件にあまり当てはまっていない店頭のスーツケースのほうが気になります。

しばし迷う…。

このまま、機能的にOKのものを買ったとしても、このスーツケースのことを私はまたきっと思い出す。

そう思い、心の動きに従ってこちらを購入(^^)

助手席に乗せて帰る道すがら、すでに気分は「よき相棒」

お供に連れていく仕事まで楽しみに!

 

頭で分かっていることと、気持ちが乗るかどうか、その間にズレがある時

結局、頭で「正しい」ほうを選んだところで、モヤモヤは残る。

まさに、相談の現場で話される思いの一端を感じた瞬間でした。


5年目が終わり、6年目が始まる

7月1日は5年前に開業届を出した日。

ここまで5年。

当時受験生でやきもきしていた次男が、無事大学を卒業して社会人として働いているのを見ると、月日が流れるのは早く、5年もあっという間だったと実感します。

キャリアコンサルタントとしては、本当に様々な仕事に携わりながら進んできました。

大学での相談対応に始まり、

キャリア科目や就活支援講座の講師、高校生へ向けての面接指導、企業へお伺いして働く方との面談、職業訓練校での転職支援、スキルアップのために新たに学ぶ社会人への受講前面談、女性向けセミナーの講師、キャリアコンサルタント養成講座の講師

そして最近ではオンライン面談やセミナーをと…。

ある時は目の前の一人の方へ、またある時は大勢の方々へ。

多くの方に出会い、その姿勢から多くを学び、支えられ、今の私がいます。

「キャリア」という言葉は使わなくとも、出会った方が、いきいきと人生を歩んでいくことに役立てるのは何かと考えながら、試行錯誤してきた日々。

これからも、出会う方の人生に少しでも役立てる存在でありたい。

そのためには、もっと力もつけたいし、ひるまず行動もしていきたい。

うまくいかなくても、「私ってそんなところもあるよね」と受け止めつつ、

自分の中のまだ見ぬ可能性を信じて「私らしく」一歩一歩進んでいきたいと思います。

今まで出会った方々、ありがとうございました。引き続きよろしくお願いします。

そしてこれから出会う方々、どうぞよろしくお願いいたします。

 


「メールアドレスを変える」時間が、これからの私を作る

仕事で使っていたメールアドレスを変えることにしました。

Each Oneで開業届を出し、同じアドレスで仕事をして早5年。

もちろん、ずっと同じアドレスを使うつもりだったのですが、新しいPCを買って様々手続きする中でうまくいかないことが続いたので、思い切ってプロバイダを変えることに。

そうすると、今のアドレスは使えなくなる(^_^;)

ということで、仕事用でありながらメールアドレスを変える事態になりました。

 

まあせっかくの機会なので、使い勝手を考えながら、他にもあれやこれや見直すことに。

よく見ると、いろんな相手といろんな仕事をする中で、PC上のデータもメールソフトの中も、まるで拡張工事を続けた家みたいに継ぎはぎだらけ。

もう使っていないのにそのままになっているところや、無駄に重なっているところ、一杯一杯なのに何とかやり過ごしてきたところなど、

もう「何とかしている」状態でした。

 

そこで、一度仕切り直し

メールのフォルダーを整理したり、メルマガも必要なものだけに絞ったり、アドレス変更の連絡をしたり…。

思ったより時間と手間がかかったのは想定外でしたが、やってみるとこの作業、今の私にとって「意味」がありました。

 

5年前の私は、大学のキャリアセンターでキャリアカウンセリング、からのスタートでした。

それから、大学のキャリア科目の授業で講師の仕事をしたり、面談相手も大学生から転職活動中の方や企業で働いている方と幅が広がったり、キャリアコンサルタントやその資格を目指す方の育成に携わったり…。

昨年からはオンラインの仕事もするようになりました。

面談も講師も、リアル対面でもオンラインで画面越しでも、それぞれの良さを感じながら向き合っています。

 

振り返れば、5年前には想像もつかない方向へ進み、思いもよらない仕事をしている「今」の私。

 

今まで歩んできた道のりを振り返り、私はいったい、何ができて、何に興味を持って、何を大切だと選んでいくのか?

立ち止まって振り返り、これからに目を向け、今何ができるか考える…。

 

まさに「人生(キャリア)」を考える機会だったのです。

 

日々忙しく過ごす中で、何とかはなっているけれど、

本当にこの先どうしたいのか?

このままの方向でいいのか?

今やっておいたほうがいいことがあるんじゃないのか?

そんなことを考える時間、実はとても大切です。

これから先、同じように時間を過ごしても、そこに自分としての「意味」があるかどうかは大きな違いになってきます。

 

身をもってその大切さを感じながら、まだまだ私の試行錯誤は続きます。

 

 

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突然終わりを告げられ、「モノ」との時間を思う

このところ立て続けに「モノ」が壊れ、突然の終わり…が続いています。

始まりはPC。

そして食器洗い乾燥機に、エアコンと…。

 

PCは5年前に起業した時に買った「Surface」

リモート中に画像が乱れ、いつ壊れるか分からないので購入を。

最近では、リモートも増えてPCを持ち歩く回数が減っているので、今回はノートパソコンを購入。

ボロボロになったSurfaceのキーボードパッドを見ると、持ち歩いた現場や、宿泊先を思い出します。

まさに私の分身。

 

食器洗い乾燥機は、この家に引っ越してきた時からのお付き合い。

修理を頼もうと電話した時に「何年お使いですか?」と聞かれ、あらためて19年も使っていたことに気づきました。

朝は仕事に出かける前に食器を放り込んでスイッチON。

慌てて支度をして出かけた仕事先も、本当に数えきれず。

私の後押しをしてくれていました。

 

そしてエアコンは10年前に買ったもの。

このエアコン工事の日は夏休みで、取り付けに思いのほか時間がかかって、長男を塾へ迎えに行かないと、と時間を気にして焦っていたっけ。

 

振り返ると、「モノ」ではあるけれど、その「モノ」と共に過ごした時間を思い出します。

立て続けにきた、突然の別れ(T_T)

慌てて対応はするものの、一緒に過ごしたその時間を思い、さみしい気持ちも立て続けに…。

やっぱり、こころの準備期間も(金銭面も(^^;))兼ねた、早目の買い替えは大切ですね。

その方がダメージも少なそうです。

 


はらぺこあおむし

「はらぺこあおむし」の絵本で有名なエリック・カールさんが亡くなりました。

我が家にもまだ「はらぺこあおむし」あります。

もうかれこれ20年くらい前、子ども達が小さい頃は、寝る前に絵本を毎日読んでました。

子どもが本好きになれば…と読み聞かせをしている方は多いでしょうが、

私の場合、私が読みたかった(*^_^*)

 

年子の男の子2人。

毎日、本当にあっという間に一日が過ぎて、自分の時間なんて全然ない。

せめて寝る前になんとか時間を作って、子ども達に読みながらも、

自分が絵本を楽しんでいたのです。

 

そこで近所の図書館に通いつめ、大きな手提げにギュウギュウ詰めに絵本を借りては、

2週間経ったら交換するかのようにまた借りに行く、そんな生活をしていました。

そんな中、やっぱり何度も読みたいと思った絵本は買ってきて、

本当に、何度も何度も読みました。

 

子供が大きくなってから、小さな子供さんのいる方へ絵本もあげてしまったのですが、

さすがにどうしても手放せない本たちは、今も我が家の本棚に。

 

 

 

 

 

 

 

「はらぺこあおむし」なんかは、穴に指をつっこんで、ページをいったりきたり。

ページの折れた本を開くと、そんな時間がよみがえります。

 

 

 

 

 

 

 

今も思い出す、私の大切な時間です。

 

エリック・カールさん、楽しい絵本をありがとう!