長男の冬休み

ロシアへ留学中の長男は、1月いっぱい冬休みなので他の国へ旅行に行くとのこと。

去年はギリシャにしようかとも言っていたのですが、お正月に話した時は、どこへ行こうか迷っていると。

結局、18日から「コーカサス3国」と「モスクワ」に出発することになりました。

モスクワはともかく、「コーカサス3国」と言われても、私にはどこの事か分かりません…。

早速グーグル検索。

アゼルバイジャン・ジョージア(グルジア)・アルメニアのことだそうです。

黒海とカスピ海の間にあって、地図を見ると小さい3国がかわいくまとまっています。

古くから東西南北交通の要所で、民族が往来して交易で栄えたり、異民族に侵入されたりと、複雑な歴史を歩んだ地域なのだとか。

世界史が大好きだった長男と、世界史を睡眠時間にしていた私とでは、この国々に対して抱く感情は違うのかも…。

調べると旅行会社のツアーも結構ありました。

その情報を読むと、コーカサスの山々の自然が豊かな中、シルクロードの交易路の街並みや古い教会などが残っていて、写真もいい感じ。

ロシア語圏なので、少しは会話できるようになった長男には実践の場にもなるのかも。

18日にアゼルバイジャンのビザを取ったと知らせが入りました。

なんとこの国のビザは、2年ほど前から、トルコ人と日本人だけ、空港で無料でもらえるとのこと。

トルコ人はともかく、どんないきさつで日本人のビザが無料なのか、アゼルバイジャンと日本の関わりも知らないし、世界には知らないことだらけです。

長男は、約10日間の行程の前半は宿泊地を押さえて出発しました。

でも、国の様子がよく分からない上に一人旅ということで、私にとっては、うらやましさ半分、不安半分の日々を過ごすことになりそうです。


私の冬休み<東京編>

大阪で元気をもらった翌日は東京へ。

新幹線が米原付近の雪で少し遅れ気味だったので、予定より一足早く家を出ました。

晴れ渡る富士山を横目に見つつ、2時間もかからずあっという間の東京です。

IMG_2468_thumb

とてもよいお天気だったので、観光客に混ざって東京駅舎をパチリ

IMG_2475_thumb

天気がいいと高層ビルも映えます。

IMG_2476 1_thumb  IMG_2477 1_thumb

東京での仕事中、「スクールソーシャルワーカー」の話題がでました。

「スクールソーシャルワーカー」は、それぞれの子供に向き合うだけでなく、その家族や教員の他、様々な機関と連携を取りつつ、関わる環境の中で問題解決を図る仕事です。

虐待や不登校など、活躍の場は多いのです。

今はまだ配置されている学校も少ないのですが、今後教員の働き方が調整され、問題解決に対する意識の変化が進むと、活躍の場も広がると思います。

実はキャリアコンサルタントも、個別面談だけでなく、環境への働きかけは大切な役割として示されています。

ただ相談に来る相手を待つだけでなく、自分から働きかけて関係者の連携や調整に役立つよう関わっていくことが求められるのです。

と、新たな方向性を考えつつも、仕事は終わり。

おみやげに、限定販売していた「パンダ」の東京ばな奈を。

IMG_2489_thumb

仕事にはしっかり向き合いつつも、それ以外で楽しみが続いた週末。

年末年始は特に遠出もしなかった私にとって、一足遅い「冬休み」となりました。


私の冬休み<大阪編>

13日は大阪、14日は東京で仕事があり、それぞれ日帰りで西へ東へ新幹線移動。

折しもこの週末、世間はセンター試験真っただ中。

去年を振り返ると、まだまだ生々しく次男の受験の様子が思い出されます。

結局、毎年毎年、センター試験の週末は雪模様。

今年も北陸を中心に雪で交通手段が乱れる週末となりました。

東海道新幹線も、北陸から雪が吹き込む「米原」周辺はいつも徐行しがちです。

天候を心配したものの、無事週末を終えることができました。

電車に乗るのが大好きな私は、電車移動は苦になりません。

今回も新幹線を堪能(^^)

13日は、大阪駅近くのスカイビル。

晴れ渡り、大阪の街並みがよく見えました。

このスカイビル、2つの棟の間の屋上部分が繋がっていて、「屋外円形展望台(空中庭園)」があります。

下から見るとこんな感じ。

IMG_2458  IMG_2459

結構寒かったけれど、展望台へ上る人が列を作っていました。

大阪の仕事の後には、名古屋で一時期仕事をご一緒した友人と、一年振りに再会。

近況に始まり仕事のあれこれまで、話は尽きず…。

本当に楽しい時間を過ごし、力をもらって愛知へ戻りました。

IMG_2486

おみやげに、大阪と京都で限定販売のグリコの高級ブランド「バトンドール」いただきました(^▽^)/


子供の頃の習い事を振り返って「分析」してみる

うちの子供たちは小学生の頃、少林寺拳法を習っていました。

その当時同じ道場で練習していた次男の同級生が、「少林寺拳法の世界大会に優勝し、世界一に輝いた」と新聞に!

5歳上のお兄ちゃんと一緒に、とりわけ熱心に稽古をしていたのは知っていたものの、さすがにすごい!

次男は黒帯までいかずに辞めてしまったのですが…。

その話題をきっかけに、次男と今までの習い事について話していました。

小さい頃の習い事は、始めるのは親や兄弟がきっかけの場合も多いです。

だから、本人の「興味」や「やる気」は、必ずしも反映していないと思います。

でもその中で、好きで通うのが楽しかったものや、一生懸命取り組んだものなどは、その人の「興味のもと」や「強みのもと」になっていることがあります。

もちろんその後、思春期を経て成長し、様々な面で変化はするものの、習い事の興味と同じような方向に興味を持ち続けていたり、取り組む姿勢が同じだったりすることも多いのです。

次男も、時期をずらしていくつか習い事をしていたので、それぞれどう思っていたのか改めて聞いてみました。

傍目には、習い事全般、卒なくこなしていた次男でしたが、本人の中では違いがあるようで。

そろばんやスイミングはイマイチだったけど、少林寺とピアノは結構よかったと。

その分かれ目は何なのか…。

ジャンルという訳でもないし、指導方法の違い?それとも環境?

この違いをもっと掘り下げたいところだけど、身内はうまくいかない。

何かしつこいよ、という視線を向け逃げられてしまいました(^^;)

こんなところからも、もっと自分の「らしい」ところを理解してほしいものです。


ひとの人生、1年間を補償することなんてできない。

「大阪大学が去年の入試のミスで、不合格とした受験生30人を合格させた」というニュースが報道されていました。

入試以降指摘があったにもかかわらず、3回目の指摘で、次の入試シーズンとなった今、やっと訂正されることになったのです。

大阪大学が不合格になったからと、他の大学に入学した学生は2年生に転入できるとのこと。

浪人した受験生の予備校費用や、別の大学に入学した人への引っ越し費用も補償するそうです。

ニュースを見た私は、次男にこの話題を出すことをためらいました。

去年の入試で、志望校は結果至らず他の大学へ進学した次男。

今では大学にも慣れ、友人も…。

その時間を戻って修正すると言われても、どうしたらいいのか。

身近にいる存在に置き換えて考えると、生々しくて、思いは複雑…心が痛みます。

短くも長い1年間。

それぞれの受験生はどのような日々を過ごし、どんな今を迎えているのでしょうか。

今まで2回も指摘を受けながら、訂正するという判断に至らなかった問題作成責任者。

そして、そんな状況を防げなかった大学の責任は重いと思います。

お金ではこの1年間の時間は補償できません。

いい知らせなのに、かえって悩む人もいるはず。

でも、運よくこの30人の替わりに合格した人もいる訳で、人生なんて何が起こるか分からないものです。


1年終わったと言えば…リアル精算のとき

新年早々、そういえば去年は何をしていたかと振り返ると、1年の活動をお金の面で振り返り決算作業をしていました。

来月から始まる確定申告の準備ですね。

という訳で、今年もお正月明けから詰めの作業に。

去年は半年分だけでしたが、今年は丸々1年分の会計処理が必要なので、さすがに大変だと思い、年末に少し作業を進めてはいました。

でも、いざまとめてみようと思うと、これが結構てこずる(^^;)

「どこが違う?」ということに始まり、「ここが合わないのはどうして?」と、ズルズルと時間ばかり過ぎ…。

アタリはついても、具体的な処理の仕方が分からないときは、ネット検索で解決。

便利な世の中です。

1年前に決算処理した時のことも、結構忘れていました。

改めて、もう少しこまめに会計処理をしておく必要を実感。

まあ、こうして上手くいかないところを工夫しつつ、仕事内容も徐々にステップアップしていければいいのかとも。

とにかく、これで確定申告まで一安心。

この決算内容をもとに、今年一年どのように進めていくか、ということも考えていきます。


あけましておめでとうございます!

新年あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い申し上げます。

 

年末は、「レコード大賞」で、昭和のピンクレディーが元気に歌って踊る姿に感動。

そして「紅白歌合戦」で、平成を代表する安室奈美恵の久しぶりにテレビで歌う姿に感動。

過ぎ去りつつある時代を感じていました。

年も明け、来年は元号も新しくなります。

どんな時代になっていくのでしょうか…。

 

今年も穏やかなお正月となり、小牧市内の「田縣神社」へ初詣に行ってきました。

この神社は、毎年3月に行われる「豊年祭」が「天下の奇祭」として有名で、外国人も多く訪れます。

何が「奇祭」かは、ググってもらえると…。

今日は、元旦ということで大賑わい。

IMG_2430

お参りをして破魔矢を買って、その流れで引いたおみくじは「大吉」!

IMG_2431

「欲を離れて人のため尽くしなさい」とのこと。

いろいろと、人並みに欲はありますが(^^;)

とにかく「人のために尽くし」ていきたいと思います。

今年もいい年になりますように。


「地域限定正社員」って昔はなかったよね(後編)

面談を通じて話を聞いていると、私が就職したころとは違い、今の大学生は生活も大切にして仕事を選んでいるように感じます。

これを、昭和世代に話すと、「生ぬるい」とか「私が若い頃は…」というコメントになる場合も多いのですが…。

でも、高度成長期やバブルの時代のように、生活を意識しなくても、働いていれば収入が右肩上がりだったり、働く上での努力で生活も向上させられたりしていた時代は、もうありません。

それに、長時間労働をし、有休を我慢して取らず、転勤を受け入れいても、それでも日本の生産性は高くはないのです。

「時間をかけること」や「移動すること」といった、外から見て分かる部分だけに価値を置いていては、内容は良くなりません。

時代は変わり、交通機関の発達で日帰り移動できる地域も広がりました。

インターネットも普及し、自宅にいながら夜中でも直接お店と取引きできる便利な世の中。

離島だって海外だって、スカイプを使えば顔を見ながらやりとりができます。

会社へ出社しなくても、自宅や自宅近くの場所で仕事ができるテレワークも、徐々に普及し始めています。

少子高齢化で働き手は減り、数少ない若者や、今まで働いていなかった女性や高齢者も一緒に働く時代になっています。

転勤を伴う働き方が「総合職」のスタンダードだった時代はもう変わっていくのかもしれません。

転勤がよくないというより、それぞれの方向性や事情に合わせて、選択できる世の中になるといいですね

誰もが働きやすく、働く中で自分の成長を感じ、働くことを通じて人生も豊かになる…そんな世の中になるよう、まずは身近なところから。

私もできることから、いっぽいっぽ、今後も取り組んでいきたいです。


「地域限定正社員」って昔はなかったよね(前編)

JILPT(労働政策研究・研修機構)が2018年春に就職する大学生へ行なった調査結果が発表されていました。

その調査項目の中に「地域限定正社員」についての報告が。

「地域限定正社員」といえば、ここ数年増えている採用枠で、転居を伴う転勤がない正社員のことです。

金融機関(銀行や保険会社など)や小売業(ユニクロなど)で取り入れている企業が多いですね。

正社員(総合職)として働きたいけれど、転勤はしたくない…と、女性を中心に人気があります。

さらに、無限定の正社員との相互転換を認めていて、状況に合わせて変わることのできる企業も出てきています。

もちろん、「地域限定正社員」のキャリアステップや業務内容、権限、待遇などが、転勤のある正社員と違う企業もあるので、確認して選んでいくことが大切です。

実際に大学生と面談していると、地元を離れたくないとか、将来のことを考えると全国転勤のある企業を選ぶことには抵抗がある、といった学生さんがいます。

特に愛知は地元志向が強いため、就職活動を始める時点では「地域限定正社員か一般職」を目指して活動する女子学生の方が多いのです。

この調査によると、就職活動前の希望調査では「ぜひ応募したい」と「処遇に大きな差がなければ応募したい」という学生は合わせて、

男性で64.2%、女性で82・4%、男女合計では72.6%。

大人気です。

ところが、就職活動を経て、実際に地域限定正社員に内定したのは、当初希望していた男女のうち、合計28.6%に過ぎません。

比較的枠の多い女子学生でも35%程度。

結局、希望はしたものの、現実の就職活動の中で、希望する業界で採用がないため妥協したり、競争倍率の高さに他の枠へ応募して結果を得たりと、現実対応していったようです。


「平等」であることは、いいのか悪いのか

雪が溶けたような小雨が強風に舞う中、一宮市の高校へ就職ガイダンスにお伺いしました。

2年生対象なので、来夏の就職活動へ向け、「就職」よりは「働く」準備といったところ。

その帰り道、最寄り駅が遠く、ご一緒した方と一緒にタクシーに。

すると、偶然運転手の方がこの高校の卒業生ということで話がはずみました。

景気が悪くなると、タクシーの運転手に転職してくる人が増えて売上が下がってしまうので、そういう点では今はいい時期だと。

また、みんなと一緒に…という行動はあまり好きではなかったので、今の仕事がとても合っているとも。

歩合の給料についても、がんばれば結果に繋がるからやりがいがあると。

何でも、誰でも、平等がいい訳ではないですね。

もちろん最低限の安定は必要ですが、固定ではない収入を上げようと日々頑張っている様子が伝わってくるお話でした。

お話を伺いながら、もしこの方が「平等」をもとに評価され、がんばっても同じ給料だったら、やる気をなくすように感じました。

一時期、「ゆとり教育は運動会の徒競走で、競争させずにみんなで手を繋いでゴールする」という話が揶揄された時期がありました。

がんばって成果に差がつくことや、そもそも得意なために優位に立つことが、あたかも悪いことのように受け止められる内容でした。

でも、みんなそれぞれ違うところができたりできなかったりするのは当然なこと。

その違いを認め合い尊重することのほうが大切です。

私も集団教育の場を窮屈に感じていたこともあり、誰もが「平等」がいいとは限らないことを思い出したお話でした。