大学3年生の冬休みは、インターンシップが大盛況

今年は例年以上にインターンシップを実施する企業が多く、冬休みへ向けて10月ごろから増え続けています。

実質「企業説明会」として1日だけのインターンシップを実施する企業も多く、学生さんとしても参加しやすいので2~3社に参加といった様子。

建て前は「インターンシップは採用活動とは別で」となっていますが、現実には参加した学生さんを基に名簿を作成して別ルートの選考や説明会へ誘う企業も多いのです。

マイナビ調査によると、実際に学生側が、インターンシップで興味がある内容は「仕事体験」

でも実際に仕事を体験させるには、人事だけでなく現場の協力が必要になります。

現場の負担になるとなかなか実施する企業は少なく、結局妥協案として「社会人らしい」「その企業が実施する」という意味で、企業の説明+「グループワーク(企画立案・課題解決など)」といった内容が多くなっています。

学生が実際に職業や企業理解につながるプログラムを体験したければ、内容をよく確認する必要があります。

実は、就職活動を始める時期に学生さんと話をしていると、「営業職」は人気がありません。

「だって飛び込みとか無理です~。」

いやいや、日本中の営業マンが飛び込み営業をしているわけではありません。

でも、学生が営業マンの仕事を見る機会はほぼ無いために、イメージはそうなっているのです。

顧客と関係を築いて適宜提案する営業、もあることをイメージできません。

こういう部分にこそ、仕事体験は生かせるのです。

3月に就職活動が本格化すると、あっという間に受ける企業を選ばなければなりません。

その前に、職種や業界・企業の方向性を絞るために、この冬休みはインターンシップの機会も積極的に利用するように、学生さん達に声を掛け、できる準備を促しています。


勤労感謝の日

今日は勤労感謝の日

「働く人に感謝する日」「勤労に感謝する日」と言われていますが、成り立ちはちょっと違うようです。

元はと言えば、収穫を祝うために飛鳥時代から始まった「新嘗祭(にいなめさい)」

つまり収穫祭ですね。

そもそも天皇と国民が一体となって収穫を祝う行事でした。

それが、第二次世界大戦後、GHQが天皇の行事から切り離そうと、「勤労感謝の日」として設定したのが始まりなんだそうです。

国民の祝日に関する法律に、「勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝しあう」と定められているので、その考え方が今の「勤労感謝の日」のイメージに繋がっているようです。

いわれはさておき、私にとっては、

元気に働ける「健康」に

好きに働かせてくれる「周囲の支え」に

可能性を広げてくれる「人とのご縁」に

感謝です。


初めての「叙々苑」

芸能人でよく話題に出る高級焼き肉店「叙々苑」

ロケ弁や差し入れとしても、ここの焼肉弁当がおいしいとよく話題に出るお店です。

私も名前は知っていましたが、一足早い忘年会で、叙々苑の中でも先月名古屋駅近くにオープンしたばかりの「游玄亭」に行ってきました。

ほの明かりの中、お店に入ると胡蝶蘭がずらり。

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すっかりゴージャスな雰囲気。

席に着くと焼き肉用のエプロンも後ろで結んでいただけ、まさに上げ膳据え膳の贅沢気分。

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コース料理はどれもおいしく、お肉にたどりつく前に既に満足感。

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ナスのキムチも初めて食べました。

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いざ焼き始めれば、食レポにあるように、タンは柔らかく、焼いたお肉の油は本当に甘い!

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そして、アワビ粥でやさしくシメ。

おいしい料理とお酒に大満足。

さすがの料金も、「さぁ、また仕事がんばろう!」と働く意欲に変えつつ、帰宅しました。

ごちそうさま!


ロシアは遠くて近い、そして近くて遠い

ロシアに長男が旅立ってから、そろそろ3か月が経とうとしています。

そもそも日本にいる間もたまにしか連絡は来なかったので、その延長線といったところ

さすがに遠い異国の地にいるだけに、「最低月に1回は連絡するように」厳命。

スカイプを繋げば、すぐそこにいるように話ができる便利な世の中。

私が小学生の頃は、科学館のテレビ電話は珍しさで奪い合いだったというのに、今では自宅で気軽に顔を見ながらロシアの長男と話すことができます。

ロシアとの時差は-6時間。

夕飯の支度の最中に、LINEへ「今から電話できるよ」とコメントが。

タイミングを逃すとまた先延ばしになってしまうので、早速スタンバイ。

大学から帰宅していた次男と一緒に、長男の寮の部屋や外の景色を見せてもらっているうちに、ちょうど夫も帰宅。

夫が長野へ赴任中は話す機会もなかったので、3か月ぶりの親子の会話です。

冬に備えて買ったコートや靴は見せてもらったものの、外にはまだほとんど雪もなく、部屋はどこも暖房が効いているので暖かいと。

ロシア正教会のクリスマスは1月7日で、欧米みたいに12月にクリスマス休暇はないけれど、1月が長い休みなので「避寒」に出かけるとのこと。

「ギリシャへ行こうかな~。」

「フランスやスペインより安全そうだし…」

今や日本ほど安全な国はない訳で、

心配ではあるけれど、行動に向かう気持ちも尊重したい…と心は複雑です。

とりあえず、「心配」なことは伝え、心構えと準備をしっかりするように言って電話を切りました。

来年の留学の終わりには中央アジアにも行きたいと話す長男を、頼もしくもあり、心配でもあり。

親であることで芽生えた感情を実感中です。


今どき大学生の職業観

リクルートキャリアの「就職みらい研究所」が大学生を対象にした「働きたい組織の特徴」という調査結果があります。

その中のワークスタイルの項目を見てみます。

A、仕事と私生活のバランスを自分でコントロールできる

B、仕事と私生活は区別なく、一体として働ける

このどちらを選ぶかというと、2018年卒(現大学4年生)は、Aが47.7%。

さらに、どちらかといえばA(38.7%)と合わせると、86.4%にもなります。

「残業多いと、自分の時間とれないじゃないですか~。」

と言う訳です。

他にも、事業成長は、チャレンジングより安定志向の人が8割以上、給与額より生活サポートの充実を選んだ人が7割以上と続きます。

実際に学生と話していても、「ワークライフバランス」を取りながら働く考えは、当たり前になっています。

リスクは回避したい…ですし。

その考えは言葉の端々に現れます。

今どき、「若者は改革意識があってチャレンジング」なんていう勝手なイメージは、思い込みです。

職業観だけでなく、先月の選挙で投票した10~20代の4割以上が自民党(保守)を選んだ、なんていうことも、当たり前な時代なのです。

様々な事情で、つい働く環境を整えることが後手後手になっている企業も多いですが、人口も若者も減っていく中で、この若者の志向は無視できません。

募集しても人が集まらない上に、入った人も辞めてしまう繰り返し…といった悪循環になってしまいます。


人と人とのつながりは「面」のようで「線」のような

以前、キャリアコンサルタント養成講座で出会った方から、「フリーのキャリアコンサルタントを探している方」を紹介していただきました。

「その話を聞いたとき、髙峰さんの名前が浮かびました!」

ありがたいことです…。

2回に渡って携わってきた養成講座を通じてご縁ができた方々の中には、仕事をご一緒することになった方や仕事の後押しをさせていただいた方もいます。

人との出会いや繋がりってすごいな~と、素直に思います。

私は自分で仕事を受けるようになって、人と人との繋がりは「線」のようなものだと感じるようになりました。

企業で働いている間も、もちろん個々の方との繋がりはあったのですが、何となく「面」のように感じていました。

「その場」の雰囲気も含めた関係のイメージが強かったのです。

職場といった「面」が無くなった今の環境では、「線」が私とそれぞれの人とを繋いでいます。

更にその「線」を通じ、また違う方と「線」が繋がる…といった広がり方も実感しています。

これからも、それぞれの繋がりを大切に、また新たな「線」が張り巡らされ、広がっていくように、一歩一歩大切に仕事を続けていきたいと、改めて思いました。


来年のことを思うとき

来年の予定が入っていき、12月までのスケジュール帳ではどうにも予定管理ができなくなってしまいました。

街を歩けば、書店の店先にはかなり前から来年のスケジュール帳が山積みだったのですが、その光景を横目に見つつ、なかなか買うことができずにいました。

去年のブログでもその「迷い」を書いていたように、また今年も「悩み迷う」季節となりました。

来年のスケジュール帳を選ぶということは、来年がどうなるのか(どうしたいのか)考えることになります。

何が必要か考えて、スケジュール帳の大きさやレイアウトを選ぶことになるのです。

あ~。

意を決して、いざ手帳選び!

実際に山積みになっているスケジュール帳を見て回りながら、自分のこだわりを絞り込んでいきます。

来年は、今年より一回り大きいB6サイズにして、

月ごとに、月間と週間スケジュールがまとまっていて、

1日が時間でも記入できるようになっていて、

週間スケジュールの右側にもメモ部分があって、

すぐその月を開くことができる見出しで…

いやいや、結構こだわりありました(^^;)

そしてカバーの色も選びたい…

ぐるぐると売り場を歩き回ったあげく、内容が希望通りのスケジュール帳を発見。

カバーの色は妥協し、代わりにセットで使うペンを、希望通りのオレンジで購入。

また1年間よろしく!

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大学生の就活で、企業側の窓口は人事担当者だけど…

大学生と話していると、「職場の雰囲気が合うかどうか」を判断材料にしている人が結構います。

でもその点を判断するのに、人事担当者だけを基準に判断すると偏ってしまいます。

今や採用を担う人事は「広報部隊」

売り手市場でもあり、数ある企業の中から、いかに自社をいいと思って応募してもらうか、人事担当者は学生さんとの接点で努力しています。

企業説明会で、生き生きとした表情で学生に親しみを込めて話す担当者。

戦略として、男子学生を集めようと「見た目重視」できれいな女性を人事担当者として置く企業もあります。

さらに、接点を持った学生といかにいい関係を築いて維持していくかにも心を配っています。

そういった努力もあってか、人事担当者に対する学生の好感度は高く、実際に学生の口から「人事の方がすごくいい人で~」という言葉もよく聞かれます。

ただ、悪気がなくとも、人事とその他社員とのカラーが異なることは少なくありません。

中には採用担当者を専門業者に委託している企業もあります。

「職場の雰囲気」を知りたいのなら、人事担当者以外の社員との接点を持つことも大切です。

インターンシップで実際に働く方と懇談会を設けている企業もありますし、社員の方と話ができる機会があるか聞くと調整してくれる企業もあります。

その企業の方は、どんなことを努力し、どんなことにやりがいを感じ、今後へ向けてどう取り組んでいこうとしているのか…。

そんなことを伺いながら、共感できるのか、自分とは違うかもと感じるのか、実際に働く人と話し、一緒に働く仲間として価値観を確認することも大切です。

実際に会って感じた点を判断材料に加えることで、入社後の納得性も上がります。

インターネット上で情報は多く集まりますが、直接会うからこそ得られることはまだまだ多いのです。


企業はどうして大学の成績を聞くのか?

先日、文部科学省が大学や企業を対象にした調査(8月1日時点)の結果が公表されました。

その中で、企業が「学業成果の活用」をしているかという点も調べられています。

大学の成績と言えば、教官によって評価方法も基準も異なります。

出席をしっかりチェックしている講義もあれば、レポート提出だけだったり、試験一発勝負だったり…。

評価方法も基準も様々なので、企業も成績ですべてを判断しようとは思っていません。

純粋に学力を判断したい場合には、選考の過程にSPIなどの適性検査を課して、基準に見合った学力や思考力の確認をしています。

ただ、今回の調査を見ると、61.5%の企業が面接内で学業成績について質問していて、昨年より更に3.3ポイント増えているのです。

「他の評価と合わせて多面的な評価をする」や、「学業に対する取り組みや考え方の特徴を知る」が中心ですが、自己アピールポイントの補足や裏付けにも活用されています。

学生さんは、成績表を提出する時に、成績が「いい」「悪い」だけを気にしています。

もちろんその点も大切ですが、学業への取り組み姿勢や考えが話せることの方が、企業にとっては大切なのです。

学業成績の話題になると、学力偏重や学歴差別という批判に繋がる場合も多く、賛否両論盛り上がります。

ただ、「勉強」というやりたくない課題にどのように取り組み、どうやり遂げるかは、同じく「task」である仕事への取組み姿勢と共通することも多く、そういった意味で企業では参考にされているのです。


話し相手を「観察」する

「相手の顔色をうかがう」というのは、いいイメージでは使われない表現です。

ただ、相手の様子に合わせて消極的な行動をとるのではなく、相手の表情に意識を向けることは大切です。

面談の中では、もちろん相手(クライエント)の様子を無視することはできません。

カウンセリング技法にも、「クライエント観察技法」があるくらいですから。

これは、簡単に言えば「クライエントのことをよく観察すること」なのですが、普段の会話の中でも、できているようでできていない部分になります。

自分の中に考えがあったり、伝えたいことに気を取られていると、ついつい相手の様子に気づかないこともあります。

私も、以前CDA資格試験へ向けてロールプレイで練習をしていた時に、有資格者の方に指摘を受けました。

退職を余儀なくされた中年男性のクライエント役と向き合っていたとき、いつまでもその退職に至る詳細を聞き出していた私に、そのロールプレイが終わった後、有資格者の方が言いました。

「本当に話したくない嫌な表情をし続けているのに、気づかなかったの?」

そう言われてハッとしました。

話を聞きだすことに一生懸命だった私は、「気づかなかった」のです。

「相手のため」という名のもとに、相手の気持ちを無視して「相手が受け入れられない」話をし続けていては何にもなりません。

その経験を経て、クライエントと向き合うときは相手の様子をしっかり「観察」し、言葉と表情が矛盾していないか、話しているうちに変化していないか、など意識するようになりました。

よりよい助言をしようと思うあまりに、相手の反応を無視して「いい意見」を話し続けるのではなく、相手の気持ちに沿った関わりをするために、「観察」の視点は大切です。