セルフ・キャリアドック制度は、ひと段落

昨年度中にセルフ・キャリアドック制度の申請をした方との面談が終了しました。

企業で働く方と、「働く」今を一緒に見つめ、今後の方向性を考えていく面談制度です。

助成金を活用した制度ということで、この仕事に携わるかどうかは、同じキャリアコンサルタント同士でも賛否両論。

判断が分かれる業務でした。

私も迷ったうえで携わることにしたのですが、実際に面談にお伺いすればするほど必要性を痛感。

面談した方にとって有意義な機会だと実感する場面ばかりでした。

大企業であれば、育成という視点で、会社がその企業内での社員のキャリア形成を担います。

でも、中小企業はその機会が少ないため、客観的な視点で自分の「働き方」を考えたり、中長期的に将来のことを考えたり、という機会が無かった方も多く…。

「明日への力」となる面談を私自身も心がけ、臨んできました。

生活と仕事のバランスはどうしていきたいのか、将来もそうなのか、今後に活かせる自分の強みは何か、会社の中で自分には何を求められているのか、そしてこれから必要になる力は何か…。

性別・年齢・役職・今までの経験・大切にしていることなど、人によって働く上での状況は様々で、そんなことをあらためて考える、有意義な時間となりました。

1年半の間に、自動車販売店や保険会社の方に始まり、製造業や福祉施設の方・税理士・IT企業のシステムエンジニア・瓦職人・トリマー・アイリストなどなど、64名の方とお会いしました。

私にとっても、今まで出会ったことのない職業の方と向き合う貴重な機会であり、貴重な経験。

今後へ、いかに活かすか。

新たな課題です。


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