またまた、大学でのアクティブ・ラーニングのサポートをさせていただきました。
アクティブ・ラーニングに効果的に取り組めれば、社会へ出てからも役立つコミュニケーション力がつくこと請け合いです。
今回のワークは4~6人グループで、1枚のシートに書記が全員の意見を書き取ったうえで、話し合って1つの結論にまとめていく…と、言葉では単純なものでした。
が、実際やってみると、ハードルが高い…。
意見を出す人は、書記が1文に書けるように要約して伝えないと、書きにくくて時間がかかってしまいます。
キャッチボールで、ボールを自分の投げたいように投げ続けると相手が取り損ねるのと同じです。続けるためには、相手に受け取りやすいように投げないと。
つまり、相手のことを考えることが大切です。
まとめる時も、意見が出なくて議長が困っていれば、一人一人が意見を、まず一つは出そうとする。
つまり、相手や周囲の人の様子を見て感じながら、自分にできるちょっとした行動で関わっていくことが必要なのです。
この積み重ねは、コミュニケーションそのもの。
コミュニケーションって、最初から上手な人もいますが、経験を積むことで確実に上達する力です。
問題は、いかに嫌にならずに経験を積むか。
学生さんたちが、関わることが「うざい」「めんどい」ではなく、「へ~」「何かいい感じ」と感じて次回も参加できるようにどう関わっていくか、試行錯誤が続きます。