買い物のスタイル

久しぶりの休日。

仕事が立て込んでいる時期に長男が帰宅し、お土産話もそこそこに日々慌ただしく過ごしてましたが、ちょっと仕事がひと段落

長男も新たな下宿探しに金沢へ行っているし、さあ何しよう?

映画も見たいし美術館も気になるけど、とりあえず今日は美容院と買い物へ。

出かけたショッピングモールは、平日とはいえ結構にぎわっています。

女性同士連れだって服を選びあう姿も多いですね。

一人でぶらぶらとお店を回り、欲しい服があれば試着してサクッと自分で選んで帰る自分の姿に、ふと、今までの生活がにじみ出ているなあ、と。

子どもが生まれてからの買い物は追いかけられる時間の中で、「急いで決める」のが当たり前。

家族4人で買い物に行って「じゃあ試着してくるね」と言って試着室へ入れば、出たときにはそこには誰もおらず、遠くの方でキャッキャと3人のはしゃぐ声が…。

雑貨屋さんで足を止め、「これいいね」と言って振り返れば、「もう買い物終わった?」と小学生の息子たち。

こんな繰り返しで、ゆっくり買い物したいときは一人で…というスタイルになってしまいました。

女の子のいるお母さんたちは、「雑貨屋さんで一緒に選ぶのが楽しい」と言い、性別による興味の違いもやっぱりあるのか…。

そんなこんなで、その人の行動スタイルは、日々の積み重ねでできていくんだと再認識。

美容院へ行って買い物にも行ったけれど、ああ映画も見たかった、美術館も久しぶりに行きたかった…。

なんて、やりきれなかった休日の予定を次のお休みの楽しみに、また仕事に励みます(^^;)


「ディーセント・ワーク」って何?

大学でキャリア教育の講義をする中で、「ディーセント・ワーク」という言葉に出会いました。

聞きなれないこの言葉は、「働きがいのある人間らしい仕事」という意味。

ILO(国際労働機関)が実現を目指し、目標としているものです。

日本では、ディーセント・ワークを実現するために、NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)が20の課題を挙げています。

労働条件だけでなく、労働法の知識を得たり声を上げたり、といった行動を促すものもあれば、

日本型雇用(終身雇用・年功序列)、「大黒柱」、「良い母親のイメージ」といった従来の価値観を問う内容もあり。

中には、ブラック企業のモノを買ったり、サービスを受けたりしない、という消費者の取り組みも含まれています。

課題の中でどれが大切かグループワークで話し合えば、今どき大学生の価値観が見えてきます。

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就職活動を支援していても実感することですが、今どきの大学生は、冷静に世の中を見つめています。

高度成長期を経験した世代やバブル世代など世の中に勢いがあった時代とは違い、がんばっても成果が出るとは限らない時期しか知らない世代。

手書きの伝票を時間をかけて処理した時代と、パソコンや様々なITシステムで効率的に単純作業がこなせる時代で、同じ価値観である訳がないのです。

「長時間労働」一つとっても受け止め方は異なり、「がんばっている」対「非効率・企業の管理不足」

その世代間のギャップは、上の世代が思う以上に大きい。

いまの大学生世代が理不尽だと感じることは、これからの社会にとって課題として向き合っていく必要のある大切なものばかり。

そんな課題に地道に取り組むことで、あらゆる世代が「働きがい」を感じながら「人間らしく」働ける世の中に近づいていくはずです。


生活を共にした「同志」が一足早く帰ってきた。

夜、配達の人が来て、「何だろう?」と思ったら、長男のスーツケースでした。

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そういえば、長男から、「無事帰国」と成田からLINEで連絡が来た時、

「スーツケースとパソコンを送ったから」

といってました。

仕事だったので、すっかり忘れてました(^^;)

夫が携帯会社に手続きに行って回線が無事開通し、通信面でも「日本へ帰国」した彼。

身軽になって、そのまま遊びに行ってしまいました。

そんな訳で、まだ長男には会えていないのですが、こうして一足先に無事帰宅したスーツケースを見ると、無事帰国したことを実感します。

スカイプで話をしている時、後ろに映っていたこのスーツケースは、長男とともに、どんな景色、どんな生活を見てきたのか。

そう考えると、単なるモノとも思えません。

今度は、本人の帰宅を待ちたいと思います。


長男がロシアから帰ってくる

長男が、10か月に渡るロシア留学を終えて帰国します。

当初、6月末までの予定だったのですが、ロシアでのサッカーワールドカップの影響で予定が前倒しになったとのこと。

長男の滞在していた寮は、ユニバーシアード(大学生のオリンピック)で使っていた大きな寮なので、ワールドカップでも使うから「追い出された」と。

寮の期限に合わせて試験も前倒しになり…と全てが早く終わってしまったのでした。

帰国が予定より早くなって、仕事やらなんやらで一番バタバタとしている時期に帰ってくることに焦る私…。

長男の部屋は荷物が山積みだし、お土産話をゆっくり聞く余裕がない時期にあたってしまった(>_<)

そんなこんな、スカイプで打ち合わせをしていると、今や評判も下がる一方のサッカー日本代表のキャンプ地がカザンだという話に。

そのため報道各社、カザンに集まってきており、長男も「日本からの留学生がいる」ということで、運よく地元「中日新聞」の記者に取材をうけたとのこと。

小中学生の頃、「新聞記者になりたい」と言っていた長男。

憧れの(笑)「中日新聞」に取材されたのはうれしかったようで…。

取材した記者の方も、思いっきり地元出身の学生だったということで驚いていたそうです。

そんなロシアを後に、帰国しても直接自宅へ戻ってくるわけではなく、スーツケースを自宅へ送り付けたら東京で遊び、仙台へ大好きな中日ドラゴンズを追いかけていき、帰宅は来週だと。

私もそれまでに、少しは部屋が片づけられそうです(^^;)


銀座に来ています。

今日は東京の銀座に来ています。

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東京へ来ることはあっても、まさに銀座の真ん中へは来ることはなかったので、気分上がります。

名古屋と同じスターバックスでも何か一味違うような気分に(*^_^*)

今日は研修なので、初めてお会いした講師の先生方と楽しくワークに励んでいます。

そして、お昼は「銀座でランチ!」することもできました。

そんなこんなでモチベーションは上がるのですが…。

現実には、2日に渡り、グループワークの作成や面談記録の検討などなど、いろいろな頭の部分を使い、終日部屋にこもっての作業です(>_<)

その点は銀座関係ないです…。

せめて、終わった後は有楽町駅まで歩きながらキョロキョロ。

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ブランドのビルが立ち並び、さすが銀座。

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そして、お花屋さんの店先にはあふれるお花

IMG_2891 有楽町駅に到着です。

 

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念願のスカイツリーも見えたので、また明日もがんばります(^^)


「読み聞かせ」の経験が活かせた瞬間

5月に入ってから、隔週で正課授業としてグループワークを行っている大学の講義に携わっています。

幅広い意味ではキャリア教育になるのですが、ある意味「人間力教育」といったところ。

多文化共生、地域活性化、子育て、労働、防災など、今の大学生が社会へ出て直面する問題について、仲間たちと学びを深める取り組みです。

その講義の中で、題材として「桃太郎」を取り上げた回でのこと。

今どき「桃太郎」をぼんやりとしか知らない学生さんもいるため、同じ情報をもってグループワークへ臨むため、絵本を読むことにしました。

その日はたまたま映像が使えず、まさに「読み聞かせ」

短いお話ですが、昔話風に読み聞かせを終えると、なんと140名ほどの学生さんたちから拍手が…。

「読み聞かせ」が本題ではないので、意外な反応に私の方が驚いてしまいました。

振り返れば、子供たちが幼い頃、私は5年間くらい毎日読み聞かせをしていました。

子どもたちが…と言うより、私自身が絵本を読むのが楽しくて、自分が読みたい本を近くの図書館で借りては、毎日毎日寝る前に読み聞かせていたのです。

こんなところで経験が活きるとは(笑)

読む本は図書館で借りることが多かったのですが、気に入った本は買って繰り返し読みました。

エリック・カールの「はらぺこあおむし」はもちろん、「ぐりとぐら」、「しょうぼうじどうしゃじぷた」、「三びきやぎのがらがらどん」など、数えきれないくらい読んだ本はいまだに手放せず家に置いてあります。

他にも、長新太さんや五味太郎さんの絵本もおもしろくて…。

「読み聞かせ」の効果として、子どもが本好きになるかどうか、については微妙ですが、今でも2人とも本を読むことに抵抗がないようなので、少しは効果があったのかも。

それよりも、絵本を「読み聞かせ」た時の子どもたちの様子やその時の楽しい時間が私の思い出として残っていることが、何よりの「効果」だと私は思っています。

15年以上前のことを思い出すことができました。


日数だけでなく内容で、力になれていたことを願う

3月から3ヶ月間、お世話になった大学での勤務も最終日となりました。

この大学へは、就職活動の解禁時期に合わせて、もう3年続けてお伺いしてきました。

ありがとうございます。

毎年お伺いしていると、職員の方も顔なじみの方がほとんどで、様々気にかけてくださるのもありがたい環境。

今年はお伺いできる日数も限られていたのですが、それでも多くの学生さん達と出会うことができ、とても楽しく仕事をさせていただきました。

一人でも多くの学生さんの力になれたことを願っています。

そんな中、とある5月の出勤日、添削のために学生さんが差し出した応募書類を見てびっくり!

なんと「甲府市」職員

私の出身地です。

その学生さんは公務員志望で、地元は違う県なのですが、併願先として祖父母のいる「甲府市」も応募することにしたとのこと。

その珍しさにびっくりです。

ここ愛知で、大学生相手に添削していても、さすがに「甲府市」へ応募する学生さんには、今まで出会ったことがありませんでした。

そして最終日、私の出身大学の出身学部を卒業生して、この大学へ編入してきた学生さんの履歴書添削をすることになりました。

添削の後、母校の中で一番高いところにある学部棟から海が見えた、という話で盛り上がり…。

様々な学生さんとのこうした出会いを経て、私もまた違う場へと進んでいきます。


新しい「キャリアコンサルタント」たち

昨年携わったキャリアコンサルタント養成講座を受講されていた方々の合格祝賀会にお招きいただきました。

お会いするのは半年ぶりです。

前もって全員の合否を聞いていなかったため、結果はどうなのか、どきどきの再会でした。

全員参加されていたので恐る恐る伺うと、全員合格。

ほっと一安心です。

やはり、皆さん労力も時間もお金もかけて臨んでいるのですから、結果は大切です。

心おきなく祝杯を挙げることができました。

3月に試験があり、4月に結果が発表になっていたので、合格後の近況も伺うことができました。

キャリアコンサルタント試験に合格したからと言って、全員が本業として「キャリアコンサルタント」になる訳ではありません。

でも、折角合格したのですから、

それぞれの職場や環境の中で、直接資格を活かしてキャリアコンサルティングをするもよし、

学んだことやキャリアコンサルタントとしての視点で、所属する企業へ関わっていくこともよし、(主体的なキャリア形成のための研修や新たな制度など、実施運営面でも力が発揮できます)

身近な人や自分自身に対して、人生の中でのキャリアを見つめる瞬間に役立てるもよし

資格を取って本業にしなくても、「キャリアコンサルタント」になった自分にとって今何ができるか考え、「一歩を踏み出すこと」こそ大切です。

新しく「キャリアコンサルタント」になられた方々に、エールを!


私のキャリア支援の「原点」に帰る

今日は求職者向けの職業訓練を行っている専門学校へお伺いし、就職支援の一つとしてキャリアコンサルティングを行ってきました。

私は以前、職業訓練業務に携わっていました。

と言うより、私がキャリアコンサルタントを目指したきっかけこそが、職業訓練でした。

出産・育児で中断したキャリアを繋げようと、正社員の仕事を目指して応募したのが、偶然、公共職業訓練としてパソコンの訓練をしている会社だったのです。

そこは、失業保険を受給中の求職者対象に、愛知県から公共職業訓練を委託されていました。

家から車で5分程度の近所にあったその訓練施設の存在を、私はそれまで知りませんでした。

でもそこで、私の中でマイナス要素でしかなかった職歴が受講生の就職支援に役立つという経験を経て、私はキャリア支援の道へ一歩を踏み出したのでした。

職業訓練では、スキルを身につけることができるのですが、それはあくまで仕事に活かすため。

就職支援も訓練後の方向性を後押しします。

今日面談したクラスは、受講生が20名。

面談の中で、以前の職場を思い出して懐かしく感じる時もあり…。

時間内、お一人お一人と、次の仕事へ繋げるためにどのような方向で動いていくか確認を。

そして、また来月の面談で1ヶ月の進捗状況をお伺いすることを約束し、施設を後にしました。


大学生が書くエントリーシート数が減っている

大学のキャリアセンターに来る学生もめっきり少なくなり、大企業の6月解禁を待たずに今年の就職活動はピークを過ぎたようです。

「2019年卒マイナビ就職モニター調査」の結果が5月15日に発表になり、4月時点の大学生全体の動きが分かります。

調査によると、4月時点で41.3%の学生が最終面接へ進んでおり、29.9%が内々定。

ただ早い段階で結果が出たためか、内々定をいただいても就職活動を続ける学生が多い様子。

また、4月にエントリーした企業の数は平均5.3社とのこと。

実はエントリー数は年々減っていて、2年前に比べると半分程度なのです。

それに、リクルートのOpenESという共通フォーマットのエントリーシートを導入する企業も増えているので、「エントリーシートの添削」のために来談する学生もぐっと減りました。

更に、この時期の来談数を減らしている原因は、インターンシップ。

4月に内々定をいただいた企業のインターンシップに参加していた学生は50.7%もおり、今や就職活動のスタートはインターンシップなのです。

本選考より前に、インターンシップの申し込みで簡単な書類を提出させ、本選考でのエントリーシートを省いた企業も多いようです。

結局、エントリーシートは企業学生双方に負担が大きく、できれば無くしたいという両者の思いが反映して、このまま減っていくのかもしれません。