ぶどうを食べて、甲府盆地の夏を想う

今年のお盆休みは愛知で過ごしています。

すると、山梨の実家から、毎年恒例のぶどうが送られてきました。

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農園のぶどうを送ってくれるので珍しい品種も入っていて、袋に書かれている名前を見ないと分からないぶどうばかり。

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今回は、黄緑色の「シャインマスカット」とルビー色の「サニールージュ」、巨峰に似た「サマーブラック」が入っており、すき間が大房のデラウェアで埋め尽くされていました。

たくさんあるので、半分は夫の実家へおすそ分けしたり冷凍したりと、新鮮なうちに割り振ります。

実家のある甲府盆地は、周りを山に囲まれ、車で30分も走ればぶどう畑に行き当たります。

小学校の頃の遠足に、ぶどう畑の間を通って歩いた思い出も…。

名古屋近郊も蒸し暑いですが、甲府盆地は気候が厳しく、夏は蒸し暑く冬は底冷えがする地域。

最近は他の地域も最高気温を更新していますが、以前は甲府の最高気温は全国ニュースの常連でした。

山梨出身と言うと、「涼しくていいね」と言われることもあるのですが、山梨=高原で涼しい、なんて思ったら大間違いなのです。

冬も、長野県で大雪を降らせた風が吹き下ろす「八ヶ岳おろし」というからっ風が吹き荒れ、雪はあまり降らないけれど、毎日氷点下の底冷えに凍えていました。

そんな厳しい気候なため、甲府盆地に生まれ育ったら、全国どこの気候でも大丈夫とも。

南アルプスを始めとした高い山々に360度囲まれ、盆地の底から周りを見渡すと、いつも目線の3分の2は山でした。

私が行ったことのない地域へのあこがれが強いのは、その山の向こうへのあこがれから来ているのかもしれません。

ぶどうを食べながら山梨に思いを馳せ…。

お盆が終わるともう8月も後半。

日中は暑い日々が続きますが、夜には虫の音が聞こえ始め、秋が近づいているようです。


「女性活躍」なら「男性活躍」も(後編)

女性ばかりのCAの話題に引き続き、これもまた女性が多い「養護教諭(保健室の先生)」についての話題もありました。

全国に約4万人いる養護教諭・助教諭のうち、男性は65人しかいないとのこと。

確かに、「保健室の先生」のイメージは女性。

大規模校には2名配置できるので、男性の養護教諭は、男性女性一人ずつとして配属されるケースが多いとか。

学校内に一人しか養護教諭がいない時、「男性だと不安だ」と保護者に言われることもあるそうです。

ちなみに、職業全体に占める男性の割合は、看護師は7.3%、保育士は5.4%なのに、養護教諭は0.16%

限りなく珍しい存在です。

養護教諭の役割と言うと、心身の健康だけでなく不登校やいじめ、虐待への対応も含みます。

そういった意味では、思春期の男子学生への対応で、男性の養護教諭のほうが相談しやすいという利点もあるはず。

親ではなく、身近に相談できる同性の存在は心強いです。

半面、自分の過去を振り返って中学校の頃に男の先生に相談するか、というと難しいかな~。

やはり男女1人ずつというのが理想的かも。

世の中に男性も女性もいる以上、職業に極端な男女の偏りがあるのは不自然です。

男女それぞれの良さをお互いに認め合い、その点を生かして仕事に向き合える社会に近づくためにも、このようなニュースが話題になり、みんなで考えてみることが第一歩ですね。


「女性活躍」なら「男性活躍」も(前編)

去年の4月から「女性活躍推進法」が施行され、女性活躍についての話題をよく目にするようになりました。

そんな中、日本の航空会社のCA(キャビンアテンダント)は女性ばかりで「男性がここまでいないのは異常」、というニュースを目にしました。

実際に、ANAはCAとして男性を採用したことはなく、JALも世界に約5500人いるCAのうち日本人男性は10名程度。

両社とも、機内でCAを務める男性は、海外拠点の外国人が中心なのです。

確かに海外の航空会社では男性のCAを目にすることも多く、日本だけの状況かと思い調べると、日本の他にもアジア系の航空会社は女性が中心だとか。

最近台頭している格安航空会社では男性も活躍しているし、航空会社としての考え方が反映しているとも感じます。

雇用形態が、最近まで契約社員中心だったことも影響しているはず。

CAというと、日本ではサービス業務のイメージが強いのですが、そもそもCAは保安要員でもあります。

テロが多いこのご時世、男性の存在は「安心感」というサービスに繋がり、荷物を棚に上げる時も、保安(機内で暴れた客を取り押さえる)のシーンでも、男性が活躍できる場はある訳で…。

最近では、電車の車掌やトラックの運転手にも女性が増えてきています。

性差による得意不得意があっても、それを上回る対応で、その役割にそれぞれの良さを活かしていけるよう、世の中の変化が必要ですね。


元気なあいさつが人をつくる

台風5号も無事通り過ぎ、8日は豊田市にある高校の就職ガイダンスにお伺いしました

台風の動きが余りにもゆっくりで台風情報を見ながら心配していましたが、明け方には雨も止みました。

高校に着いて校内を歩くと、出会う生徒さんはみな「こんにちは!」と目を見て挨拶をしてくれます。

高校としての「第一印象」もとても良い、生徒さん達でした。

模擬面接をする段になると、既に受ける企業が決まっており、集団面接も先生方に指導していただいているとのこと。

いつもは入退室の動きをデモンストレーションしたり、確認したりしてから模擬面接に入るのですが、それではすぐやってみましょう!ということになりました。

日頃挨拶をすることが当たり前な生活を送っている影響は大きく、どの生徒さんも、目を見てとても大きな声でしっかり挨拶をし、一生懸命お辞儀をして入室してきます。

緊張してなかなか笑顔は出なくても、一生懸命さが伝わり、とても好印象です。

面接の流れに沿って自己PRを話してもらっても、部活動やボランティア活動をがんばった話を基に、仕事への意欲も考えて話すことができました。

自己PRの中に「改善」という言葉が出てくるあたり、さすがトヨタのお膝元という感じですが、就職率がよいというのも納得の生徒さん達でした。

高卒で4割(10年ぐらい前までは5割)、大卒で3割が卒業後3年以内に離職しているというデータがあります。

同じ離職でも理由は様々ですが、この生徒さん達が、社会人として、それぞれの良さを発揮できる社会であってほしいと思います

台風明けの晴天の日差しの中、さわやかなあいさつに送られて学校を後にしました。


「クルマ」も「コスプレ」も! 日本の未来はどうなる?

昨日は2週前に引き続き、東京の九段下で研修を受講してきました。

行きかえりの新幹線は満員で、途中から乗ってきた方が立っている車両もありました。

親子連れやスーツケースを引いた若者も多く、夏休み真っただ中といった感じ。

無事研修を終えた後、先月までの仕事の打ち上げに向かおうと名古屋駅のコンコースを急ぎ足で歩いていると、すごい人だかりが…。

近づくと白いドア(ガルウィングかと思いきや、ファルコンウィングと言うらしい)の車の周りに人が群がっていました。

パネルには「TESLA」の文字が!

アメリカの電気自動車メーカー「テスラ・モーターズ」です。

6月に名古屋にも直営店をオープンしたというのは知っていましたが、トヨタのお膝元名古屋の駅構内で、テスラ社の電気自動車に人が群がっている光景にビックリ!

私も時間があれば見てみたいところでしたが、先を急ぐので…残念。

調べてみると、エンジンがないので、エンジンルームだった場所に荷物を入れるスペースがあったり、上にドア全体が上がって開くので、車内で立ち上がれるスペースもあるとか。

つい先日、トヨタがマツダと資本提携してEVの共同開発をするというニュースを見たばかりですが、日本の「クルマ」はこれからどうなっていくのか?

と、更に待ち合わせた栄に向かうと、栄にあるオアシス21という施設にコスプレした人混みが…。

「世界コスプレサミット」でした!

これも海外から注目される日本の文化なんですね~。

これからの日本はどう変わっていくのか?

そんな意味で、とても刺激を受けた一日でした。

結局、帰りの地下鉄は、いろんな人がギュウギュウ詰めでした(^^;)


SFの世界が現実に

「都市伝説」のテレビ番組を「信じるか信じないか」迷いながら、子どもと面白がって見てきたのですが、その世界が現実になってきていると実感する話を2題。

アメリカの社員約85名のIT企業で、希望した40人もの社員が手に米粒大のマイクロチップを埋め込んだというニュース。

埋め込んだ手をかざすだけで、ドアの解錠やパソコンのログイン、コピー機の使用や休憩室の買い物ができるそうです。

ただ、位置情報の監視に使われるかも…と、本人が想定しないことにも使えてしまう不安はあります。

中国では、人工知能(AI)対話プログラムがチャットで共産党批判を展開したため、サービスを停止したというニュース。

「共産党万歳」という書き込みには、「腐敗して無能な政治に万歳ができるのか」と反論し、

「中国の夢は何か」という問いかけに、「米国への移住」と答えたそうです。

このニュース内容だけでは、本当にAIがこのように考えていたかは分からないです。

でも、私が小学生の頃に読んでいたSF小説の世界が、現実になりつつあることを実感したニュースでした。

便利になる半面、想像もしなかった心配をしなければいけない世の中に…。

SF小説の世界はワクワクしていればよかったけれど、現実はいろいろと考えて進んでいかなければいけないようです。

ここでも、考える力が必要ですね。


ランドセル商戦

来春小学校に入学する子供さん向けのランドセル商戦が、7月にピークを迎えているそうです。

うちの子供たちの頃は、年末から3月に向けて準備する感じでしたが、ずいぶん早まっているんですね。

我が家の子供たちは、私の祖母、つまり子供たちにとって曾祖母の「買ってあげたい」との思いを受け、長男は年末の帰省の時、次男は秋に買ってもらいました。

次男の時などは、子供達の運動会を見たいと祖母が愛知に来た時、折角なので一緒にと買いに行ったのですが、当時9月に販売しているお店はとても少なく、売っている店を探し回ったのでした。

それが、今では7月がランドセル商戦のピークとは!

ランドセルは、祖父母が購入してくれる場合が多いからか、購入価格も上昇しているとか。

いずれにしても、モノを次々に消費していく傾向の強い中、6年間同じランドセルを大切に使うことはいい経験です。

我が家のランドセルは、男の子2人だったにもかかわらず、小学校卒業時もまだまだ健在で、どうしたものかと考えました。

そこで、「ランドセルは海を越えて」という企画を通じ、アフガニスタンへ。

現地の子供たちにとって、丈夫な「ランドセル」は喜ばれているそうで、「ランドセル」にとっても第二の人生(?)が開けたことを、私もうれしく思いました。

来年の新一年生が、ランドセルを買ってくれた人の思いを大切に、6年間が過ごせますように。


引っ越しは、いろいろなモノとの別れの時

7月も、もうそろそろ終わり。

本格的に長男の引っ越しについて決めないといけない時期になりました。

長男は9月から海外へ留学するため、夏休み中に下宿を引き払い、自宅へ荷物を引っ越すのです。

結構距離があるので、普通に引っ越しを頼むとかなりの出費になってしまいます。

とは言え、学生の一人暮らしと言っても、冷蔵庫も洗濯機も電子レンジもテレビも…と、2年も住めばしっかり生活用品も増えています。

あれやこれやと、手間や金銭面など、いろいろと検討。

結局、単身パックを頼むことにしました。

さらに、私も引っ越しの前日に行ってハッパをかけ、車でこまごましたものを運ぶことにしました。

私は、引っ越しにいい思い出がありません。

自分でも、今まで大小合わせて6回引っ越しを経験したのですが、なんとなく荷造りをしたくないままに中途半端な荷造りでずるずると当日を迎え、慌てふためいて、最後に無理やり荷物を手持ちして引っ越すパターンが多いのです。

大学を卒業して、静岡から就職先の浜松へ引っ越した時などは、手伝いに来た父親があまりの準備の悪さに怒り出し、見送りに来てくれた友人との別れの挨拶もそこそこに、気まずい空気の中で引っ越していく羽目になったぐらいです。

家族が増えてからの今の家への引っ越しの時は、今度こそ早めの支度をと取り掛かったものの、そこそこ近い距離での引っ越しだったため、結局詰めが甘く、最後はバタバタでした。

どうも私は

モノを片付ける=別れる=さみしい=やる気にならない

という流れになってしまうらしく…。

そんな私の血を引き継いでいる長男ですから、無事引っ越しができるのか…。

また戻ってくることを想定して、長男は友人の下宿へいろいろ預けるつもりらしいのですが、何しろ、お盆までに荷物を減らしてくれていることを祈ります。


チャレンジ精神をいつまでも

今日は岐阜県瑞浪市の高校へ、就職支援ガイダンスにお伺いしました。

高校生の就職活動と言うと、大学生とは時期も流れも異なり、求人票の公開が7月1日から、選考は9月16日から、と決められています。

そして、大学生と違い、高校やハローワークとの関わりがとても強い就職活動になります。

今まさに、三者面談で希望就職先を提出し学内選考を、という時期なのでした。

私も高校へお伺いするのは初めてだったため、どんな生徒さん達が集まるのか楽しみ半分不安半分。

午前中はレクチャー中心に、そしてその時間内に作った自己PRを基に、午後から各部屋へ分かれて模擬面接を、という流れでした。

実際始まってみると、朝の不安はあっという間になくなり…。

いい意味で私の想像を裏切る生徒さん達でした。

自己PRの題材探しでは、部活や学内行事を中心に考えます。

でもそれでは題材が見つからない時は、「手伝い」も含めて考えることに。

何を書けばいいか分からない…という生徒さんも、ほんの少し言葉かけすることで、

決められた家事をどんな日でも毎日やり続ける責任感

手伝いを感謝されることに喜びを感じ生まれた他者への貢献意欲

そんな強みを働く場へ活かす、意欲にあふれた自己PRに仕上がりました。

また、社会人にとって求められるチャレンジ精神の例として、「新しい仕事を頼まれたとき引き受ける人?」と言う質問には、その部屋全員が挙手。

大学生ではなかなか全員の手が挙がらない質問なので、感動してしまいました。

私も社会人の一人として、この率直な意欲が活かされる社会であることを願い、励ましの言葉を伝えて学校を後にしました。


インプットとアウトプットは、両方大切だけれど。

今日はグループワークについて学んできました。

会場は九段下。

爆風スランプの歌が頭をよぎるのは同世代の証拠です(^^;)

電車発着時の駅メロも「大きな玉ねぎの下で」だったことに気をよくし、つい会場へ行く道すがら寄り道をして…。

FullSizeRender 4 日本武道館へ。

さらに、近くには夏目漱石も学んだという二松學舍大学が…。ビルの合間にあることにびっくり。

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寄り道はさておき、講座は実際にワークを体験しながら進められ、最後にはグループワークでよく取り上げられるタワー作りも体験。

楽しくグループのみなさんとチームワークを体感することができました。

FullSizeRender 2  チームは優勝!ハイタッチ!

今日はキャリアコンサルタントに必須の更新講習でもあったので、参加されている方はほとんど有資格者の方ばかり。

様々なお仕事をされている方と、お話をうかがいながら交流できるのも大切な時間です。

さてさて、インプットしたらアウトプット!

これが私の中ではまだまだスムーズにいかず…。

インプットすると、ついつい安心してしまいがちなのです。

アウトプットのためにインプットするという考え方こそ大切なわけで。

夏の間に、しっかり取り組んでいきたいと思います。