「おちょぼさん」へ行ってきました。

「おちょぼさん」と呼ばれている「お千代保稲荷」に行ってきました。

私、神社参りが好きなのです。行くとなんかすっきり(^^)

最近しばらく行ってないな…ということで、今までにも何回か行ったことのある岐阜県海津市の「お千代保稲荷」へ。

京都の伏見稲荷、愛知の豊川稲荷、そしてこの千代保稲荷が三大稲荷という説がありまして、とにかく地元に愛されている、商売繁盛・家内安全のお稲荷さんなのです。

月末月初の夜に、商売繁盛を願って参拝する人が多いのですが、土曜日の午前中でも近隣の駐車場は多くの車が停まっていて、狭い参道はお参りする人で大賑わいです。

参道に出ているお店や、その店先で寝転んだり散歩したりしているネコたちと、下町の雰囲気。

早速、入り口近くで、わらで結った油揚げとロウソクを買って、いざ境内へ。

まずロウソクに火をつけてお供えしたら、拝殿前に油揚げをお供えしてお参りです。

境内には本殿以外にもいくつか祠があって、中には商売繁盛を祈念して名刺が挟み込まれた祠も。よくある神社とは、ちょっと違う雰囲気です。

神社にお参りすることは、神様へお願いするためなのはもちろんですが、お参りする人自身が願い事を決め、神様に誓う一面もあります。

つまり、決意表明の場といったところです。

私も気持ちを新たにしつつ、今日はたい焼きを買って帰宅しました。(串カツの方が有名ですけどね…)

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結局、まだまだ人気の「一般職」は、狭き門なのです。

女子学生でも「総合職に!」という人が増える中、まだまだ「一般職」の人気は根強いです。

特に地元志向が強い愛知近郊では、「自宅から通勤できる事務職=一般職」として希望する女子学生が多い印象。

ところが名古屋では、歴史ある女子大が金融や地元メーカー一般職の学校推薦枠を数多く持っています。

そうすると、他大学で一般職だけを目指して就職活動をしている女子学生は、それ以外の数少ない枠を希望する学生で争い、狭き門になってしまうのです。

近年、地方銀行では一般職をやめて総合職だけの募集にする銀行も増えてきていますし、採用人数が「若干名」なんていう企業もあり、より狭くなるばかり。

そこで、一般職を目指して活動している学生は企業の垣根を越え、「一般職」という枠に自由応募として選考を受けていきます。

すると、就職活動中の学生曰く、「地元企業の一般職の説明会へ行くと、同じ人ばかり」といった状況に。

「え~っ、大学推薦、無いんですか!?」

「○○大学の友達は、一般職の推薦受けるって言ってました~(T_T)」

企業説明会が始まる時期になってそう嘆く女子学生には、今からできる方法を確認しながらのサポートをすることになります。

そう考えると、本当に一般職という働き方がいいという人は、一般職に関する推薦枠の多い大学を選ぶということが選択の一つになってきます。

だったら、高校もしくは中学の段階でその選択ができるか…ということに。

早い時期から、自分の進路について考える機会も必要ですね。

その意味も含め、最近では小・中学校でもキャリア教育が盛んになってきています。

小学校や中学校の時点で、自分の将来を具体的に考える意識を持つだけでも、様々な選択の場での判断に繋がります。

ただ、人は自分や周囲の思う以上に成長します。

成長して変化したことを認めながら、成長した自分を活かせる方向へ進んでいきたいですね。


受験生らしさが感じられないから、とにかく「赤本」を買ってみよう。

受験生の次男と、本屋へ「赤本」を買いに行きました。

「赤本」といえば、昔からある、教学社から出版されている大学入学試験の過去問題集です。

大学ごとに作られていて、背表紙に大学名がど~んとあるのが特徴的ですよね。その大学へ受かりたいという気持ちから、お守り的存在でもあります。

売り場へ行くと、既に同じような母・息子ペアの先客が。

「「あっ、あったあった!」って言って、あの親子の前の東大の赤本取ってみて~。」

と軽口をたたく私を軽くいなし、息子は第1・第2志望大学の赤本を無事購入。

長男の時は、進学指導に熱心な高校だったうえ、本人の第一志望校への意志が固かったので、私は何にもしてなかったなぁ…。

後期日程の大学を受けることになって、最後にバタついた時に、もうちょっとやってあげられることあったかも、と。

ところが、次男は、勉強も出遅れているうえ、高校もそこまで突っ込んだ指導がないし、本人もふわ~っと漂っている感じ。

とにかく、一緒に本屋へ行ってみました。

実家の祖父母からもらった図書カードをつぎ込んで赤本を買ったからには、もうちょっと熱が入るといいんだけど…。

「センター試験まで、もう100日切ったんだって~。」(なんか他人事)とか、

「試験の一週間前から生もの食べない方がいいよね。あたると困るから。」(その心配(^^;))とか、

受験生がこんな会話でいいのか、私のモヤモヤは続くのです。

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がんばれ~!


続・いまどき女子の就活事情 一般職って…。

一般職って、何をするのか、ほんと分かりにくい名称ですよね。

一般職と総合職の違いは、仕事内容と転勤の有無の違いだと思っている人が多いのですが、給与や昇給、更には研修を受ける機会も違うのです。

ところが、どうしても、新卒で就活をしている女子学生たちは、初任給や直近の仕事の内容で判断しがちです。

でも、入社してから、徐々に同期の中で給与・賞与格差が生まれると、やる気に大きな影響が出てきます。「こんなにがんばってるのに、あの子よりボーナスがこんなに低いなんて…」

15年も経つと、倍近く差が出る企業もあるのです。

他にも、仕事をがんばって、新人の指導も任されるようになって、評価もされている。この部署全体のことを考えて関われる仕事にやりがいを感じてきた。となった場合、マネジメント業務へ可能性が開かれているかどうか。

もちろん本人の希望や適性もありますので、一般職の存在は、選択肢としていいと思います。

ただ、なんとなく「サポート好きだから」とイメージで選ぶのではなく、この企業の一般職はどういう仕事をするのか、自分は入社してどのように仕事をしていきたいのか、いったん立ち止まって考えてみることが大切です。

イメージ通りの一般職なのかは、調べて納得して選んでほしいのです。

ちなみに、私が新卒で就職した一般職は、残業も、県外へ泊りがけの出張もありました。やりがいはありましたが、同期男子との賃金格差には、3年目にしてモチベーションが下がりました。

その同期は全国転勤があって東京から引っ越して来ていたのですが、私も地元ではない浜松に一人暮らしだったので、「転勤してもいいのにな~」と思ったものでした。

せっかく働くなら、やる気にあふれて、いきいきと働きたいですね。


いまどき女子の就活事情 一般職って…。

私が就活をしていた時は、男女雇用機会均等法が施行されてから数年後。女性対象の総合職もあるにはあったのですが、これから先の人生を仕事に賭ける覚悟が必要な存在でした。

結婚・出産を経て働くなんて、無理なんじゃないかな~と漠然と考えてしまう働き方でした。

ところが、今や女性の総合職は珍しい存在ではありません。

逆に、一般職の枠を設けていない企業では、女性も含め、全員総合職採用ということもあります。

結局、産休や育休の整備が進み、男性にも育休取得をという世の中ですので、「総合職だから結婚・出産は無理」ではなくなっているのです。

今では地域限定総合職という両方を併せ持った職もあり、地域的に転居を伴う異動はしたくないけれど、総合職のように働きたいという学生には人気です。

こうやって選べるようになると、逆にどうしたらいいか迷ってしまいます。

私が就職した当時は、男→総合職で転勤あり、女→一般職で転勤なし、という、ある意味分かりやすい採用状況でした。

ところが今や、以前一般職がしていた仕事は、契約社員や派遣社員がしている企業も多く、「サポートする一般職」とまとめて言われている業務内容が、実は想像しにくくなっています。

現実には、総合職や一般職・地域限定総合職の違いは、各企業が設定していて、企業ごとに業務の範囲も責任も違います。

だから、その企業での業務内容を知って、自分が考える働き方と照らし合わせたうえで、総合職・一般職、あるいは地域限定総合職を選択してほしいのです。

そうでないと、入社後、こんなはずでは…と後悔することに。

つづきはまた次回…。


風習の世界では、男女の機会はまだまだ均等ではないのです。

私は、自分が女でよかった~とは思っていませんでした。

別に今話題のLGBTではありません。

育てられる間の周囲の言葉や反応からそう感じたのかもしれませんが、なんとなく、女で損した気持ちがありました。

最近はその気持ちは薄れ、私は私、と気にならなくなっていましたが、祖母の法事に出て、祖母の葬儀の時に「女って損だな」と思ったことを思い出しました。

私は、故人への思いが強い時こそ、お別れする出棺の時に何かしたくて、棺を担がせてもらえないかな、と思っていたのです。

でも当然「では、男性の方に…」となります。

「私も送りたいのに」と男じゃないことを悔やんだ瞬間なのでした。

実家は、男性が少ない女系家族で、その時は、夫と息子2人も棺を担いでくれました。

そうとなれば、大好きだった祖母を、夫と息子たちの手で送ることができてうれしかったのです。

しかも、自分が男だったら自分しかいないけど、女だったからこそ息子を2人産むことができたのだと思うと、不思議なものでした。

結局、何でも自分でやりたがりなところが、こんな場でも残念な気持ちを募らせているだけなのかも…。

以前に比べ、世の中男女の性差が出る機会は減ってきているし、みんなが「男も女もどっちもいい」と思う日も近いのかもしれないですね。


富士山と 自然と 夕焼けと

今日は祖母の7回忌。昨年の大みそかに帰省して以来、久しぶりの帰省となりました。

ちなみに甲府市は富士山の近くでありながら、甲府市内からは富士山の上の部分しか見えません。甲府市内は盆地の底にあたるので、御坂山地が壁となってしまうのです。

富士山が裾まで見えると思っていた観光客の方にはがっかりな状況です。

それでも、私にとって富士山は身近な存在ですし、よく静岡と対峙して話題に上る「富士山は山梨のもの」だと信じています。

午前中はあいにくの曇り空だったのですが、それでも、久しぶりに帰ると山々がとてもきれいで、自然あふれる土地であることを心から実感しつつ、帰宅の途につきました。

次はいつ帰れるかな~?

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   富士山
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 高台にある菩提寺から甲府盆地を一望
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  八ヶ岳
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    駒ケ根付近で見える山々  
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 帰りは とてもきれいな夕焼け

お腹がすいたから、大学へ行こう!

長い夏休みを終え、3日から長男の大学も2学期が始まりました。

入学当初は、初めての一人暮らしということもあり、「今日の夕ご飯♪」と作った晩ごはんの写真がLINEで送られてきたり、気になった話題は私からLINEしたりと、連絡もまあまあ取れていたけれど、それも徐々に間隔があき…。

最近では、よっぽど必要でないと連絡してきません。

私からのLINEも、目にしているはずなのに何日も放置され、「既読」がつかないといった有様。

そんな時、「ちゃんと大学行ってるかな~」と、私が確認するのが、生協のミールカード。

予め入金しておくと学食で使えるプリペイドカードなのですが、今どきは、サイトから食べた内容が確認できるようになってるんです。学食も変わりましたね~。

何時に食べたとか食べたメニューとかを見ると、ちゃんと大学行ってご飯食べたんだな~と、ちょっと一安心。

まさに生存確認の術なのです。

仕送りを増やすと、食費を削って他のことに使ってしまいます。

その点、大学の学食で食事にだけ使えるミールカードは、海外の「学校給食プログラム」のように、「大学へ行ったら食事ができるから学校へ行く」システム。

「大学へ行っているか?」「ちゃんと食べてるか?」といった心配を満たしてくれます。

夏休みが終わって授業が始まったので、やっとこれで確認できます…。


すぐ役立つことばかりでは、得られないこと。ノーベル賞も?

大隅良典東京工業大栄誉教授が、ノーベル医学生理学賞を受賞しました!

あちこちで、今まで聞いたこともない「オートファジー」について、どれだけわかりやすく解説できるかを競っています。

病気の解明にも役立つ「基礎研究」に力を注いだ成果が認められての単独受賞でした。

大隅先生はインタビューの中で、「就活のようにすぐ役立つことではなく、役立つのは10年後、20年後、いや100年後でもいいからという気持ちで取り組むことが大切」と、若者にすぐ結果が出ることだけを求めない姿勢の大切さを伝えています。

確かに、大学で学生から相談を受けていると、「どんな資格を取ったら就職に有利ですか?」という質問とか、「リーダーやっておくと就職に有利だと思って」とか「就職に有利だと思ってこのボランティアに行ったんです」なんて話が出てきます。

もちろん結果として身についた力は自身の経験として伝えていけばいいのですが、私も、この考え方に、いつも引っ掛かりを感じていました。

何事も行動するきっかけは大切です。

でも、「これをやったから就職できる」と、役立ち感から行動を選ぶことばかりに注目しないで、「こんな経験してこんな力がついたのから、仕事でも活かしたい」と、行動の結果こそ活かしてほしいのです。

情報のあふれかえる今の時代、就職活動もノウハウを知ってサクッと乗り切る方が得?

でも、その時には無駄に思えても、後で振り返ると大切なことも多いです。目先の結果だけで自分の行動を決めていては、その大切なことは得られません。

だからこそ、そこにじっくり向き合うことができる人は尊いですね。

そんな大隅先生、ノーベル賞受賞おめでとうございます。


人が多いはずの名古屋なのに、世間は狭い?

名古屋近郊でキャリア支援の仕事に携わっていると、同じ方とまた顔を合わせる機会が本当に多いのです。

以前から仕事をされている方々に、「本当に世間が狭いよ」と言われてはいましたが、日々実感です。

先日も仕事の顔合わせの場で、一週間前に会ったばかりの方や、2年前にお世話になった方に再会しました。でも、以前会ったときには、また会うなんて考えてもいなかったんです。

他にも、話しているうちに共通の人や場が見つかるなんてこともよくあります。

「次にはまた仕事の場で会おうね!」と別れた方への、その言葉は社交辞令ではありません。仕事をがんばっている限り、いずれ会えるかな~と楽しみです。

そんな時思い出すのが、おばあちゃん子だった私が、祖母からよく言われた言葉。

「おてんとうさんが見てるからね」

誰も見ていないからいいんじゃないか、と気が緩みがちな時も、「おてんとうさん」は見ているからちゃんとしてないとね、と。

世間が狭いからこそ、そこでの仕事は常に誠実に、そしてご縁を大切に。見ている「おてんとうさん」に恥ずかしくないように、気持ちを引き締めて。