先日、セルフキャリアドック制度でお伺いしたお二人の女性のお話で実感したのは、女性こそより「長期的目線」でキャリアを考えることが大切だということ。
お一人目はまだ若いトリマーさん。
看板犬に迎えられての面談でした。
専門職ということもあり、働き方と結婚・出産といった人生の節目には密接な関係があります。
将来的に独立も考えられる仕事ではありますが、その道を選ぶのかどうかも大きな選択の一つ。
長期的な視点で考えてみることが大切です。
もう一人は宅地建物取引士の資格もお持ちの不動産会社にお勤めの方。
既に子供さんは高校生ですが、ご主人の転勤や子供さんの進学と、ご自身の思いとは異なる動きに巻き込まれ、仕事も生活もその状況に合わせてこられました。
働くことでのやりがいや充実感は大切でも、家族との生活も大切ですし、なかなか「自分の人生」に関する選択に踏み切れない場合も多いのです。
ただ、人生は長いのです。
「人生100年時代」とも言われています。
仕事か生活か、家族か自分か、という2択で迷うのではなく、両方ともバランスを取りながら選んでいくことも考えていきたい。
それに、そのバランスはずっと同じでなくてもいいのです。
例えば子供の成長に合わせて、家庭中心の時期、仕事に重点を置く時期と、バランスを調整していくこともできます。
大変な時はどうしても視野が狭くなり、目の前のことに手いっぱいになりがちですが、そんなときこそ、人生を長期的に見て、その将来のための小さな一歩を歩みだすことが大切です。
例え些細なことでも自分の意思で行動し始めることで、気持ちも前向きになり、「自分らしい人生」を感じることもできるのです。