子供だって、大人だって、うまくいかない時もある。

今日は9月1日。

夏休みが終わり新学期が始まるこの時期、自殺する子供達が多いということで、年々子供達へのメッセージが多く報道されるようになってきました。

学校へ通っている間は、学校の世界だけが全てだと思ってしまいがちですが、人生はそんなに小さな世界ではありません。

他の環境に飛び込めば、新しい人間関係ができますし、うまくいかなくても、何度でも何度でもやり直すことができます。

同じ自分のことを、ある環境では相手にされなくても、違う環境では評価されるなんてこともよくあることなのです。

一つの世界一つの観点だけでは行き詰ってしまうから、直線で進もうとすると生きにくい。

うまくいかなかったら他の所へと、ぐるぐると動き回りながららせんを描くように進めばいいのです。

時には逃げることも、また時にはひと休みすることも、長い人生の中では大したことない。

新学期を迎えた子供たちだけでなく、実はこれは働く大人たちにも言えること。

キャリアコンサルティングとしてお話を伺う中で、どうしても行き詰ってしまい、うまくいかない状況を話される方もいます。

その時、長期的な目線や他の視点で考えられるようになると、ふっと肩の力が抜けることも。

私もキャリアコンサルタントとして、そのお手伝いができるよう、日々心がけています。

「学校へ行きたくなかったらおいで」という図書館や動物園からのコメントのように、大人たちも行き詰ったりうまくいかなかったりしたら、いつもいる環境から離れ、違う角度から考える時間をつくることは大切です。

みんな、人それぞれにいいところがあるのに、いまちょっとそこが見えにくくなっているだけ。

自分を大切に、落ち着いたら、また歩き出せばいいのです。