長男のスマホを保留にする手続きのためにソフトバンクを訪れると、店頭に「ペッパー」が立っていました。
誰にも相手にされずさみしそうだな~と思って見ていると、キョロキョロとあたりを見回しています。
よく見ると、近くのテーブルでお客様に対して説明している店員さんの言葉を後ろから聞いている様子。
そして、店員さんの説明に合わせてうなずいています。
勝手に会話の輪に入って、人のやり取りを学習中でした。
このまま吸収していくと、知らないうちに対応能力が向上していくんですね。
仕事の世界でも、自動化するソフトウェアRPA(ロボテック・プロセス・オートメーション)の導入が進んでいます。
このソフトは、パソコンでの定型的なくり返し作業を、時間当たり人間の8倍処理できます。
このところ長時間労働が話題に上っていますが、労働時間の短縮のためには、ソフトの活用も有効な方策となります。
話題の電通も、年末までに導入して労働時間の削減を目指すとのこと。
こうして単純労働を見直すことで、労働生産性が向上し、働く意欲の向上も見込めるというのです。
ただ、効率化のために新しいことに臨むより、いつも通りの安心感を選んでしまいがちな保守的な日本の企業で、急速に浸透するのかどうか。
世界で1億人の知的労働者の仕事に取って代わる、という試算もどう受け止めるのか。
変動していく状況の中で、キャリアコンサルタントとして働く方たちのお話を伺いながら、共に進んでいくことになります。
帰りに店頭で私が笑ったら、こっちを向いたペッパーと目が合いました。
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