くれぐれも、交通事故には気をつけて。

最近、子供の交通事故が多いですね。

愛知県一宮市(近くです)で、ポケモンGOをしながら運転していたトラックが、小学校4年生の男の子をはねた話。

横浜市で、87歳の男性が運転する軽トラックが、小学校1年生の男の子をはねた話。

どちらも痛ましい話です。

朝「行ってきます」と言って出た子供がもう帰ってこない、という事実に、親御さんの気持ちを思うと、胸が痛みます。

私も姪っ子を、小学校2年生の3月に、交通事故で亡くしました。

今回は男性の運転する車による事故でしたが、姪っ子は同世代の女性が運転する車で、小学校の校門前の横断歩道で事故にあいました。

加害者の車には、その人の子供も同乗していました。

事故で身内を失った辛さと、自分も加害者になるかもしれないという怖さと、自分の子供も事故にあうかもしれないという不安に、とても気持ちが揺れた出来事でした。

うちの近所の交差点も事故が多く、見ていると、対自動車の事故では、歩行者と自転車の非力さを痛感します。

自動車の運転手は打ち身で済んでも、歩行者と自転車の人は命にかかわります。

交通事故は突然です。

今回の事故も他人事と思わずに、ハンドルを握るときは、くれぐれも気をつけて。


風習の世界では、男女の機会はまだまだ均等ではないのです。

私は、自分が女でよかった~とは思っていませんでした。

別に今話題のLGBTではありません。

育てられる間の周囲の言葉や反応からそう感じたのかもしれませんが、なんとなく、女で損した気持ちがありました。

最近はその気持ちは薄れ、私は私、と気にならなくなっていましたが、祖母の法事に出て、祖母の葬儀の時に「女って損だな」と思ったことを思い出しました。

私は、故人への思いが強い時こそ、お別れする出棺の時に何かしたくて、棺を担がせてもらえないかな、と思っていたのです。

でも当然「では、男性の方に…」となります。

「私も送りたいのに」と男じゃないことを悔やんだ瞬間なのでした。

実家は、男性が少ない女系家族で、その時は、夫と息子2人も棺を担いでくれました。

そうとなれば、大好きだった祖母を、夫と息子たちの手で送ることができてうれしかったのです。

しかも、自分が男だったら自分しかいないけど、女だったからこそ息子を2人産むことができたのだと思うと、不思議なものでした。

結局、何でも自分でやりたがりなところが、こんな場でも残念な気持ちを募らせているだけなのかも…。

以前に比べ、世の中男女の性差が出る機会は減ってきているし、みんなが「男も女もどっちもいい」と思う日も近いのかもしれないですね。


すぐ役立つことばかりでは、得られないこと。ノーベル賞も?

大隅良典東京工業大栄誉教授が、ノーベル医学生理学賞を受賞しました!

あちこちで、今まで聞いたこともない「オートファジー」について、どれだけわかりやすく解説できるかを競っています。

病気の解明にも役立つ「基礎研究」に力を注いだ成果が認められての単独受賞でした。

大隅先生はインタビューの中で、「就活のようにすぐ役立つことではなく、役立つのは10年後、20年後、いや100年後でもいいからという気持ちで取り組むことが大切」と、若者にすぐ結果が出ることだけを求めない姿勢の大切さを伝えています。

確かに、大学で学生から相談を受けていると、「どんな資格を取ったら就職に有利ですか?」という質問とか、「リーダーやっておくと就職に有利だと思って」とか「就職に有利だと思ってこのボランティアに行ったんです」なんて話が出てきます。

もちろん結果として身についた力は自身の経験として伝えていけばいいのですが、私も、この考え方に、いつも引っ掛かりを感じていました。

何事も行動するきっかけは大切です。

でも、「これをやったから就職できる」と、役立ち感から行動を選ぶことばかりに注目しないで、「こんな経験してこんな力がついたのから、仕事でも活かしたい」と、行動の結果こそ活かしてほしいのです。

情報のあふれかえる今の時代、就職活動もノウハウを知ってサクッと乗り切る方が得?

でも、その時には無駄に思えても、後で振り返ると大切なことも多いです。目先の結果だけで自分の行動を決めていては、その大切なことは得られません。

だからこそ、そこにじっくり向き合うことができる人は尊いですね。

そんな大隅先生、ノーベル賞受賞おめでとうございます。


人が多いはずの名古屋なのに、世間は狭い?

名古屋近郊でキャリア支援の仕事に携わっていると、同じ方とまた顔を合わせる機会が本当に多いのです。

以前から仕事をされている方々に、「本当に世間が狭いよ」と言われてはいましたが、日々実感です。

先日も仕事の顔合わせの場で、一週間前に会ったばかりの方や、2年前にお世話になった方に再会しました。でも、以前会ったときには、また会うなんて考えてもいなかったんです。

他にも、話しているうちに共通の人や場が見つかるなんてこともよくあります。

「次にはまた仕事の場で会おうね!」と別れた方への、その言葉は社交辞令ではありません。仕事をがんばっている限り、いずれ会えるかな~と楽しみです。

そんな時思い出すのが、おばあちゃん子だった私が、祖母からよく言われた言葉。

「おてんとうさんが見てるからね」

誰も見ていないからいいんじゃないか、と気が緩みがちな時も、「おてんとうさん」は見ているからちゃんとしてないとね、と。

世間が狭いからこそ、そこでの仕事は常に誠実に、そしてご縁を大切に。見ている「おてんとうさん」に恥ずかしくないように、気持ちを引き締めて。


「HAKUTO」で夢を現実に!

auのCMで「HAKUTO」を知りました。

世界10ヶ国以上16チームが参加して行なわれる、世界初の民間による月面ロボット探査の国際賞金レース「Google Lunar XPRIZE」

日本からは、これまた日本初の民間による宇宙開発チーム「HAKUTO」(ベンチャー企業「ispace」+東北大学+ボランティア)が挑戦しています。

宇宙好きだし息子も2人と、アニメ「宇宙兄弟」に入れ込んでいた私としては、「月でローバー!」とテンション上がって、早速サポーターズクラブへ入会してしまいました。

「宇宙兄弟」のムッタもヒビトも、あのイチローも(才能はありますが…)、幼い頃からの思いへ向かい続け、夢を現実にしています。

もともとの才能だけでなく、思い続け、努力し続けた人こそが夢を実現できる。

その話は、才能という自分の努力の及ばないものだけが結果を決めるわけではない、という、とても可能性のある話です。

人にはもちろん適性もありますが、それだけがすべてを決めるのではなく、目標へ向けて努力することが成果に繋がると信じ、進み続けることこそが大切だと。

それは、なにも、幼い頃からの夢に限らず、大人になってからの目標についても言えます。

だったら、あとはどう思い続け、努力を続けるかですね。

う~ん、そちらの方が、なかなか…。

でも、月にローバーを走らせるなんて、夢ありますよね!

FullSizeRender 7


大学の就活事情、いまむかし

私が大学生のころの「就職課」は、就職が決まったら報告へ行くところ、といった認識でした。

私が就職活動をしたのはちょうどバブルがはじける直前で、拘束という名の豪華食事接待もある時代でした。男の同級生達は、実家に泊まって地元で活動しつつ、面接の交通費を下宿から申請して稼いだり(やっちゃだめですよ)、内定数を自慢したりしていて、ほんと、氷河期の学生さん達には申し訳ない売り手市場でした。

当時は、下宿に電話帳のような分厚い就職情報誌が箱に入って送られてきました。その中に閉じこまれたハガキをせっせと書いては、資料を請求したり、セミナーに応募したりすることから、就職活動は始まりました。

男子学生の中には、背の高さほど情報誌が送りつけられていた人もいましたが、当時はまだ女子学生はお呼びでない企業も多く、私の下宿には、男子学生の3分の1にもならない量しか送られてきませんでした。

中には、私の名前を見て男と間違えて電話してきて(男女どちらもいる名前なんです)、「女の方でしたか…」と電話を切る失礼な企業(N証券)もあったくらいです。

と、いろいろありながらも、当時はほとんど自分達で活動していましたね。

ところが今は、各大学が在学生の就職活動に向けて、各種セミナーや相談できる環境を整えています。特に私立大学では、就職状況を大学を選ぶ目安にしている父兄も多く、大学志望者を増やすためにも、手厚いサポートが準備されています。

それに、2013年度の調査では、今や大学では、「キャリア教育」が授業の教育課程内で99.1%、課程外で93.0%も実施されているとのこと。

つまり、キャリアを学ぶことが単位になっているわけです。必須科目になっている大学も半数に上ります。

勤労観・職業観の育成とか、社会人基礎力を育てる授業とか、企業関係者の講演とか、内容も様々工夫されています。

早期離職を減らすため、であったり、自分らしいキャリアを考えてもらうため、であったり、私が大学生だった頃はじっくり考えてもいなかった内容について、学生と社会を繋ぐ教育として、今まさに、盛んに取り組まれています。

そんな流れの中、23日に「キャリア教育実践講習」が名古屋でも開かれており、私もキャリア教育の授業プログラム作成について学んできました。

授業プログラム集もいただけたので、より具体的なイメージが湧きました

IMG_1068

ちなみに、私が新卒で就職した法人は、内定者拘束のために内定者同士でバンドを組ませ、レッスン2回を経て内定式でライブをやるという、まぁなんとも変わったところでした。

それでも内定式当日、ギターがいないとか、キーボードがいないとか、辞退してこなかった人もいましたね。

そんな時代も懐かしい…。


どんな場所で話をしたい?

私は、今まで面談は、大学の就職支援を中心にしてきましたが、フリーとなって個別のキャリアコンサルティングもするようになりました。

そうなると、雇われているのとは違い、面談場所の設定から相手との連絡など、全てを自分で責任を持ってすることになります。

自分のオフィスがある訳ではないので、個人情報を含めた話が漏れないよう、面談場所には自然と慎重になります。

クライアントさんの利便性や場所の雰囲気も考えないといけないし…。

やはり実際に見て確認することにこだわった私は、歩く歩く。

今や発展めざましい名古屋駅を中心に、伏見駅周辺まで検討中です。

話を聴いてもらいたいというクライアントさんの気持ちに応えるべく、誠意ある対応のできる場所を選んでいます。

IMG_1047   ちょっとひと休み。


2020年の「新テスト」で変わること

今日は、キャリアコンサルティング技能士の支部会へ初参加しました。

今回は、「2020年大学入試改革で変わるジェネリックスキルの育成」という内容で、(株)リアセック代表の松村さんの講演でした。

大学入試改革と言えば、2020年度から「センター試験」が「新テスト」になる予定です。ちょうど、今の中学2年生から「新テスト」ですね。

今までのマークシート式だけでなく、国語と数学では、短文記述式(数十文字程度)も実施される予定です。

「新テスト」の評価内容に引っ張られて、教育内容が向上するのは大歓迎です。

でも、その対策は学校内では無理…と、学外で塾などに通える人だけが成果に繋がるようでは、またまた格差も広がり、本末転倒になってしまいます。

今でも突出した能力のある学生は、AO入試・推薦入試等で別の進み方をしている訳ですし…。

「新テスト」で変えようとしている判断基準も大切だとは思いますが、それぞれの学生に対して学校での教育内容が充実することや、社会が人のいろんな力を認め、受け入れることの方がもっと大切です。

まあ、今のところ、まだ決まっていない部分も多いので、今後の展開を見守っていきたいです。

うちの子供達は関係がなく、ノーマークの話題でした。勉強になります。


じぶんのフタを、開けてみよう。

「オロナミンC」のCMに関ジャニ∞が出ています。

ひと昔前には、読売巨人軍の選手たちが、「オロナミンCは、小さな巨人です!」と言ってたのに…(古いっ)

「じぶんのフタを、開けてみよう!」

関ジャニメンバーが、元気や勇気をもって、自分のやりたいことに踏み出していくのを応援しています。

「無理」と「挑戦」は紙一重、いえ重なっています。

もちろん、同じ内容でも、人によってどちらが当てはまるかは異なります。

でも、年をとっても筋肉は成長し続けられるように、年をとっても「やりたいことに踏み出す」その気持ちは持ち続けたいです。

どうしても、年齢を重ねると、「安定」「安心」を選びがちです。その重みも十分身に染みていますし…。

ただ、自分にフタをしているのは、自分です。

だから、自分のフタを取ることができるのも自分なのです。

自分だからこそ、自分のこと信じてやってみる。

なんか、意外とできちゃうかも。

「やらんより、やって後悔したほうがましやで」って、関ジャニの村上くんも言ってるし。


「人と関わる」ことがマンションの資産価値も上げる?

マンションの管理の在り方を取り上げたテレビ番組を見ました。

住民の方々が、東日本大震災をきっかけに、管理会社に「お任せ」していた管理にしっかり関わることで、その安心感に入居者が増加し、人との関わりがマンションの資産価値をも上げているという話題でした。

自動販売機を入れ替えるにも、住民が喜ぶ内容かつ利益が上がる業者を選ぶ。また、共有のバーベキュースペースの整備では、利用価値の高い内容を業者と交渉し、予算が足りなければ自分たちで整備の一端を担う。

現実には、こうした活動への参加は疎まれがちです。

私の住む地域でも、昔は賑やかだった子供会の参加者は激減し、地域の活動を少ない人数の参加者が担う悪循環に入っています。

要するに面倒くさいですよね。仕事じゃないから収入に繋がらないし、いろんな価値観の人が関わってうまくいかないときもありますし…。

私も、子供が小さい頃は、下っ端ながら、小中学校と子供会の役員を引き受けていました。

その中で、世の中いろんな人がいることも実感し、誠意を持って参加協力しつつも、振り回されない感覚も身につけたような気がします。でも、この活動に参加しなければ出会わなかった地域の方々と、その方だからこそ知る地域のこぼれ話を教えてもらうこともありました。

人と関わることは、人として必要な行動です。そして、エネルギーがいるからこそ、自分の中にも得るものが大きいのです。

変わりばえのしない自分になんとなく気持ちが乗らないなら、ほんの少し、今まで関わっていない人と関わってみませんか?